エリンジウムの育て方

エリンジウムの育て方

エリンジウムはセリ科のヒゴタイサイコ属の植物です。同じヒゴタイサイコ属の植物にはE.maritimum やオオバコエンドロなどがあります。なお、オオバコエンドロはハーブとして利用されています。エリンジウムの生息地は中央アジアから地中海、南北アメリカととても広く分布していますが、高温多湿に弱いため、日本では自生していません。

育てる環境について

エリンジウムは高温多湿に弱く、日本では夏に枯れやすい植物です。秋から初夏までが育てやすい時期と言えます。日当たりの良い場所で育てるのがおすすめですが、夏は遮光した方がよいでしょう。乾燥に強く、ジメジメとした湿気のある場所は苦手です。

つまり日当たりがいいが乾燥した場所が最適です。エリンジウムにはヨーロッパ原産のものとアメリカ原産のものがありますが、ヨーロッパ原産のものは特に高温多湿に弱いものが多くなっています。しかし、プラナム種は比較的高温多湿にも強くなっています。

アメリカ原産のものは耐暑性に優れていますが、半耐寒性のものが多くなっています。原産地により、その耐暑性や耐寒性が異なりますので、注意が必要です。栽培中の作業としては、支柱立てがあります。開花期である6月、7月は日本では梅雨の時期になるため、雨が多くなり倒れやすくなるからです。

綺麗な花を楽しむためにも、6月までに支柱をたてておくことをおすすめします。そして、花が咲き終わったら、その花を摘み取る作業もあります。花が咲き終わると茶色く変色しますので、茶色い花があったら花摘みをしましょう。

また、蒸れ防止として風通しをよくすることも肝心です。風通しがよいかどうか定期的にチェックをする必要があります。エリンジウムの育て方において、日本では夏がキーポイントになります。栽培時のポイントである、高温多湿を避けるという点を意識して栽培しましょう。

種付けや水やり、肥料について

タネまきや植え付けは春と秋、年に2回チャンスがあります。ホームセンターや園芸店でタネが苗を購入して植えましょう。苗の場合には、植え替えに注意が必要です。セリ科の植物のため直根性の植物となっているためです。直根性の植物は移植を嫌います。

植え替えの際には、根を傷めないように注意して移植を行う必要があります。タネの場合には、まだ根はありませんので、その注意は必要ありません。しかし、芽が出て移植する場合には同じように注意が必要です。春に植えても、秋に植えても、6月から8月いっぱいの間、花を楽しむことができます。

早く花を見たいという方は春に植えることをおすすめします。水やりについては、鉢植えの場合は用土が乾いてきたら、たっぷりと与えます。毎日鉢の様子を観察して、用土が乾いているかどうかを確認する必要があります。用土に湿気が感じられるときは、

水やりの必要はありません。つい、毎日水をあげたくなりますが、必要以上の水を与えないように注意をしましょう。梅雨の時期は、湿気が多いので、雨の当たらない、軒下などに置くのがおすすめです。軒下以外にも雨に当たりにくい場所であればどこでも大丈夫です。

ビニールハウスがあるという方は、ビニールハウスでもよいでしょう。屋外にそのような場所がないという場合は、屋内の涼しい場所に置くのもおすすめです。肥料は春と秋に化成肥料を施します。夏の高温期にはこの肥料が残っていないのがよいとされています。

増やし方や害虫について

エリンジウムのふやし方はいくつかあります。まず、タネまきをしてふやす方法があります。タネは園芸店などで購入しましょう。タネをまくのは20℃以下の気温がよいとされています。高温化では発芽しません。そのため、夏場はタネをまくのを控えましょう。

春か夏に、鉢か庭に直接まきます。他の方法としては、苗を利用する方法があります。品種によっては、組織培養によって増殖しているものもあり、その場合、苗でしか栽培を開始することができません。タネでふやすことはできないのです。市販の苗を購入してふやしましょう。

なお、タネとして売られている品種も苗で購入することも可能です。また、プラナム種など根伏せでふやすことが可能な品種もあります。根伏せをしたい場合には、元気そうな株の根の途中を切り取って、新しい用土に植え替えましょう。そうすることふえていきます。

なお、エリンジウムには注意の必要な害虫や病気はありませんので、病気や害虫に気を配る必要はありません。害虫と病気という観点からは、とても育てやすい品種となっています。害虫対策に必要な駆除剤も必要ありませんので、植えてしまえば、リーズナブルに栽培することができます。

ただし、多湿を嫌う性質があり、用土に水分が多く含まれた状態が長く続くと根腐れをすることがあります。根腐れをしてしまっては、花が枯れてしまいます。根腐れを避けるために、乾燥した場所に置き、用土は過湿をさけるようにしましょう。

エリンジウムの歴史

エリンジウムはセリ科のヒゴタイサイコ属の植物です。同じヒゴタイサイコ属の植物にはE.maritimum やオオバコエンドロなどがあります。なお、オオバコエンドロはハーブとして利用されています。エリンジウムの生息地は中央アジアから地中海、南北アメリカととても広く分布していますが、

高温多湿に弱いため、日本では自生していません。園芸店ではエリンギウムやエリンジュームなどとも呼ばれています。園芸店で苗を買う場合にはこのような名前で探してみましょう。切花やドライフラワーでも人気の高い花となっています。花束やフラワーアレンジメントでもよく利用されています。

ヨーロッパにおいては、常に人気のある品種で数々の有名なガーデンに植えられていることでも知られています。本格的なイングリッシュガーデンには欠かせない植物となっています。イギリスのバッキンガムシャーにあるチェニーズマナーのサンクンガーデンでも、

ダリアなどとともに植えられています。海外で有名なガーデンを訪れた際には、エリンジウムが植えられているかを確認するのも楽しいかもしれません。また、日本でも古くから栽培されていて、松笠アザミと呼ばれ親しまれてきました。

環境が合うと、寒さに強くこぼれ種でも増えていくので、一度植えると次々に美しい花を咲かせてくれます。また、エリンジウムの花言葉は秘密の恋、光を求める、無言の愛などとなっています。その花言葉はロマンチックなものなので、恋人に送る花束に入れてみることをおすすめします。

エリンジウムの特徴

エリンジウムの花は金属質の光沢があるのが特徴で、そのユニークな形状から人目を引きつけてきました。球状に小さな花が集まり、その周りに刺のある苞が広がっています。花の色は青や緑、白などとなっています。分枝して多くの花をつけるものも多く、

花の周りにある苞のトゲトゲからシャープな印象のある花となっています。実は、エリンジウムには230種もあり、大きさや草丈はバラエティに富んでいます。草丈は10cmのものから200cmのものまであるのです。日本で最も多く園芸用として栽培されているのは、マツカサアザミです。

園芸店で購入する場合はマツカサアザミをおすすめします。なお、花は青色で美しいのですが、古い花は茶色く変色し残ってしまいます。花だけでなく、茎や苞も青く色づいて長持ちするのでドライフラワーとしても人気があります。実は生花の段階でも花は乾燥したかさかさした感じとなっています。

つまり、ドライフラワーにしてもそんなに印象が変わらないのです。また、葉は剣状か長楕円形で、葉の周りは緑がギザギザとしています。なお、エリンジウムは常緑の多年草ですが、通常は1~2年草として扱われています。寒さには強いのですが、高温多湿に弱くなっています。

そのため、冬はそんなに気を使わなくても大丈夫なのですが、夏は温度や湿度に気をつける必要があります。夏を越せれば、複数年栽培することが出来ます。もともと多年草ですので、是非夏越しをして複数年栽培することをおすすめします。

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