ミズナ(キョウナ)の育て方

育てる環境について
プランターを使用すれば30日くらいで収穫することが出来ます。気軽に栽培することが出来る野菜です。1年中栽培することが出来る野菜で、あまり寒い場所や暑さが厳しい場所では適しませんが、家の中で栽培することが出来ます。生育適温は10~25℃が適温で、室内もしくは軒下などでプランター栽培する場合は、温度調整が簡単なので1年中栽培することが出来ます。
ミズナが乾燥を嫌う野菜なので、土が乾燥している場合はたっぷり水をあげましょう。また保水性があり、排水の良い場所を好む為、しっかり管理しましょう。また、連作を嫌うので、1~2年あけて栽培するようにしましょう。冷涼な環境を好むので比較的風通しの良い場所で育てていきましょう。
あまり暑い場所で育ててしまうと、土が乾燥してしまい生育不良を起こしてしまう可能性があります。あまり寒い環境に置いてしまうと上手く育たなくなってしまうので、プランターなどで育てている場合は家の中などに移しましょう。それほど大きな環境の変化がない土地であれば、比較的簡単に育てる事が出来ます。
初心者にも育てやすい野菜になるので、是非育てて収穫を楽しんでみましょう。ミズナは収穫すれば生でもおいしく頂く事が出来る野菜です。そんな野菜を自宅で栽培すれば、より一層おいしく頂けるのではないでしょうか。是非家族みんなでチャレンジしてみましょう。量も割と多く収穫することが出来るので収穫の時期が楽しみになるでしょう。
種付けや水やり、肥料について
種まきの時期は、9月~10月になります。プランターに深さ1cm程の溝を2列作り、8cm間隔で種を5~6粒置いて周囲の土をかけていきましょう。上から軽く押さえる程度にし、水をまんべんなくかけていきます。水やりは成長に合わせて出来るだけ午前中に行い、夕方には土が乾いた状態になるようにしていきましょう。種を蒔いた後、3~4日で芽が出てきます。
1週間くらいすると双葉が開いて本葉が出始めます。いくつか芽が出てきたら間引いていき、1週間後を目安に、液体タイプの肥料を薄めて与えていくと良いでしょう。また、ミズナは水を多く必要とする野菜なのでたっぷりとあげていきましょう。寒い季節に育てる場合はプランターや鉢植えの場合、室内に入れるか、プランターや鉢全体をビニールなどで覆うようにしましょう。
大きく成長させたい場合は、株間をしっかりと取り、一株一株にたっぷりの養分を確保してあげる必要があります。一株4~5キロの大きな株にしたい場合は、秋や冬に栽培すると問いでしょう。種付けは、9月中旬ごろに行うのが最も良い時期です。夏の高温期は間延びしてしまうことが多く、
本葉が3~4枚出ている時期であれば再度間引きしても良いでしょう。追肥する場合は、本葉が5枚くらい出た時期に行い、その後は天候や土の状態を見ながら追加していきましょう。水やりも、土の乾燥の度合いを見ながら行うと良いでしょう。それほど慎重に育てる必要はありませんが、極端な寒さや暑さには注意しましょう。
増やし方や害虫について
ミズナはウィルスにあまり強くありません。また、害虫が非常に付きやすい野菜になるので注意が必要です。アブラムシやアオムシ、コナガ、ハモグリバエなど害虫がよってきやすい野菜です。その為、防御する為に防虫ネットなどを使用し、害虫の侵入を防ぐようにしましょう。ミズナのようにアブラナ科の植物は虫が大変付きやすくなるので育てる場合は注意しましょう。
防虫ネットを使用する場合は、種を蒔いた直後から収穫するまで使用する必要があります。害虫が付かなければ農薬など薬品を使わなくてもしっかり育てる事が出来るのでお勧めです。ミズナは収穫する際、根を残し根元から少し上、5cmくらいのところを収穫するとまた生えてきます。また、種を収穫すればどんどん増やす事が出来るのでお勧めです。
秋や冬に植えると種を収穫することが出来るので是非種を収穫してみましょう。比較的収穫しやすく、しっかり育てる事が出来る野菜ですが、虫に食われてしまうとせっかくの野菜がだめになってしまいます。そうなってしまわないように、定期的に葉をチェックしましょう。家庭菜園でどんどん増やせば、たくさん収穫することが出来ます。
また、長い期間おいしく食べる事が出来るので大変良いでしょう。体にも大変良く食べれば体も元気になる事が出来ます。また部屋の中で育てれば、観葉植物の様にも見えるので、見るだけでも楽しむ事が出来ます。育て方も簡単なので、上手に育ててたくさん頂きましょう。
ミズナ(キョウナ)の歴史
ミズナは関西では”ミズナ”、京都では”キョウナ”と呼ばれる山菜です。原産地は京都になり日本固有の野菜になります。ビタミンCやカルシウムが豊富に含まれており、栄養が万点でサラダなどにして食べるとたいへんおいしく頂く事が出来ます。実はこのミズナ、全国で普及したのは平成に入ってからなのでごく最近のことなんです。
日本原産の野菜で平安時代にはすでに京都周辺では栽培されていました。肥料や農薬も要らず、水だけで育つことから、「水菜」と呼ばれるようになったようです。元々は京都周辺でしか食べられていませんでしたが、埼玉県がハウス栽培を始めた事がきっかけで全国に広がっていきました。古い文献にも”ミズナ”は載っておらず、
はっきりとわかるものでは、1645年に刊行された「毛吹草(けふきぐさ)」で、山城の名産品として”ミズナ”と書かれていました。その為、いつからある植物なのかなかなか断定が難しい山菜になります。深山の澄み切った湧き水の流れる所などを生息地とし、わりと水気のある所を好む山菜です。最近ではスーパーなどでも売られており、
簡単に手に入れる事が出来る山菜で、しゃきしゃきとした歯ごたえが新鮮さを感じさせてくれます。今では良く口にする事が出来ますが、つい最近まで関西方面でしか食べられていなかったとは驚きですよね。比較的育てやすいものになりますから、家庭菜園などでも人気が高い山菜です。是非自宅で育ててみましょう。
ミズナ(キョウナ)の特徴
葉の繊細なギザギザが水菜の特徴です。その他、葉のギザギザしている形がヒイラギの葉に似ているので”柊菜(ヒイラギナ)”、株の部分から何本も枝分かれして生えているので”千筋菜(センスジナ)”と呼ばれることもあります。葉や軸の部分は薄い緑色をしており、茎が細長く葉は群生しています。大きいものになると周囲が1メートルになるものもあります。
また、寒さに大変強い山菜で、霜に当たった物は柔らかくなりおいしくなります。スーパーなどで見かけるミズナは小株ですが、本来のものは大変大きな株になります。大きなものを品種改良して売られています。暑さや寒さにも比較的強い山菜なので、1年中栽培することが出来ます。葉が一番柔らかいのは1、2月なので秋植えにすると一番おいしく頂く事が出来るでしょう。
生でもおいしく食べる事が出来ます。しゃきしゃきとした歯ごたえが特徴で、他の野菜とはまた違った食感が人気になっています。大株に育てると一株で葉の数が数百枚にものぼり重さが4kg以上になるものもあります。虫がつきやすい野菜なので、出来るだけこまめにチェックしていきましょう。
プランターや鉢植えなどでも栽培することが出来、家庭菜園としても人気が高い野菜です。是非家庭で栽培してみましょう。増やす事も出来るので、挑戦するのも良いですよね。色々な料理法があるので、栽培しておけば重宝します。スープなどにも使用することが出来るので、食卓をにぎわしてくれるでしょう。
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