トウモロコシの育て方
トウモロコシの育て方
トウモロコシは高温を好み、栽培適温は25~30度とされています。また、遅霜に当たると枯れてしまうので、トウモロコシの種まきは気温が安定してくる4月上旬から5月下旬に行います。まき方は、幅75cmの畝に株間30cmで2列まきにします。1穴には3粒ずつ種をまきます。
元肥の目安は、1平方メートル当たり堆肥2kg、粒状肥料350g、苦土石灰100gです。種まきの2週間前にはこれらをまいて良く耕しておきます。トウモロコシは肥料の吸収力が強いので、前作の肥料が残っているようなら元肥の量を減らしても構いません。
トウモロコシの栽培時の注意点
発芽初期は鳥に食べられやすいので、防鳥ネットなどを使って鳥から守ります。発芽揃いしたら防鳥ネットは取り除きます。発芽して草丈が10cm程度になったら、生育の良い2本に間引きし、根元に軽く土寄せをします。草丈が20cm程度になったら、生育の良い1本に間引きし、土寄せをします。
そして、水の代わりに1000倍に薄めた液体肥料を追肥として1週間に1~2回施します。草丈が50cm程度になると株元からわき芽が発生するので、この頃に以前と同様に追肥をします。また、株が倒れるのを防ぐために土寄せをしておきます。
トウモロコシは土が乾燥すると実が肥大し難くなるので、雨が降らずに土が乾燥している時は水を多めにまくことが大切です。また、以前はわき芽は取るのが一般的でしたが、最近の研究では、収穫量に影響がありませんし、株の倒伏を防ぐ効果もあるとわかったので、そのまま放置しておくのが一般的になっています。
トウモロコシの栽培中にアブラムシが発生すると、生育が阻害されてしまいます。ですので、ベニカマイルドスプレーやアーリーセーフなどの殺虫剤を散布して、発生初期のうちに退治しておくことが大切です。また、アワノメイガが発生すると若い実が食害を受けてしまうので、ベニカS乳剤や三明デナポン粒剤5などの殺虫剤を散布して被害を防ぐことが大切です。
トウモロコシの収穫に向けて
株の先端に雄穂がつき、花粉が出るようになったら、株を揺らして雌穂に受粉させます。雌穂は1株当たり2~3本出てきますが、1番上の雌穂だけを残して他の雌穂は取り除き、1株に1果だけ実らせるようにします。
収穫の適期は、雌穂が出てから20~25日です。実の先端の毛が褐色になるのが目安となります。また、トウモロコシは収穫すると糖度がどんどん低下してしまうので、収穫後はなるべく早く食べたほうがおいしいです。
トウモロコシの育て方など色々な植物の育て方に興味がある方は下記の記事も凄く参考になります♪
タイトル:トウモロコシ(スイートコーン)の育て方
-
-
イチゴノキの育て方
マドリードの旧市街の中心地には、「プエルタ・デル・ソル」(太陽の門)と呼ばれている広場が有ります。この広場はスペイン全土...
-
-
インドゴムノキ(Ficus elastica)の育て方
日本でも一部の温暖な地域では戸外で育ちますが、寒冷地では鉢植えで育てます。ミニサイズの鉢から大型のものまで、様々な趣のあ...
-
-
フウトウカズラの育て方
フウトウカズラの特徴について書いていきますが、まずは分布地域について触れて起きます。分布地域としては関東以西の暖地に広く...
-
-
ミヤマキンバイの育て方
バラ科のキジムシロ属であり、原産国は日本や韓国、中国の高地になります。日本では、北海道から本州の中部地方にかけて分布して...
-
-
八重咲きコンロンカ(ハンカチの花)の育て方
またハンカチの花という名称もあり、遠くから見るとハンカチがたくさん舞っているように見えるのでハンカチの花と命名されたとい...
-
-
クレピスの育て方
クレピスは学名で、モモイロタンポポ(桃色蒲公英)というキク科の植物です。ただし、クレピスの名前で呼ばれることも多いです。...
-
-
サンビタリアの育て方
サンビタリアは北アメリカの南から中南米を中心にした地域に自生していて、現在発見されているものは7種類であるとされています...
-
-
ガジュマルの育て方
原産地からもわかるように亜熱帯地方を生息地とする、クワ科の常緑高木です。沖縄ではガジュマルを「幸福をもたらす精霊が宿って...
-
-
梅(ハクバイ)の育て方
梅は非常に色が豊富です。濃いピンクがありますがそれ以外には桜のような薄いピンクがあります。白っぽいピンクから真っ白のもの...
-
-
ゲッケイジュの育て方
英語ではローレル、フランス語ではローリエ、日本語では月桂樹と呼ばれています。クスノキ科の常緑高木植物で地中海沿岸の原産と...




トウモロコシの育て方のポイントは、日当たり・通気性・水はけが良い場所を選ぶことと、花粉が雌穂にたくさんかかるように株を複数列で栽培することです。これを守れば、初心者でも比較的簡単に育てることができます。