トケイソウの育て方
トケイソウの育て方
日当たりと水はけのよい場所と、肥えた土を好んで生育します。丈夫なため、栽培に適した環境の場所ならばそれほど気をつかわずとも育ちます。鉢植えで楽しむことができる他、庭植えにすることで、トケイソウの魅力がより楽しめます。
庭植えにすることで盛んに育ち、長く伸びたつるを誘引して生垣づくりに利用することもできます。品種にもよりますが、開花時期は早いものでは5月から、大体10月頃まで楽しむことができます。肥料は窒素分を多めに、春から秋の生育期にかけて二か月おきに固形肥料を与えます。
実を楽しむ品種には、とくにたっぷりと肥料を与える必要があります。生育の悪い冬には肥料を与えないようにします。寒さに強い種類は関東南部でなら戸外で越冬することも可能ですが、霜よけなどをしてやるとより安全に越冬できます。耐寒性の低い種類に関しては、晩秋から冬の間は鉢植えにして屋内にとりこんでやる必要があります。
1年中、日光を好むため屋内にとりこんだときは育て方に注意しましょう。やや悪条件な場所でも栽培は可能ですが、日当たりの良い南側の窓際に置くなど、最適な置き場所を考えましょう。日当たりがうまくコントロールできない場合は、あたたかく明るい日差しの入る時間帯だけ日光浴させ夜間は屋内に取り込むという手もあります。
鉢植えにした場合は、1~2年に1度程度植え替える必要があります。生育旺盛な根は、鉢を割るくらい盛んに育つことがあります。植え替えを怠ると生育が悪くなるばかりでなく、立ち枯れを起こすことにもつながってしまいかねません。鉢植えから庭へ植え替える場合には、4月~6月頃に行います。
栽培中の管理で注意したいこと
育て方の注意として、適宜花がら摘みを行い、実ができる速度をコントロールする必要がありますが、実を楽しむ品種のものはこの限りではありません。また、生育旺盛なつるが伸び放題になってしまわないように栽培する必要があります。
せっかく美しい花を咲かせても、伸び放題では見栄えがよくありません。ポールや壁面、生垣などに誘引させてトケイソウの美しさをより引き出すよう栽培しましょう。つるが伸びすぎると、花や実がつきづらくなることがあります。伸び過ぎたトケイソウのつるは、適度に切り戻しを行うことが、美しい育て方のコツです。
剪定は弱剪定が基本です。新芽が伸びだしてきた初夏頃に、多くの花芽をつけさせることが目的で剪定を行います。剪定はいつでも可能ですが、つるの先端に花芽がつくという特性があるので、タイミングを誤ったりあまり大胆に切りすぎると花が咲かなくなることも考えられます。
丈夫で育てやすい一面もありますが、極端に乾燥した場所では生育は難しくなります。
春~夏の生育期はとくに水切れを起こさないよう注意する必要があります。乾燥しすぎると、カイガラムシやハダニなどの病害虫を発生しやすくさせる原因にもなります。水やりの際には茎や葉の裏表にもたっぷりと水をかけて、病害虫を予防するとよいでしょう。
鉢植えにした場合はとくに水切れを起こしやすいので、注意が必要です。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えるようにしましょう。真夏の時期には、朝やった水が昼にはもう乾いてしまうことがあります。よく晴れた日の日当たりが強すぎる時間帯は、とくに注意しましょう。
鉢植えならば、日当たりが強すぎる時間帯は軒下などに移動させるとよいでしょう。庭植えで移動できない場合は、すだれなどを利用して日が当たり過ぎないようにしておくなどすると安心です。
冬に屋内で育てるという場合には、水のやりすぎは根腐れを起こす原因になります。与え方には注意が必要です。土の表面を見て、乾いていたら水が鉢底からあふれ出るぐらい与えるようにしましょう。
トケイソウの増やし方について
トケイソウは品種によっては、種から育てることが可能です。クサトケイソウという種類のトケイソウは種付けをして育てることができます。種付けをして増やすほかにも、挿し木で増やすことができます。
挿し木の適期は初夏から夏にかけて行います。湿度と温度が適度にある方が成功しやすいです。生育がよく太いつるを選び、2~3節ごとに切り根の方の葉をとりのぞいてしっかりと土の中にさします。根付くまでは、明るい日陰で管理すると良いでしょう。
種付けは4月~5月頃に行います。種付けするためには種を採取するか、購入する必要があります。自分で育てた植物の種を採取し、増やしていくことは園芸における大きな楽しみ方の一つだと考えられます。
クサトケイソウの種は大きいため、簡単に採取することができます。気候が充分あたたかくなってから、ポットにまくか、じかにまきます。25度程度あると、発芽しやすいでしょう。庭植えにしている場合、繁殖力が強い品種だと雑草のように勝手に増えすぎてしまうことがあります。
トケイソウの歴史
原産地は、北米、ブラジルやペルーなどの熱帯アメリカです。パラグアイでは国花とされています。現在、園芸に適した品種として知られている多くの種類は、南アメリカの森林地帯からやってきたものです。
各地の種を使用して品種改良や交雑が行われてきました。亜熱帯や温暖な気候を生息地としていますが、品種改良によって戸外でも越冬できる種類が誕生しています。日本に初めてやってきたのは、パッシフローラ・カエルレアという品種です。
トケイソウには様々な品種がありますが、日本名で時計草というと、一般的にはこの品種をさすことが多いです。日本に渡来した時期は江戸時代中期といわれています。それ以降、日本でも鑑賞花として園芸愛好家の間で広く親しまれてきました。
欧米では「キリストの受難の花」と、いう意味を持つことで知られています。これは、16世紀頃に南アメリカに派遣された宣教師が、この花を見つけたときに花を真上から見たときの様子が、十字架にはりつけにされたキリスト像のように見立てたことが由来しています。
同じトケイソウ科の植物で、食用に適した果実をつけるものを「パッション・フルーツ」と、呼びます。これは、情熱という意味ではなくキリストの受難を表す意味の「Passion」が由来しています。
パッション・フルーツは、味ばかりでなく、鎮痛作用や血圧を低下させる効果が期待されるとして、健康面でも注目を集めています。日本では沖縄で主に栽培されています。パッションフルーツをつける果樹はクダモノトケイソウと呼ばれ、すべての品種が食用に向いているわけではありません。
こちらのパッションフルーツの育て方も詳しく書いてありますので、凄く参考になります♪
トケイソウの特徴
花びらやおしめとめしべの様子が、まるで時計の文字盤のように見えることからこの名前が付きました。日本に渡来した当時の和時計には秒針がなかったため、三つに分かれためしべの様子が、この和時計そっくりの姿に見えたといいます。
トケイソウには膨大な品種があり、全世界に約400種類以上もの品種が存在しています。
一般的によく知られているトケイソウは、パッシフローラ・カエルレアと呼ばれる品種です。花の大きさは10cmほどで白と青のコントラストが美しく、トケイソウの代表品種として名高い種類です。
低木に分類されるものや、蔓性草花として分類されるものなど、その姿かたちは品種によって様々なものがあり、その性質もそれぞれ異なります。丈夫で成長が早いため、鉢植えで楽しむほかに庭植えにして垣根や棚を作ったりすることにも向いています。生育が旺盛なため、寄せ植えにするより単独での栽培に適しています。
下記の記事も詳しく書いてありますので、凄く参考になります♪
タイトル:エキナセアの育て方
タイトル:トケイソウの仲間の育て方
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