家庭菜園で甘くておいしいトマトを作る方法
トマトを栽培する前に知ることとは?
このフルーツトマト、トマトの品種と勘違いされている方が多いようですが、実はフルーツトマトはトマトの品種ではなく、糖度の高いトマトのことをフルーツトマトといいます。一般的なトマトの糖度が約6%なので、8パーセント以上だとフルーツトマトと呼ぶことが多いようです。
甘くておいしいトマトを楽しく作れて、食べられる。このような理由から人気が高いようですが、実際に栽培となると、根腐りを起こしてしまったり、おいしいトマトができなかったりと、うまく栽培できないことも多いようです。
しかし、これはトマトのことをあまり知らずに栽培してしまったからで、基本を知れば誰でも甘くておいしいトマトを栽培することができます。ここで、トマトを育てる前に知っておいてほしいことがあります。
トマトの特徴
それは、トマトという植物は南アメリカのアンデス山脈原産の植物であり、雨の少ない乾燥しがちな土を好むということです。植物を育てる際、どんな植物でも、水や肥料はたくさんあげた方が良いと勘違いされている方が多いようですが、水をやりすぎると根腐りを起こす原因となるため、水は与えすぎないようにしましょう。
また肥料のやりすぎも、枝や茎に異常を引き起こす原因となるため、あまり与えすぎないようにしましょう。元肥を入れておけば、追肥はほとんど必要ではありません。では、実際においしいトマトの育て方を説明していきます。
トマトの育て方
トマトは苗から育てます。苗を選ぶ際は葉の色が濃く、全体的に力強い苗を選びましょう。苗の植え付けは、寒さが完全に無くなる5月初旬から中旬を選びます。苗を植えつけたら支柱を立て、紐などで軽く結んでおきます。
この際、まっすぐに植えつけず、少し斜めに植えつけることにより、成長するにつれて苗が安定し、実をつけてからも、風害などに強くなります。植え付けから10日ほどで、枝の付け根から脇芽が出てくるので、これを取り除きます。
脇芽をそのままにしておくと実がつきすぎてしまい、味が落ちる原因となりますので、しっかり摘み取りましょう。また、トマトはナス科の植物のため、連作に向いていません。トマトを栽培した土で続けてナス科の植物を栽培することは、病気の原因となりますので、やめましょう。
実が赤くなってきたころが収穫のサインなので、指で押して弾力を感じたら、ヘタの上からもいでください。トマトは丈夫な植物のため、放っておいてもどんどん成長していきます。
しかしこれはトマトの味を落とす原因となるため、こまめに脇芽をとり、水を与えすぎず、実をつけすぎないようにすることが重要です。これらを踏まえ甘くておいしいフルーツトマト栽培を目指しましょう。
-
-
アロエの育て方
日本でも薬草として人気のあるアロエはアフリカ大陸南部からマダガスカルが原産地とされており、現在ではアメリカのテキサス州や...
-
-
サトイモの育て方
サトイモの原産地はインド東部からインドシナ半島にかけてだと考えられています。少なくともインドでは紀元前3000年ごろには...
-
-
ひまわりの栽培やヒマワリの育て方やその種まきについて
夏になると太陽の方向を向いて元気に咲くひまわりが目につきます。このひまわりを自分で育てることができます。ひまわりの栽培方...
-
-
ホトケノザの育て方
一概にホトケノザと言っても、キク科とシソ科のものがあります。春の七草で良く知られている雑草は、キク科であり、シソ科のもの...
-
-
マルメロの育て方
マルメロは、原産地を乾燥地帯が広がっていて遊牧などが盛んな大陸としている樹木ですが、我が国でも生息地としている都道府県も...
-
-
インパチエンスの育て方
暖かい時期に、色とりどりの美しい花を咲かせるインパチエンスは、熱帯や亜熱帯の地域が原産地です。アフリカやインドといった高...
-
-
スナップエンドウの育て方
スナップエンドウは若くてみずみずしい食感を楽しませてくれる春の食材です。このスナップエンドウはグリーンピースとして知られ...
-
-
苺の種まきや苺の育て方や苺の栽培について
冬になると、苺がスーパーなどで店頭に並ぶため、苺の種まきは夏に行っていると思う人も居るかも知れませんが、ハウス栽培でなけ...
-
-
イチリンソウの育て方
イチリンソウは日本の山などに自生している多年生の野草でキンポウゲ科イチリンソウ属の植物です。元々日本でも自生している植物...
-
-
ブラックキャットの育て方
ブラックキャットはインドおよび東南アジアを原産地とする植物で、熱帯・亜熱帯の森林の中を生息地としています。外見が大変特徴...




家庭菜園を始める際、どんな野菜を作りたいかと聞けば、トマトと答える人は多いようです。トマトは見た目もかわいく、野菜なのに甘味が感じられる点が人気なようで、特に近年、甘味の強いフルーツトマトの栽培が、人気となっています。