ムラサキゴテンの育て方

育てる環境について
栽培をしようとするときに適してる置き場としては、1年を通して直射日光に当てるようにします。直射日光に弱い植物だと夏場だと葉焼けが起こることがありますが、この植物に関しては直射日光を好みます。日陰状態にすると葉の色が悪くなることがあります。きれいな紫色でなくなります。くすんだ色になってしむことがあり、この植物の良さが出せなくなることがあります。
また、この植物は比較的しっかりした形で成長しますが、日当たりに当てていないと茎がひょろひょろになってしまいます。いかにも軟弱に見えますし、見えるだけでなくかなり軟弱なこともあります。しかし観葉植物としての利用が多いため室内などに置いておくことがあります。となると必ずしも直射日光に当てられるかどうかわかりません。
日常的には室内などあまり日の当たらないところにおいているとしても、その中でも日光の当たるところを選んで置くようにします。置き方は徐々に日光に近づけるようにします。日陰の状態からいきなり日向に持って行くと影響を受けやすくなって葉焼けすることがあります。
直射日光に当て続けても葉焼けはしませんが、急な変化にはあまり強くないと言えます。寒さに関しては決して強くはありませんが、霜が降りるか降りないかが目安になりそうです。霜の心配のないような地方であれば外でも冬越しができます。最低気温にしては2度位とされています。夜などは少し気をつけないと行けないかもしれません。
種付けや水やり、肥料について
育て方として土の配合割合をどうしていくかがあります。水はけの良い用土を必要とすることから、赤玉土5割、腐葉土3割、川砂2割の割合の配合を一つの基準とします。水はけが悪くなると過湿して根腐れになることがあります。その他の配合例としては、赤玉土の小粒を6割り程度、腐葉土を3割、軽石の小粒を2割にする方法もあります。
植える場所などに合わせて変化させるようにしたらよいでしょう。水やりについてはやり過ぎに気をつけるようにします。乾燥には強い植物とされています。一方で加湿すると腐ってしまうことがあります。土の表面が乾いたかどうかを確認し、その時に行うようにします。冬に関しては、全く生育しないわけではないですがかなりゆるやかな成長になります。
この時期は水を必要としません。全く与えないのも問題なので、数日に1回程度の割合に減らします。乾燥が良いからと冬に全く水を与えていなかったために枯らしてしまう場合があります。限度に合わせて対応するようにしなければいけません。肥料については、生育期の5月から9月にかけて与えます。
ゆっくりと効くタイプにして、固形肥料を株元に置くようにします。与えると言っても頻繁なわけではなく2箇月に1回などかなり頻度としては少なくなりそうです。肥料を与えすぎるとどうなるかですが茎が伸びすぎることがあります。葉っぱの色としてもきれいな紫色から少し濁った色になることがあり、注意しなければいけません。
増やし方や害虫について
増やす方法はまずはさし木を行います。良い時期は5月から9月の生育期です。その木を利用するかですが、茎を切り詰めた時に不要として切り落とす木があるでしょう。それを使うことができます。枝先を5センチぐらいの長さに切ります。それを川砂や赤玉土にさしておきます。最初だからと一本ずつ挿すことがありますが、それよりも数本さしておいたほうが良いかもしれません。
全てから根が出てくるとも限りません。更に根が出てきたことがわかりやすい方法としては水をいれたコップに茎を差し込んでおく方法があります。これでも根が出てきますから、根が出てきたら植え替えをするようにします。株分けで増やすこともできます。時期としては4月kら9月ぐらいです。
株分けが出来るくらいはどれくらいかですが、鉢いっぱいに育ったような株です。前年の株全てで対象になるわけではありません。この時には古い土を少し落とします。それをハサミを使って2つから3株に切り分けます。茎と葉につてもそのままではなく3分の1程度間引いておきます。株分けをした後については明るい日陰に置いておきます。
ある程度落ち着いてきたようであれば、元に位置に置きます。しておく作業としては摘心があります。花がつくと茎がどんどん長くなります。そうすると株がだらしなくなるので花を付けないようにします。病気としては灰色かび病になることがあります。害虫はハダニなどが1年を通じて出るケースがあります。
ムラサキゴテンの歴史
草の色と言いますと一般的には緑色のことが多いように感じます。森や林にいけば緑ばかりを見ることができます。その中には落葉するものがあり、そういった葉っぱに関しては紅葉したり茶色になったりすることがあります。元々は緑色のタイプです。一方で緑色以外の葉っぱを持つものもいます。
紅葉ではなく最初から赤い色をしている葉っぱを持つタイプがあります。その他には葉っぱや茎などが紫色のタイプのものもあります。ムラサキゴテンと呼ばれる植物がありますが、こちらについては常に紫色をしている葉っぱとして知られています。原産地としてはメキシコとされています。
旧学名としてはセトクレアセアがあり、こちらで流通していることもあります。その他の別名としてはパープルハートの名前もあります。日本においてはかなり最近になってから渡来してきたとされています。多くの植物においては明治や大正など外国との交流をし始めてから渡来する例がありますが、この植物に関しては戦後に来たとされています。名前についてはなぜこのようについたかですが、
この草を見れば大体わかります。何かで揃えられた住宅などをなになに御殿と称することがあります。この植物においては紫で揃えられているから紫ばかりとのことでこのように付けれたとされています。葉っぱの部分だけでなく、茎の部分も全て紫一色と言ってもいいでしょう。一部においては紫でないこともありますが、一時的でその後に紫になっていきます。
ムラサキゴテンの特徴
この植物については、サトイモ目、ツユクサ科、ムラサキツユクサ属となっています。観葉植物として育てられることが多いです。多年草ですから1年を通して、何年でも楽しむことが出来るといえるでしょう。草の丈としては40センチから60センチぐらいになっています。メキシコが原産とのことで中央アメリカ辺りの生息地になりますから耐暑性についてはあるとされています。
耐寒性は通常ぐらいです。茎は直立してどんどん成長していきます。しかしずっと木のように伸びていくわけではなく、成長していくにつれて倒れてしまいます。葉っぱはもちろん紫色で、長い楕円形になっています。きれいに広がるよりも、真ん中でおられた後がかなり後まで残ります。少し丸まったような状態で葉をつけています。
長さとしては10センチぐらい、幅は2センチぐらいです。一見光沢があるように感じる葉っぱですが、葉っぱ全体には白い毛が生えています。紫一色の植物ですが、ある時だけ紫でない部分ができます。それは花をつけるときです。と言っても全く紫と関係のない色ではなく、桃色の可愛らしい花です。
薄い紫にも見えますから、桃色の花と紫の葉っぱがうまくマッチしてそれもまたいい状態になっています。花の大きさとしては2センチぐらいになります。葉っぱに関しては互生で生えるようになっています。薄い葉のように見えますがかなり肉厚の葉っぱになっています。葉っぱの縁は細かいギザギザ状になっています。
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