ツリージャーマンダーの育て方

ツリージャーマンダーの育て方

シソ科ニガクサ属で、原産は地中海沿岸西部で、常緑小低木である植物がツリージャーマンダーで、学名はテウクリウムフルティカンスです。さらに原産地ではルバージャーマンダーとも呼ばれており、同類の名を持つジャーマンダーには草本に属する植物も存在しています。

育てる環境について

ツリージャーマンダーは低木であるため、基本育てる環境は外になります。育て方として年々枝を広げるために剪定による管理が必要となるものの、栽培に難しくない強健な植物です。木々の育てる環境として枝ぶりや花の成長を促すためには、日当たりと水ハケの良い環境が大切で、ツリージャーマンダーの場合には乾燥した場所を好むのも特徴で、

弱アルカリ性の土壌を好むため、土の性質にもこだわることにより、より生育を促すことが可能です。基本は病害虫にも強い丈夫な低木ですが、高温多湿となる梅雨から夏の環境を苦手とするため、枝を切る剪定によって風通しを改善し、苦手とする環境を好環境に導くことによって株が弱らない魅力も兼ね合わせています。

もちろん、剪定にも強い木であるために好みの形や高さに仕上げることが可能で、地中海沿岸が原産地である通りに日照と風通しを重視した環境下で栽培します。高温多湿を苦手とする環境は地植えではなく鉢植えの場合が非常に多く、地下茎を伸ばして栄養分を取り込む地植えと異なり、

根詰まりしやすい鉢植えでは枝や根の成長が乏しいために湿度の高い環境に対して対応が鈍くなりやすいため、毎年鉢替えを行いながら、太く丈夫に育てる方法が適しています。横に広がり立ち上がるためにグランドカバーとして利用可能ですが、枝が4方向に広がるために強風が吹き込む方角に植え付けるのは避け、さらに花がらが落ちやすい為、遮蔽や縁取りとして栽培する場合には花がらを定期的に取り除くこともポイントです。

種付けや水やり、肥料について

ツリージャーマンダーの種付けはポットに重ならないように種を蒔きますが、種が小さいために、蒔く際には爪楊枝を使うことや手ひねりによる蒔き方が適しており、ポット土に水を手のひらで垂らして種を入れ、覆土は種が隠れる程度となる2mmから3mm程度の土の層になるようにかぶせます。

その後、種が流れ出るのを防ぐためにジョウロではなく霧吹きで表面の土が湿る程度の水やりを行い種付けが完了します。地植えでの土壌は弱アルカリ性を好むために石灰で中和させることにより性質の良い土壌で栽培可能です。ポットで管理する場合には日陰に置き、土の表面が乾かないように適度に水やりを行うことで大切で、

発芽適温は15度から25度で、約2週間程度で発根し、新芽が伸びはじめたら定植しますが、その間は数倍に薄めた液肥を与えて発芽を促します。水やりは地植えの場合には不要であり、鉢やプランターでは表面の土が乾き切ってから適度に水やりを行います。成長時期でもある季節の変わり目の4月と10月頃に固形肥料を置き肥することも重要で、

多肥は根腐れなどを起こしやすく、葉ばかりが繁り花付きが悪くなるため、少量の肥料を与えるに留めておきます。さらに定期的な植え替えを行うことによっては無肥料でも十分に育ち、植え替えなどが困難な場合の肥料としてはハーブ栽培にも適している草花用の用土となる赤玉土や腐葉土、微生物肥料やバーミキュライトやマサ土などの肥料と混合させた用土が最適です。

増やし方や害虫について

ツリージャーマンダーの増やし方としては、ハーブの種からの種蒔きによる増やし方も提案されており、種蒔き時期は3月下旬からの春先と10月からの秋口が適しています。さらに挿し木から増やす場合に適した時期には5月下旬からの初夏をはじめ、9月下旬頃からの秋が適しており、株分けの場合には植え替えと同時期となります。

一般的に挿し木で増やす方法が提案されており、芽の先端から10cmから15cmの長さで切り取った後、下葉があれば取り除き、切った断面を半日ほど水に挿して給水させます。その後、小粒の赤玉土や川砂に斜め方向で挿して涼しい半日陰となる環境下で管理します。ツリージャーマンダーの場合、挿し木による増やし方では開花するまでに数年かかる場合もあり、

株分けで増やすのも1つの手であり、株分けなどにおいて植え付ける時には、緩効性肥料に対して苦土石灰を混ぜた土に植え付けることで栽培を楽に楽しめます。株分けでの増やし方の場合には、4方に伸びる地下茎を切り株分けを行います。ツリージャーマンダーを栽培するにあたり、

害虫被害が心配されるものの、刺激の強い香りを放つためにアブラムシなどの被害はほとんど無く、雨が多い梅雨時期にヨトウムシ類などの害虫や蛾の幼虫などが付きやすいため、薬剤を事前に散布する方法や害虫を手などで取り除くなどの退治が適しており、害虫による病気が広がった葉は摘み取ることで病害虫の被害を回避できます。

ツリージャーマンダーの歴史

シソ科ニガクサ属で、原産は地中海沿岸西部で、常緑小低木である植物がツリージャーマンダーで、学名はテウクリウムフルティカンスです。さらに原産地ではルバージャーマンダーとも呼ばれており、同類の名を持つジャーマンダーには草本に属する植物も存在しています。生息地としてマイナス10度の過酷な寒地となる場所にも生息し、

その葉や花などは古来より観賞用となる植物としてだけではなく、様々な用いられ方をしている歴史が残されています。例えば、枝や葉は芳香を持つために原産の地域においては、当時レンガや土壁などの住まい作りであったため、部屋のニオイ消しなどの生活臭消しなどに利用されていました。

さらに葉は擦ることによって刺激的な香りを放つため、害虫予防として窓枠や玄関口に吊るしての活用法も原産地一帯で行われており、さらにツリージャーマンダーの花も生食することができるため、サラダや魚介などの臭みを取るために地中海料理の添え物として食されてきた食の歴史も残されています。

その他、葉は現在でも古来から利用されているハーブとして利用されており、利尿や殺菌作用、咳止めや食欲増進などの効果効能により、乾燥させた生薬を古来から流通していた歴史も存在している万能な植物でもあります。古来の利用法として防虫効果に優れている文面も残されており、現在でも植物由来成分として芳香剤や食用ハーブとして様々な使い方で栽培が盛んに行われています。

ツリージャーマンダーの特徴

ツリージャーマンダーは上記で述べた通りの常緑小低木であり、木丈は約1・5mから成長具合によって2mの高さの株立ちにまで成長し、葉は楕円形で灰緑色となるシルバーリーフと呼ばれているのが最大の特徴です。銀白色の毛に若葉が覆われるのですが、古くなった葉はその銀白色の毛が消えて艶のある濃緑色へと変化する色の特徴を持っています。

さらに半耐寒性でマイナス10度にまで耐えられるため、生息地は北から南にまで広がっており、樹木には珍しく冬の間もシルバーリーフの観賞を楽しめる魅力が挙げられます。さらに春と秋になる時期には薄紫色の花を咲かせるのですが、その薄紫色の小さな花は流氷の天使と名高い巻き貝の一種に形が似ているために、

別名にこの巻き貝の名が付けられているのもツリージャーマンダーの特徴の1つです。その他、上記で述べた通りに香りにも特徴があり、葉は刺激が強い香りであるために防虫効果に適しており、葉にキズを加えたり擦ることにより独特の刺激臭を発生します。逆に巻き貝のような形の薄紫色をした小花はハーブとしての利用に適しており、

生食も可能にすることからも香りはフレッシュであり、爽やかな花の香りを漂わせるのが特徴です。温暖な地においては生垣として利用可能となる高さにまで成長し、他のジャーマンダーと異なりツリージャーマンダーは地下茎で広がることや剪定を必要とする横へ広がる枝や葉にも特徴があり、基本的には地植えで育てる植物でもあります。

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