コバンソウの育て方

コバンソウの育て方

コバンソウはイネ科の植物で、大振りの稲穂がしなだれているような姿をして居ます。四月の終わりから七月ごろにかけて徐々に開花し、花は花びらのない花序になっていて、先端から雄しべが少し出ています。

育てる環境について

種まきは9月中旬から11月頃に行います。プランターや庭土に直撒きかポット撒きで種を撒きましょう。コバンソウの芽はおよそ20℃が発芽に適しています。発芽率がとても良いので、パラパラと巻いてやると簡単に芽が出ます。芽が出たら株間が30㎝程になるようにやや広めに間引きします。

あまり密集して生やすと草丈が高くなり倒れやすくなってしまうため、広めに間隔をとりましょう。ポット撒きでは三粒ほどの種を撒き、元気な芽を残して間引きし、根が回ってきたら定植します。この時も定植したときの間隔を考えて種を撒きましょう。乾燥にも強く日当たりを好むので、プランターの場合は日当たりの良い場所に設置します。

花壇や庭に直接植える場合もできるだけ日当たりを考えて植えた方が育ちはいいですが、生命力も強いので神経質になるほどは気にしなくても良さそうです。また風通しが良い場所に植えると、開花時期になると風になびく音が聞こえるかもしれません。土壌の質などあまりこだわらなくてもよく育ちますが、花壇やプランターに植える際には牛糞などを混ぜてやると追肥の必要がなくなります。

育てる環境としてはそれほど縛りがなく、肥料などもさほど気にしなくて良いため、ここに植えたいなと思う場所に気軽に種を巻いても良いかもしれません。間引きと種の収穫や刈り取りをしっかりと行い、繁殖に気を付けていれば栽培しやすい植物です。そういった手軽さも初心者向けとして好まれるひとつの理由なのでしょう。

種付けや水やり、肥料について

乾燥にも強いコバンソウは水やりも他の植物ほど必要としません。鉢植えやプランターなどでは表面の土が白く乾いてきたら与えましょう。花壇や庭先などに植えた場合は、種まきから発芽後2周間ほどは乾燥しすぎないよう注意して水を与えますが、その後は基本水やりは必要なく、自然の天候に任せても大丈夫です。

雨が降ればその水分で十分に育ちます。ですが時期的に雨が降らず天気が続き、乾きすぎてしまうようなら水を与えましょう。肥料に関しても多くの肥料は必要としません。肥料を多く与えすぎると草丈が高く成長し、風に穂の重みで倒れやすくなってしまいます。鉢植えやプランターでは緩効性の肥料を植え付け後2週間ほどで1回起き肥し、

花壇や庭に直植えの場合は種まき、または植え付け時に堆肥や牛糞を混ぜ込んでから行えば、その後の追肥は必要ありません。水やりも天候任せ、肥料もさほど必要ないとなると手をかける部分が見当たらないかもしれません。コバンソウは世界中で雑草、野草として繁殖している為、基本的には自然任せでも十分に育ち花を咲かせます。

その為日本でも道端などで目にすることが多い植物です。ですが、夏終わりになれば日を受けて金色に輝き、金運が上がるともいわれている縁起の良い植物です。ガーデニングとして楽しみたい場合は、やはり姿形を美しく咲かせたいですよね。その為には育て方を学び覚えておき、自宅の庭を綺麗にコバンソウで彩りましょう。

増やし方や害虫について

コバンソウの増やしかたについては前途の通り、発芽率が非常に良いためこぼれ種でも簡単に芽を出し増えていきます。ですがやはり日が当たらなすぎる場所やじめじめと湿った場所では発芽はしても成長が悪く枯れてしまったり根が腐ってしまう場合もあります。順調に増やしていきたい時は、種まきや植え付けの際にそういった場所を避け、

日当たりよくからりとした場所に植えてやる事が上手に増やすコツです。日当たりが多少悪くても問題はありませんが、水はけが悪いかもしれないのでそういった場合には風通しに注意してみましょう。あとは密集して群生しないように管理することが大切です。次に害虫に関してですが、コバンソウに対しては害虫はほとんど存在しません。

若葉の頃などに葉を食べる虫はつくかもしれませんが、コバンソウが害虫の被害にあった、という報告はほとんどありません。なので害虫に対する予防法、退治方などの具体例はないのですが、万が一を考えると一般的な植物と同じように木酢やトウガラシ液などを吹き掛け、病害虫予防をしておけば安心です。

繁殖力も生命力も強く野生化しても生きていけるほどの植物なので、一応の予防で心配ないでしょう。園芸店などでもコバンソウの種は売られていますが、もしかしたら住まいの近くに野生化したコバンソウが生えているかもしれません。夏の終わりの涼しい夕方に散策がてらコバンソウを探して種を収穫し、庭の新しい一員として一から育ててみるのも楽しいですね。

コバンソウの歴史

コバンソウはイネ科の植物で、大振りの稲穂がしなだれているような姿をして居ます。四月の終わりから七月ごろにかけて徐々に開花し、花は花びらのない花序になっていて、先端から雄しべが少し出ています。一つ一つの花がまるで小判のような形をしており、秋になると枯れ緑だった花の色が黄色く変わり、

その様も小判のようであるということが名前の由来となっています。見ごろは夏ですが、夏終わりから秋にかけて黄色の稲穂のようにしなだれる姿もまた見ごろといえるでしょう。ヨーロッパ原産の植物で、明治の頃日本に観賞用植物として輸入されたのが始まりで、庭や玄関先などに鉢植えで栽培されている事が多く、また公園や空き地、

土手などにも自生しています。一年草で夏が終わり寒さと共に枯れてしまいますが、コバンソウは繁殖力がとても強く、花が枯れ種が落ち自然に増えていく生命力の強い植物です。肥料なども多くを必要としないため、こぼれ落ちた種から毎年自然に増えていきます。野生化したたくさんのコバンソウが秋を迎え黄色く変わり、土手などで風になびいている様はそれは見事です。

コバンソウにはその名前の由来からか、秋ごろの黄色くなった穂を刈り取り乾燥させドライフラワーにし、家の玄関や床の間に飾っておくと金運が上がるといわれており、今でも多くの家で飾られています。庭先で簡単に育てられ、ドライフラワーとして室内でも楽しめるのでガーデニング初心者におすすめです。

コバンソウの特徴

草丈は40㎝から60㎝と幅があります。緑の花は少々光沢があり、およそ4㎜程の小花が密集しており、それが小判のような形を作っています。小判以外に穂の形が俵にも見えることから別名をタワラムギともいいます。また、穂が風に吹かれてなびいたり、手で降ると微かにシャラシャラと音を立てることからスズガヤとも呼ばれています。

生息地はヨーロッパやアフリカ、アジア、南北アメリカなどの温帯地域に広く分布しており、多くは畑や牧草地で雑草として生えています。日本では本州中部より南に多く生息していますが、関東や北陸にも生えています。土壌の質を選ばない植物で乾燥にも強く繁殖力も強いため、日本でも多くは野生化して雑草としてよく見かけます。

花が枯れ黄色く変わり、カラカラになると一つ一つの実がバラバラになり種が採れます。ガーデニングとして庭で楽しみたい場合は、枯れる前に穂を摘んだり刈り取るなどして自然繁殖を防ぐことが大事です。こぼれた種から自然に増えていってしまうので、そのままにしておくと庭がコバンソウで一杯になってしまいます。

管理し増やしていく場合には摘み取った種は保管し、9月中旬ごろから増やしたい場所に撒きましょう。非常に育てやすく初心者向けで、形も小判に似ている縁起の良い植物ですが、しっかりと管理しないとどんどん増え雑草となってしまうため、管理が必要になります。最大の特徴はその繁殖力の強さといえるかもしれません。

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