ゴーヤーの育て方のポイント

ゴーヤーの種付け
ゴーヤーの育て方は難しくはないのですが、いくつかのポイントを抑えておくと見事なグリーンカーテンにもなりますし、たくさんの実を収穫することができます。まずは種付けですが、前年度にとっておいた種をいきなり水に浸しても、発芽がでないことがあります。
種はとがったところに傷をつけることで発芽を促す傾向にありますから、とがったほうを爪切りなどで少しカットしたあとに、種がひたひたになる程度の水に浸すことが必要です。これは、多くの種に言えることですが、傷をつけるということで、発芽ができるというポイントを覚えていくといいでしょう。
そして直射日光の当たらない程度の日当たりのよいところにおいておくことが必要です。あまりに直射日光を当てると、干からびてしまいます。ひたひた状態から、5日程度で種から白い根がでてきます。
すべてのタネが発芽するとは限りませんから、なるべくたくさんのタネを浸してみることが大切なポイントです。白い根がでたら、培養土に種付けしていきます。培養土というのは文字通り培養に適している土という意味ですし、園芸店で手に入れられます。
白い根を下にむけて1.5センチくらいの深さにそっと植えていきます。種付けをうまくやるのは土を乾燥させないということです。さらに種付けでのポイントは水を勢いよくかけないということです。かけた場合、せっかくのタネが流れてしまうからです。
数日後に発芽した芽が土の中からでてきて、双葉へ成長をしていきます。双葉からさらに葉っぱがでてきますが、この状態で園芸店で売っているのを購入するという方法もあります。双葉が成長してから購入した場合は、栽培方法などをネットで確認しておくと、その後の世話が楽になります。
ゴーヤーの育て方
ゴーヤーは成長が早いので双葉からもう一枚くらいでたくらいからつるが伸びていきます。そのくらいになってからの育て方はツルの管理ということも栽培方法のポイントになっていきます。ポールとともに必要なのがネットです。
だらんと垂れている苗をネットに紐で結んでいきます。そのときに一番上の枝の先を摘みます、これをやることによって、その横からでていくわき芽とよばれる枝が育っていくのです。その後もつるはどんどん成長していくのですが、わき芽が2メートルくらいになったらその先の枝を摘み取るのです。
こうした作業によってどんどん葉がしげっていく助けになりますし、枝を増やすということになるのです。つるを伸ばし放題にしていると葉が茂らないので、葉のはずをきれいにしたいと思ったらこのような作業をくりかえすのが栽培を上手にする育て方と言えます。
そのうちに花が咲くのですが、雌花と雄花が咲きます。雌花が咲いたら受粉をします。1つの雄花から大体3つの雌花が受粉可能になってきますが、どれが雌花か雄花なのかわからないということは、ネットなどで確認してみるといいでしょう。
こうしたことをやることによって、受粉から20日程度たったときに実がつきます。はじめはとても小さな実なのでわかりにくいですが、だんだんと大きくなってくるので、とても楽しみに思えるのです。受粉は人がやらなくても小さなハチが飛んでいる状態では勝手にやってくれることもあります。
実がつきだしてら、追肥が必要です。ゴーヤーはたくさんの水も必要ですが、実の成長のためにも栄養分を必要としますので、実がつきだしたら油粕などをあげるといいでしょう。さらに、ゴーヤーの根は横にはっていくのではなくて下に向かってはっていくので、ゴーヤーの育て方はまずは鉢が薄いものではなくて下に長いものを選ぶといいのです。
ゴーヤーの収穫
生育中の管理方法は、基本的には間引きや追肥などを行いながら育てていきます。また、水菜は感想を嫌いますので乾燥しているときにはたっぷりと与える必要があります。苗を作って植え替え栽培をしている育て方の場合は間引きをする必要はありませんが、畑に直接種付けをしてそのまま育てる場合は、間引きをします。
種まき後、3~4日で、発芽してきます。その後、7日ぐらいで双葉が開き、本場が出始めたら、3~4㎝間隔で間引きをします。間引きした後には、軽く土を寄せておきます。水菜は株間が3~4㎝でも十分育てることが出来ますが、夏の高温期には間延びすることが多く、本葉が3~4枚のころにもう一度間引きをして株の大きさを確保するようにします。
追肥に関しては本場が5枚程度になって大きさが15㎝ぐらいに育ったころに様子を見ながら行います。その後は土の状態や天候によって違ってきますので様子を見ながら追肥するようにします。
ゴーヤーの歴史
ゴーヤーというと沖縄原産のような気がしますが、実際はインドを中心とする東南アジアです。それが中国に伝わりそののちに日本に伝わったといわれています。沖縄にゴーヤーが伝わったのは慶長年間に伝わったのではないかと言われています。
一番はじめはゴーヤーは野菜として食べられていたということです。栄養価があるので、薬の要素として扱われていました。沖縄ではゴーヤーを食べることによって健康を維持するための薬の役目として食べられていたようです。
ゴーヤーの特徴
とくに夏の暑さでばててしまいがちな日にゴーヤーを食べることによって体力を維持させようということで食べられていたのです。その後、ゴーヤーは沖縄だけでなく、他府県にも栄養価やあるということで需要が高まりました。
暖かい季節でしたら寒冷地以外では簡単に育てられるということで、全国的に広がってきたのです。また品種改良も進み多少の寒さにも耐えられるゴーヤーなども開発されているため全国的に生息地がひろがっているのです。
また寒冷地ではハウス栽培なども行われているのです。そのためゴーヤーチャンプルは沖縄特有の食べ物といわれていましたがいまは、本土でも夏はよく作られるようになっています。独特の苦みが癖になるということで好んで食べる人も多いのです。
さらにはごつごつとして見た目の面白さもありますが、育てやすいということも人気の秘密になっています。さらに夏場はつるが数メートルも伸びるということときれいな葉を茂らせることによってグリーンカーテンをつくることができます。
これによって夏場少しでも太陽の光をさえぎられるということと、実際にグリーンカーテンがない状態よりも冷房に頼る頻度が少なくなるということも実証されているために、栽培している人も多いのです。
とくに地方自治体の市役所や小学校などでは、積極的に栽培されて見た目の美しさと省エネという意味もあって育てられています。子供たちに植物の成長を見せられるということにも役立っているのです。さらい省エネにもなってしかも実もでき、おいしくたべられるとあれば多くの人が育てたいと思うのは当然のことです。
できた実をそのままにしておくと中に種ができますが、それを取っておくことで発芽もできます。コツさえつかめば毎年発芽から収穫という流れが体験できるので、とてもお得な野菜ということになります。いまは本土でも育てている人が普通になってきている植物です。
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