ランタナ・カマラの育て方

ランタナ・カマラの育て方

ランタナ・カマラは通称ランタナで、別名をシチヘンゲやコウオウカ、コモン・ランタナといいます。クマツヅラ科ランタナ属の常緑小低木です。原産地は熱帯アメリカで、日本には慶応3年つまり1867年頃に渡来したといわれています。生息地は北米南部から熱帯アメリカの辺りです。

ランタナ・カマラの育て方

暖地なら2月下旬から4月下旬、寒冷地なら4月初旬から下旬の間に種付けを行います。市販の育苗用土を入れた12センチ程度のポリポットに種をまき、1センチくらい土で覆います。夜間の保温のために不織布やビニールトンネルなどを用いて冷えから種を守るようにできるとよいでしょう。

種付け後は40日くらいで苗を仕上げます。できるだけ早く本葉を4、5枚て親づるの先端をを摘んでおきます。しかしミニメロンを家庭で栽培するときには種付けから始めるよりも、苗を購入してそこから栽培することの方が多いです。苗を庭に植える場合は植え付けの2週間ほど前に苦土石灰を1㎡あたり150g混ぜ込んでおき、植え付け時には牛糞の肥料を混ぜます。

プランターで植える場合は深さが25cm以上で土が15l以上はいる大型のプランターを用意し、5月に入ってから植え替えるようにします。植えるときの注意点として、連作障害が起こらないように前年ウリ科の植物を植えた土には植えないようにすることです。そして緑のカーテンに仕立てる場合、目の大きさが10cmくらいのつるもの用ネットと支柱を準備します。

本葉が4、5枚の時に親づるの先端を摘む摘心を行い、子づるをそのわきから出させてネットに誘導させるようにし、生育状態のよい子づるを1本から3本のこし、その後出てくる孫づるの5節までのものは早めにとってしまって6節以降に出る孫づるをネットに誘導していくようにするのです。

するとそこに果実を付けていきます。着果節以降の側枝は放置し基本的に摘果葉しなくてもよいのです。つるは2メートル近く伸びるので、家屋の一階やマンションのベランダの日除けに効果のある緑のカーテンが出来上がります。

種付けはどうしたらいいのか?

育て方を理解したところで、今度は種付けをどうしたらよいかということですが、ランタナ・カマラは基本的には種付けさせるよりも挿し木によって増やすことのほうが簡単です。育て方もそう難しくないように種付けをさせてそこから育てるよりも早く増やすことができるのです。

挿し木は新しく伸びてきた枝を15cmほど切って川砂にさし込んで乾かないように管理してやると1か月ほどで根が出てくるので落ち着いた頃に移植したい場所へと移動させればよいです。川砂でなければ苗を購入して植える場合は苗にオンシツコナジラミがついていないかをよくチェックしてから購入しましょう。

オンシツコナジラミは体長1ミリほどの小さなコナジラミで、1匹メスがいると120個ほどの卵を産むのであっと言う間に増えてしまうのです。中には500個も卵を産んだ個体もいるのでこの害虫にはかなり注意して購入したほうがいいです。放っておくとあっという間に増えていきますので、ある程度増えているなと感じたら剪定をしてあげましょう。

他にもハダニやアブラムシもつく可能性がありますので注意したほうがいいです。15度以上の気温があればどこを切ってしまったとしてもたいていはまた伸びて大きくなります。ですから特別に剪定の知識がなくても自分の勘でこれくらいと大きさや形などを決めてカットしてあげるといいです。

ランタナの種類はどれくらい?

世界中に150種類ほど存在しているといわれています。似たような仲間にコバノランタナがありますが、草丈が大きい場合は1mほどにもなるランタナ・カマラに対してコバノランタナは20cmから30cmほどしかありません。寒さに弱いランタナ・カマラに対してコバノランタナは寒さにもそれなりに強く、乾燥にも比較的強いです。

花色が変化しないタイプにはランタナ・カマラのオレンジやホワイトがあります。オレンジといっても見た目はほとんど赤に近いような濃さです。変化するタイプです。ランタナであれば他にもコンフェッティという種類があります。

花にはそれぞれ花言葉がありますが、ランタナ・カマラの場合は協力、合意、厳格、確かな計画性、心変わりなどがあります。この花言葉の心変わりとはやはりシチヘンゲの和名がついている通り、色が変わっていく様からとられたものであると考えられます。そしてランタナの葉は薬効もあるといわれています。

インドネシアのマレンゲ島では昔から葉の部分は外傷薬として使われていました。若葉4、5枚を指で揉みつぶして汁を傷口にあてておくと治りが早く、化膿もしないのだそうです。また漢方でも解毒、発汗解熱作用などがあり、喘息や腹痛、健胃、リウマチなどに効果的だといわれています。

疥癬、ハンセン病、虫刺されの治療に用いられることもあります。ランタナは精油として使うこともでき、その場合は抗カタル作用、粘液溶解作用、抗腫瘍作用、抗ウィルス作用、創傷治癒作用、通経作用などを期待できます。その香りはウッディな香りと少しツーンとくるような刺激のある香りがしています。

ランタナ・カマラの歴史

ランタナ・カマラは通称ランタナで、別名をシチヘンゲやコウオウカ、コモン・ランタナといいます。クマツヅラ科ランタナ属の常緑小低木です。原産地は熱帯アメリカで、日本には慶応3年つまり1867年頃に渡来したといわれています。生息地は北米南部から熱帯アメリカの辺りです。

その当時はランタナ・カマラは温室で育てることを目的にして持ち込まれたものでしたが、今では温室どころか庭や生垣の足元、塀のそばなどに元気に咲いている姿を見かけることができます。特に移入分布されたのが小笠原や沖縄などですから、そちらへ旅行した際には探してみるのも良いのではないでしょうか。

またスリランカに1826年に持ち込まれているのですが、こちらは日本よりさらに野生化がすごく、道端などあらゆる場所でよく見かけることができます。雑草のように生えているということで、スリランカの道端や空き地などは花の美しい景色を見ることができるのでしょう。

カラフルなので目立ちますし、目をなごませてくれます。ベンガル地方ではグエ・ゲンダという名前で呼ばれています。現在ではランタナ・カマラは世界中で栽培されるようになっているのです。

ランタナ・カマラの特徴

ランタナ・カマラにはシチヘンゲという別名がありますが、これは花色が変化する特徴があるからで、例えば黄色の花だったのにオレンジ色に変わったり、クリーム色だったのにピンク色に変わるものもあります。また蝶にもすごく好かれる花で、現在増えているバタフライガーデンなどでは植栽としてよく取り入れられています。

この花は一見するとガーベラに似ているのですが、ランタナ・カマラのほうが葉はごわごわした感触ですし、ハーブ系の独特の香りがあります。さらに茎には小さなとげがたくさんついています。剪定しないで放置しておくとどんどん広がってしまいます。ですからできるだけマメに剪定をして形を決めるなどしたほうが見栄えも良いです。

花色は実にカラフルで、黄色、橙色、赤色、ピンク、白色、何色か混ざっているものなどがあります。色が変わることで知られるこの花ですが、色が変わらないタイプのものもあります。例えばランタナ・イエロー・スプラッシュという品種は鮮やかな黄橙色で咲き始めた頃から咲き終わるまでずっと色が変わりません。同じ色を楽しみたい方はそういう品種を探して楽しんでみるのもよいのではないでしょうか。

花の育て方など色々な植物の育て方に興味ある方は下記の記事も凄く参考になります♪
タイトル:ゲンペイカズラの育て方
タイトル:グロリオーサの育て方
タイトル:ドゥランタ・エレクタの育て方

pixta_mandevila

マンデビラの育て方

メキシコやアルゼンチンなどの中米から南米などが生息地のつる性の植物です。ディプラデニアという名前で呼ばれていたこともあり...

pixta_fusentowata

フウセントウワタの育て方

フウセントウワタ(風船唐綿)は南アフリカが原産の植物で、丸い形をした実には複数の棘があり、晩秋の頃になると実が割れて中か...

pixta_tanpopo

タンポポの育て方

道端などで春先に良くみかける”タンポポ”。キク科タンポポ属の総称になります。地中海沿岸・中央アジア原産になり、日本には外...

pixta_nefurorepisu

ネフロレピスの育て方

ネフロレピスはシダの仲間に属する植物で、亜熱帯地方や熱帯地域を主な生息地として世界中に分布しています。中米を原産とし、現...

pixta_kamomiru

カモミールの育て方

カモミールは、現在では色々な国で栽培されていますが、原産は西アジアからヨーロッパです。西アジアからヨーロッパを主な生息地...

pixta_noasagao

緑のカーテンに最適な朝顔の育て方

ここ数年毎年猛暑が続き、今や日本は熱帯よりも熱いと言われています。コンクリートやアスファルトに覆われた環境では、思うよう...

pixta_jamankamomiru

ジャーマンカモミールの育て方

ジャーマンカモミールは生息地のヨーロッパなどでは古くから薬草として用いられ、生活には欠かせないハーブです。ヨーロッパから...

pixta_atumorisou

アツモリソウの育て方

この花はラン科の花で、アツモリソウ属ということですが、ガーデニングではラン科の植物は非常に人気があり、この植物も人気が高...

pixta_lemongrass

レモングラスの育て方

多くのハーブが、原産地や生息地などがはっきりしているのに対して、レモングラスは野生種が見つかっていないために、原産がどこ...

pixta_iwakomagiku

イワコマギクの育て方

イワコマギクは和名としてだけではなく、原産地となる地中海海岸地方においてはアナキクルスとしての洋名を持つ外来植物であり、...

スポンサーリンク

pixta_sissasu

シッサスの育て方

シッサスはオランダで品種改良をされたという歴史を持ってい...

pixta_hatiue

植物を鉢植えで育てる...

観葉植物は、文字通り観賞用なのでインテリアとして役立ちま...

pixta_kugaisou

クガイソウの育て方

クガイソウは、日本でも古くから知られていた植物で、昔の植...

pixta_enisida

エニシダの育て方

エニシダはギリシャ語のクローヴァーや詰草といった意味の言...