レモンマートルの育て方

レモンマートルの育て方

レモンマートルはオーストラリア原産のハーブの一種です。ハーブといっても高さ20mと大きく育つため、低木や草花といった一般的にイメージしているものとは少し違うので注意が必要です。学術名であるは、Backhousiacitriodoraであり、イギリスの植物学者ジェイムズ・バックハウスにちなんで名づけられました。

育てる環境について

レモンマートルは亜熱帯を生息地として、その一方で日本は沖縄など一部を除くと温帯です。気候が違うため育たないと考えがちですが、実はそうではありません。冬場に0度から5度以下になる寒冷地でなければ、屋外でも育てることは可能です。仮に寒冷地であっても屋内ならば大丈夫です。

夏場に関しては亜熱帯に生息していたため、猛暑の40度くらいになっても十分に育っていきます。そのため、日差しの当たるところで育てるのが最適と言えます。ただし、元気に育つのはいいのですが、逆に育ちすぎると感じる人もいます。2~3年で20mほど育つと言われています。もしも窮屈なところで育てると後が大変になってきます。

そのため、屋外で大きく育てようと考えているのならば、前もって広い場所で育てるようにしなくてはなりません。その一方で、小さく育てることも可能です。といっても適度に剪定していけばいいだけのことです。剪定と同時に葉っぱも手に入れることができるため、そう苦になる作業ではありません。

剪定を怠らなければ、鉢植えで室内で育てることも十分に可能です。ただし、地上部の生長も早ければ、地下部の生長も早く、植木鉢の場合は根詰まりしやすいです。そのため年に1度、春頃には一度植え替えをしたほうがいいです。そのとき根も3分の1ほど切り詰めて、さらに新しい土を加えれば十分となります。根を減らしておけば生長スピードも少しは緩やかになってくれるため、育てやすくなります。

種付けや水やり、肥料について

栽培するときの水やりと肥料は次のとおりになります。まず、春から秋にかけての生長期においては、たっぷりの水を与えるようにしなくてはなりません。多雨林が原産地であるため、多少水をあげ過ぎたとしても問題はありません。ただし、室内で育てるときは水をあげ過ぎると水が腐ってしまい悪臭の原因となります。

そのため、受け皿に溜まった水は捨てるように心がけなくてはなりません。一方、肥料ですが大きく育てたいと考えるのならば液肥を与えるのが良いです。市販されている家庭菜園用のもので十分で、月に一度のペースでかまいません。もしも室内やベランダなどでコンパクトに育てたいと考えるならば、肥料を与える必要はありません。

その代わり日当たりの良い場所に置くように心がけてください。そして、生長期が過ぎて休眠期に入ったならば、肥料を与える必要はありませんし、水も控えめで十分です。その代わり寒さと霜にだけには気をつけてください。休眠期が終わる頃で、鉢植えやプランターで育てているのならばすでに述べたように植え替えをする必要があります。

植え替えは植物にとって負担となるため、それを労わるように取り除いた根と土の代わりに腐葉土を与えると良いです。そのとき強く押し入れるとストレスになるため、あまり力を入れないように心がけることが肝心です。当然、水もたっぷりと与えてください。そうすることで植え替えでもレモンマートルに負担をかけずに元気に育ってくれます。

増やし方や害虫について

レモンモートルの栽培では、害虫と病気にはほとんど気をつける必要はありません。すでに述べたとおり、レモンモートルにはシトラールという成分が含まれているからです。これには強い抗菌効果があるため病気には滅法強いです。よほど衛生管理を怠っていないかぎりは、病気になる心配をする必要はありません。

また、抗ウイルス効果もあると言われており、それを期待して海外ではインフルエンザや風邪予防のためにハーブティとして飲んだりお風呂に漬けて入る習慣がある地域もオーストラリアではあります。また、この香りは虫にとっては嫌がる匂いであるため近寄ってきません。

日本の園芸で悩みの種となるハダニやアブラムシやカメムシなどは寄り付かないです。そのため、虫除けとして育てている家庭もあります。虫嫌いな人でも扱いやすい植物と言えるかも知れません。ただし、害虫が葉っぱや茎を傷つけることでシトラールが周囲に発散して、近づけないようにします。そのため、茎や葉を傷つけないクモなどの虫が近づいてもシトラールが発散しないため、それらの虫には効果がありません。

何でも虫除けになるとは考えないほうがいいです。もしもレモンモートルを増やしたいと考えるのならば、挿し木が一般的です。しかし、まだ日本に入ってきて数十年しか経っていないため、どの木に挿すのが最適なのかは明確にわかっていません。まだ多くの園芸家は探り探りでレモンモートルのベストの育て方を模索しているところです。

レモンマートルの歴史

レモンマートルはオーストラリア原産のハーブの一種です。ハーブといっても高さ20mと大きく育つため、低木や草花といった一般的にイメージしているものとは少し違うので注意が必要です。学術名であるは、Backhousiacitriodoraであり、イギリスの植物学者ジェイムズ・バックハウスにちなんで名づけられました。

一般名からわかるように非常にレモンの香りがします。ただし、香るのはレモンのように果実ではありません。葉っぱが破砕されたとき、そのなかに含まれている成分シトラールが拡散することで香ります。そのため古くはオーストラリアの先住民でもあるアボリジニ民族は料理や薬草などで長い間使われ続けてきました。

欧米でもエッシェンシャルオイルの原料として使われており、日本でも知らず知らずのうちに多くの製品で使われています。昔は亜熱帯の多雨林を生息地であったため栽培は難しいとされていました。その一方で、エッセンシャルオイルの原料として使われたことで、一時は絶滅する可能性まで高まりました。

しかし、1990年頃から人の手によって栽培されるように、現在では日本でも少しずつ園芸として使われ始めています。アロマとしても使えますし、6月になると白いアジサイのような可愛らしい花を咲かせます。まだ日本では馴染みのない植物です。しかし、上手に育てていけば、ずっと室内の観賞用植物として使えるため、少しずつですが知名度が上がっています。

レモンマートルの特徴

このレモンマートルの最大の特徴はやはりレモンの香りです。主に葉っぱに香りの成分シトラールが含まれていますが、他にも花が咲いたときにも香ります。レモンの香りがするハーブといえばレモングラスが有名ですが、実はそのレモングラスよりもレモンの香りが強いと言われています。そのため、「レモンよりもレモン」と称されています。

その一方レモンのような酸味はほとんどありません。この特徴からガーデニングなど家庭で育てようとするところが増えてきています。焼き魚やパスタなどを作るとき、葉っぱをちぎって入れるだけで香りが引き立ちます。他にもチーズケーキやアイスクリームを作るときの香り付けにも使われます。

一方、葉っぱや花を乾かせばポプリとして使うことも出来ます。シトラールには高い抗菌効果もあるため、精油を作って肌に塗ったり石鹸に配合されることもあります。ただし、精油のままでは刺激が強いので使うときは希釈する必要があります。そして、レモンの香りは頭をすっきりとさせる効果があるため、職場に観賞植物として置かれるところもあります。

香りによって頭が冴えるため仕事効率が上がる期待がされているからです。このように、香り一つでも非常に幅広い使い方ができる植物となっています。また6月頃に花を咲かせますが、可愛らしく観賞用としても適しています。多方面から利便性が高いため、今後は日本でもレモンマートルを育てる人が増えてくるかもしれません。

pixta_nekutarin

ネクタリンの育て方

ネクタリンの語源はギリシャ神話に出てくる神々の酒であるネクターに由来していると言われています。芳しい香りと柔らかくてみず...

pixta_sasage

三尺ササゲの育て方

三尺ササゲは別名ジュウロクササゲ、長ササゲともよばれるマメ科ササゲ属ササゲの亜種で見た目はインゲンのようですが別の種類に...

pixta_ofarium

レティクラツム・オウァリウムの育て方

この花についてはキツネノマゴ科、プセウデランテムム属となります。園芸上の分類としては熱帯植物です。また暖かいところに生息...

pixta_noazami

ドイツアザミの育て方

この花はキク科アザミ属に属します。ドイツとありますが日本原産です。生息地も日本となるでしょう。多年草で、耐寒性があり耐暑...

pixta_haemansas

ハエマンサスの育て方

ハエマンサスという植物があります。これは少し趣味性の高い球根植物となっています。日本ではあまり姿を見かけることはありませ...

pixta_anisuhip

アニスヒソップの育て方

アニスヒソップはシソ科 カワミドリ属の常緑多年草です。原産は北アメリカから中央アメリカで、森林や比較的降水量の多い高原な...

pixta_santrina

サントリナの育て方

種類はキク科になります。除虫菊と同じ仲間なので、そのことからも虫をあまり寄せ付けないのかもしれません。草丈は大きいものだ...

pixta_kormnea

コルムネアの育て方

コルムネア属の植物は熱帯アメリカに自生していて、熱帯雨林に生えている樹木の幹の部分や露出している岩の部分などに付着しなが...

pixta_hego

ヘゴの育て方

ヘゴ科ヘゴ属のシダ植物です。野生種は最大7〜8m近くにまで伸びる熱帯性の植物です。日本では一般的には沖縄や鹿児島などの南...

pixta_tororiusu

トロリウスの育て方

”トロリウス”とは、ヨーロッパや北アジアを原産とした宿根多年草です。キンポウゲ科、キンバイソウ属になり別名キンバイソウと...

スポンサーリンク

pixta_seiyouiwanannten

セイヨウイワナンテン...

セイヨウイワナンテンはツツジ科の常緑低木で北アメリカが主...

pixta_bluefanflower

ブルーファンフラワー...

ブルーファンフラワーはクサトベラ科スカエボラ属で、別名は...

pixta_shikuramen

シクラメンの育て方

シクラメンはもともと地中海沿岸地域の山地を生息地としてい...

SONY DSC

エロディウムの仲間の...

フウロソウ科エロディウム属に属する品種なので、厳密には異...