ハナビシソウの育て方

ハナビシソウの育て方

盃のように大きく開いた花の形で、鮮やかなオレンジ色の花を咲かせます。カリフォルニア原産の小型種で淡い黄色の花がたくさん咲くので、花壇やコンテナなどに利用されています。北米カリフォルニアの州花にもなっており、生息地はネバダ州からテキサス州まで広く自生しています。

ハナビシソウの育て方

北米カリフォルニア州の州花にもなっているハナビシソウは、野生種の花は鮮やかなオレンジ色が基本ですが、園芸品種にはオレンジ色以外にも白やピンク、混合の花色などがあります。そしてワイルドフラワーとしてほかの草花との混合種子も販売されています。

秋に種をまくと春に花を咲かせ、花が咲いた後には枯れてしまう一年草です。原産地では乾燥した大地に育つ大変丈夫な花で、栽培にもあまり手がかかりません。盃のような大きく開いた形の花型が特徴で、カリフォルニアポピーという呼び名の通りけしの仲間で、最近では一重咲だけでなく八重咲の品種も出ています。

ハナビシソウは花が咲いた後の実をつける前に花茎を切り戻すことで二番花を楽しむこともできます。湿度の高い状態には弱いため、梅雨時期に根腐れを起こすことがあるので、鉢やプランターなどに植えた場合は雨の当たらない場所に移動させ、地植えをする場合には簡単な雨よけを行うようにします。

ハナビシソウは日当たりの良い場所で栽培することが大切です。日当たりが悪い場所で栽培すると花つきが悪くなり、花の色も鮮やかでなくなることもあります。寒さにはとても強い植物なので防寒は必要ないのですが、苗がまだ小さくて弱い場合には株元を腐葉土や落ち葉などで覆うといった簡易な霜よけを行うようにします。

湿度を嫌い、乾燥気味の土壌でよく育つのが特徴なので、土の乾きを確認してから水やりを行うようにし、回数は少なめで、やや乾燥気味に管理するのがポイントです。酸性の土壌を嫌い、水はけの良い砂質の土壌を好みます。庭や花壇に植える場合、土を中和するためにあらかじめ石灰を混ぜ込んでおくのが理想です。鉢やプランターなどを使って栽培する場合には赤玉土が7割、腐葉土が3割の割合で混ぜた土を使用します。

肥料は種付けをする、あるいは苗を植え付ける場所にあらかじめゆっくりと効く化成肥料を混ぜ込んでおきます。そして3月に追肥として化成肥料を与えます。ただし、この時には窒素よりもリン酸カリ成分の多い肥料を与えるようにします。窒素分の多い肥料を与えすぎると、茎や葉が伸びすぎて株の姿が乱れ、花付きが悪くなります。ハナビシソウは移植を嫌うので、一度植え付けたら植え替えは行いません。

ハナビシソウの増やし方

ハナビシソウは直根性で移植を嫌うため、種付けによって鉢や花壇に直まきする育て方が理想です。発芽に最適な気温は15度から20度くらいなので、秋の気温が涼しくなってからまくようにします。ただし、冬に気温がマイナス5度以下になるような寒冷地や雪の多い地域では秋ではなく春まきの方が安心です。

春まきの場合は秋まきのような大きな株にはならないので、株の間隔を狭くして、やや密植するようにします。寒冷地なら5月、それ以外の地域は9月から10月の中旬が種付けに適しています。植える場所がまだ決まっていなかったり、種付けに適した時期に、まだ花壇の場所が空いていないという場合には、ポットに種をまいて苗を育て、春に植え付けるということもできます。

種の蒔き方としては、間隔を20センチメートルほどとり、1箇所あたり4粒から5粒ずつ種をまき、種が薄く隠れるくらいに覆土をします。ただし、株間のこの間隔はあくまでも目安で、植える場所の条件や蒔く時期などによって加減するようにします。

株が混みすぎると、花の付きが悪くなったり、立ち枯れ病や灰色かび病などが出やすくなる可能性もあります。発芽したら本葉が2枚から3枚出たころに2本から3本に間引いて、その後本葉が5枚くらいになったころに同じように間引いて1本にします。

ポットに蒔くときには一つに4粒から5粒程度種をまき、その後は同じように最終的に1本を残すようにします。3月になって、気温も暖かくなってきたら、できるだけ土を崩さないようにしてそっと植え付けるようにします。ハナビシソウは根を乱暴に扱って傷めてしまうと根付きにくくなるので注意が必要です。

ハナビシソウがかかりやすい病害虫

多湿の状態を嫌うので、水はけの悪い土壌で育てていたり、風通しの悪い環境下といった育て方をすると、根腐れ病が発生することがあります。根腐れ病はかかってしまうと茎が変色してしまい、葉がしおれ、最終的には枯れてしまいます。この病気の病原菌は、病気にかかっていない健康な株にも伝染してしまうので、病気にかかった株を見つけたらすぐに引き抜いて処分する必要があります。

また、発芽したばかりの小さな苗のうちは、立ち枯れ病などが出ることもあります。水はけと日当たりの良い場所を選ぶ育て方をし、肥料や水の与えすぎには十分に注意します。また、春から初夏にかけてつぼみや新芽、葉の部分などにアブラムシが発生します。アブラムシは植物の葉や茎などの汁を吸い、その部分が白く色が抜けてしまったりします。アブラムシを見つけたらすぐに殺虫剤を使用して駆除するようにします。

ハナビシソウの歴史

盃のように大きく開いた花の形で、鮮やかなオレンジ色の花を咲かせます。カリフォルニア原産の小型種で淡い黄色の花がたくさん咲くので、花壇やコンテナなどに利用されています。北米カリフォルニアの州花にもなっており、生息地はネバダ州からテキサス州まで広く自生しています。

ハナビシソウ属の学名は自然科学者でロシアの医者でもあるエッショルツ氏の名前に由来します。野生種の花色はオレンジ色が基本ですが、園芸用の品種には赤やピンク色、白などがあり、一重咲きで花色混合のミックスの種も流通してます。原産地では乾燥した大地にたくましく育ち、花を咲かせます。

花後に枯れる一年草で、4つの花弁が開く姿が紋所の花菱紋に似ているところから、ハナビシソウという名前が付けられました。カリフォルニア・ポピーの名称でも親しまれている花です。ポピーという呼び名でもわかるようにハナビシソウはけしの仲間で、最近では様々な品種を見かけるようになりました。

ハナビシソウの特徴

鮮やかなオレンジ色のハナビシソウは、満開になると地面を覆い尽くしてまるでオレンジ色のカーペットを敷いたようになり、遠くからでも鮮やかなオレンジ色が目立ちます。輝きのある花で、日中には開き、夜間や雨の日などは花が閉じています。

開花期が長く、育てるのにあまり手がかからず丈夫であり、ワイルドフラワーとして他の草花との混合種子も販売され、直蒔きで栽培されることもあり、自然のお花畑のような花壇として楽しむこともできます。草丈は30センチメートルから60センチメートルくらいで、花は大輪のもので直径が6センチほどになります。

ハナビシソウは、そのほっそりとした風貌の風にそよぐ花と細かな切れ込みの入る葉の形で、何ともいえないやわらかいイメージを与えてくれます。主な種類に、花色が鮮やかな大輪で草丈もよく伸びるオレンジキング、花がセミダブルになっている混合品種のバレリーナ・ミックス、花はセミダブルでピンク系の花色のローズ・シフォン、同じく花はセミダブルで、淡黄色系のミルクメイド、淡い黄色の花で花径が2センチから3センチくらいです。

また、草丈は30センチメートルほどの小型でミニチュア・サンデーの名前でも出回るヒメハナビシソウなどがあります。花も現在は様々な色や一重咲き八重咲きなどの品種がみられるようになり、花なの色や形にも特徴がありますが、円錐状のつぼみも、とても可憐な姿を楽しませてくれます。

花の育て方や緑のカーテンの作り方を知りたい方は下記の記事も凄く参考になります♪
タイトル:スカビオーサの育て方
タイトル:ポリゴラムの育て方

pixta_nasu_02

植物の育て方で考えるべき要素や種類の選択について

植物の栽培を考える上で考えるべき事は、栽培する植物に合わせた環境を作るという事に尽きると言えます。特に重視したいのは肥料...

pixta_kurassura

クラッスラの育て方

クラッスラはベンケイソウ科のクラッスラ属に属する南アフリカ、東アフリカ、マダガスカルなどが原産の植物です。クラッスラ属は...

pixta_senesio

セネシオ(多肉植物)の育て方

植物としては多年草に分類されます。キク科に属しており、つる植物という独特な分類になっています。これは種類が非常に豊富にあ...

pixta_dragonfurut

ドラゴンフルーツの育て方

サンカクサボテンの実の事を総称してピタヤと呼びます。ピタヤはベトナムから輸出する時の商品名であり、日本に輸入される時には...

pixta_arusutoromeria

アルストロメリアの育て方

アルストロメリアは、南米原産の単子葉植物の属の一つで、アルストロメリア属、または別名をユリズイセン属とします。

pixta_kannyou01

植物の上手な育て方を知る

生活の中に植物を取り入れることで、とても豊な気持ちになれます。また、癒しの効果もあって、育てていく過程も楽しめます。キレ...

pixta_saboten12

植物の育て方の楽しみについて

家の中で育てる植物には、いわゆる観葉と菜園の2種類があります。いずれについても多様な種類が存在しますが、ある程度成長した...

pixta_dikkia

ディッキアの育て方

まだまだ我々日本人にとって馴染み深いとは言えない植物、ディッキア。数多くの種を保有する植物群のなかでも、かなり特徴的な形...

pixta_piiman_01

ピーマンの栽培やピーマンの育て方やその種まきについて

家庭菜園を行う人が多くなっていますが、それは比較的簡単に育てることができる野菜がたくさんあるということが背景にあります。...

pixta_rodorigetia

ロドリゲチアの育て方

花の特徴としてはラン科になります。園芸上においてもランとしてになります。一般の花屋さんでも見つけることができますが、ラン...

スポンサーリンク

pixta_gajumaru

観葉植物を育ててみよ...

初めての人でも比較的簡単に栽培することが出来る観葉植物の...

pixta_kabotya

かぼちゃの育て方

生息地はインドのネイル河沿岸やペルー、南アジアやアンゴラ...

pixta_habanero

ハバネロの育て方

ハバネロはトウガラシの一種で、原産地はアマゾンかその周辺...

pixta_gekkabijin

月下美人の育て方

月下美人とは、メキシコを中心とした中南米を原産地とする多...