カラスウリの育て方

カラスウリの育て方

被子植物に該当して、双子葉植物綱になります。スミレ目、ウリ科となっています。つる性の植物で、木などにどんどん巻き付いて成長していくのが特徴にもなります。多年草ですから、1度植えると何度も育ってくれます。毎年種まきをする必要がなくなるのはいいところかもしれません。

育てる環境について

育て方としてはどのような環境を用意していくのが良いかですが、日当たりになるでしょう。実を育てるのではなく緑のカーテンとする場合、直射日光が入り込む窓の外に植えることになります。その部分には自然に日当たりがどんどんあたります。マンションなら南向きのこともありますし、一戸建てでもリビングなど日差しが入りやすいところで育てようとするでしょう。

一応暑さには非常に強いですから、日当たりが強い、直射日光に当てるからそれによって枯れるようなことはありません。もし枯れるとしたら緑のカーテンとしての役割を果たしてくれないことになりますからあまり活用することができません。更に必要な環境としては何らかの這わせるものになります。

カーテンを作るのであればネットのようなもの、棒のようなものを用意します。ネットに関しては売られていますからそれを利用することによってまさにカーテンのように隙間なく葉っぱで覆い尽くすように育てることができます。実をつけるのを目的にする場合でもネットなどが必要になってきます。その他には自宅の垣根、壁にはわせることもあります。

南向きの壁などに這わせておけばそれによってその壁の熱を少しでも遮ることが可能になってきます。ある程度の暖かさが必要になってくることがあるので、気温がどれくらいになるかを調べておく必要があります。北の方になると夏においては問題がなくても冬にうまく越すことができない場合があります。

種付けや水やり、肥料について

栽培においてはどのような方法があるかですが、種から行うこともできますし、苗から行うこともできます。ホームセンターであればいろいろなものが揃っているので始めやすいですからまとめてこちらで購入してもよいでしょう。種からであれば当然芽を出させたりしないといけませんからそこまで時間がかかります。

種のすべてが発芽するわけではないので、余裕を持って種まきをしておく必要があります。カーテンに十分な量がなければ困ることも出てくるでしょう。苗であれば最初から必要な量を買うことができます。5つぐらいの株が必要ならそれだけを購入すれば済みます。そのことから苗からのほうが良い場合があります。

5月から6月においては準備をする人も多く、店頭にも多く出されることが多いので検討してみましょう。水分に関してはある程度必要になります。つる性の植物は水をどんどん吸います。水分が足りなければ枯れることもあるので十分注意しなければいけないとされています。マンション等ならプランターなどになりますから水がなくなることが多くなりますからしっかり与えるようにします。

一戸建ての庭に地植えで行うならそれ程水やりをしなくても育ってくれる場合があります。葉っぱが小さくなったり、色が少しおかしくなっているようであれば水が少なくなっていることもあるのでしっかり与えるようにします。肥料については開花、生育期間においては液体タイプです。リンの成分が必要です。

増やし方や害虫について

この植物は雄と雌が別々になっています。種から育てる、苗で育てるときに増やすことが目的なら予め雄と雌を両方購入しておく必要があります。実をたくさんつけたいなら雌をたくさん買うでしょうが、実をつけても特に用途があるわけではありません。食べて美味しいわけでも無いので意味が無いかもしれません。

緑のカーテンにおいては、雌の苗を一つだけ植えておき後は雄にしておきます。そうすれば雌の苗に実がつくようになります。幾つ付くかはわかりませんが、そこから種を取ることができれば、それによって増やすことが可能になります。一応は多年性ですから次の年も生えてきてくれるでしょうが場合によっては生えてくれなかったり、枯れてしまうこともあります。

将来のことを考えても種を取る方法を取るのも有効になります。実に関しては、そのままにしておくとカラカラに乾いてきます。そしてその中に種が10個ほど入っています。この種は非常に不思議な形をしているので、落ちていてもすぐに分かるでしょう。きれいに洗って陰干しをして保存をします。

収穫時期を誤ると種がついていないことがあるので注意します。もしこの植物で害虫がつくとしたらあまり栽培したくないでしょう。虫が窓際にいたり、葉っぱを食い散らされたりすればあまり意味がありません。この植物はそれ程虫がつかないとされていますから、害虫対策もそれほどしなくても良いとされています。気分良く育てることができます。

カラスウリの歴史

夏になってくると日差しが強くなってきます。日差しが強くなって窓から直射日光が入ってくるとそれによって部屋の中の温度が上昇していきます。涼しく快適に過ごそうとするならクーラーをつければいいでしょう。しかしクーラーを付けても気温が上昇するので、どんどん設定温度を下げるようにしてしまいます。

そのうち電気代もかなりかかってしまうようなことになります。電気の心配がないときは良かったですが、今や日本においても電気は常にあるものではなくなっています。電気をできるだけ使わないような生活も必要になってきています。そこで行うこととしては緑のカーテンの設置です。これは植物を利用することで行うことができます。

それに合った植物があるので、それを選んで栽培すると良いとされています。その一つとして知られているのがカラスウリと呼ばれる植物になります。緑のカーテンについては数年前から温度調節に効果があるとして取り入れられることが多くなっています。この植物に関しては、原産地、生息地が日本にあることから、

比較的栽培がし易いとして注目をあびるようになっています。日本以外で生息しているところとしては中国となっています。古い昔に中国から渡ってきたのかどうかいついてはわかっていませんが、日本においては家庭で作る以外においても自然に自生している様子も見られているので古くからあったと考えられています。食べることはないようですが、薬としての利用があるとされます。

カラスウリの特徴

被子植物に該当して、双子葉植物綱になります。スミレ目、ウリ科となっています。つる性の植物で、木などにどんどん巻き付いて成長していくのが特徴にもなります。多年草ですから、1度植えると何度も育ってくれます。毎年種まきをする必要がなくなるのはいいところかもしれません。朱色の果実がなり、花が開きます。

花については少し変わった特徴があるとされています。それは夜に咲くことです。多くの花は昼間太陽が出ている間に花が咲きます。蓮などは夜の間は閉じていて、昼間だけ咲いています。そして夜になるとまた閉じます。この花はそれとは全くパターンが異なる咲き方をすることになります。

もちろんこの花だけの特性ではありませんが、花の写真を撮影しようとすると常に暗いところでしか撮影できないので、あまりきれいに撮影できないこともあります。4月から6月にかけて塊根から発芽してきます。7月から9月にかけて花を咲かせます。この間もつると葉っぱなどはどんどん伸びています。実がつくのは主に秋口になってきます。

何を目的に育てるかによりますが、緑のカーテンを目的とするあら雄のみ、雌のみを植えるようにした方がいいかもしれません。そうすれば実がなりません。実がなったとしても特に食用になるわけではありません。増やす場合は雌であれば実から種が取れるので増やせることがあります。意味なく実がなるとそれによって株に負担がかかることもあるので、どうするかを考えます。

pixta_tomato03

トマトの育て方について

自宅の庭に花が咲く植物を植えてキレイなフラワーガーデンを作るというのも一つの方法ですが、日常的に使う野菜を栽培することが...

pixta_kianotis

キアノティスの育て方

キアノティスは熱帯アジアと熱帯アフリカを生息地とする植物です。原産の地域では高さが10センチから40センチくらいになりま...

pixta_himeodorikosou

ヒメオドリコソウの育て方

春先の3月から5月頃にかけて花を咲かせるヨーロッパ原産のシソ科の草花である”ヒメオドリコソウ”。学名をLamiumpur...

pixta_serbatiko

セルバチコの育て方

セルバチコはイタリア原産の植物です。イタリア語で「ルケッタ・サルバティカ」といいますが、「サルバティカ」というのは「野生...

pixta_hereborshetidas

ヘレボルス・フェチダスの育て方

特徴としてはキンポウゲ科、クリスマスローズ属、ヘルボルス族に該当するとされています。この花の特徴としてあるのは有茎種であ...

pixta_bikakusida

ビカクシダ(Platycerium ssp.)の育て方

ビカクシダは年間を通して日当たりが良い場所で育てるのが基本です。日陰では株が弱ってしまいます。土は腐植質で水はけのよいも...

pixta_sakoufuji

サッコウフジの育て方

サッコウフジは、マメ科のナツフジ属に属している花になります。学名がMillettiareticulataになりますので、...

pixta_ezoengosaku

エゾエンゴサクの育て方

エゾエンゴサクとは北海道や本州の北部の日本海側の比較的湿った原野や山地に古くから生息してきたという歴史があります。生息地...

pixta_amerikanorinoki

アメリカノリノキ‘アナベル’の育て方

白いアジサイはアメリカノリノキ、別名セイヨウアジサイの園芸品種であるアナベルという品種です。アジサイの生息地は世界ではア...

pixta_biyouyanagi

ビヨウヤナギの育て方

ビヨウヤナギの生息地は中国ですが、仲間であるヒペリカム・オトギリソウ属には日本原産種もあります。薬草として用いられるオト...

スポンサーリンク

pixta_keratosutexuguma

ケラトスティグマの育...

中国西部を原産としているケラトスティグマは明治時代に日本...

pixta_matorikaria

マトリカリアの育て方

花の特徴は、キク科のヨモギギク属とされています。タナセツ...

pixta_kaneshon

カーネーションの育て...

母の日の贈り物の定番として、日本でも広く親しまれているカ...

pixta_dazy11

デージーの育て方

ヨーロッパおよび地中海原産の草花です。自生の生息地である...