アプテニアの育て方
育てる環境について
生息地としてはアフリカ南部とのことで暖かいところが良さそうです。日当たりについてはきちんと当たるところで育てるようにします。茎が伸びてその先に花を咲かせるタイプではありません。地面から直接花が咲いているようにも見えます。それぐらい低いところで咲く花になります。何かの陰などに置くとたちまち日当たりが悪くなってしまいます。
庭植えでも良いですが、植木鉢で棚の一番上などに置いてあげないといけないかもしれません。他の植物と一緒に植えたりすればそれらの植物の陰になってしまうこともあります。そうなると日当たりも一気になくなってしまうので、育ちにくい花になります。暑さにはある程度の強さのある花ですが、冬において寒さ対策が必要になりそうです。
霜がおりるような環境では育てることが難しくなります。育て方としては、関東の南部であればなんとか越冬することが出来るとされています。日本であれば太平洋側であればある程度はどこでも越冬が可能になりそうです。それでも急にカンパなどがやってくることがあるのでそれの対策をする必要があります。
植木鉢で管理をすれば、寒い夜などは自宅の中に入れることができます。雪が降る予報が出ていたりすればそれに応じて自宅内に入れることも出来るでしょう。そのようにして管理ができるようにしておきます。霜が降りる地域、雪がふるような地域になるとかなり外で冬越しは難しくなるので、自宅内での管理にします。
種付けや水やり、肥料について
栽培をする時、育て方としては用土についてはどのようにするかです。この土の状態によって水はけであったり、栄養分の吸収の仕方などが変わってくるので花の育ちも変わってくるとされています。土に関してはあまり選ぶことがないとされています。ですから配合などもあまり気にする必要がないかもしれません。
と言ってもあまり痩せた土、湿った土が良いわけではありません。花の土と言われているものを利用することで対応することが出来るでしょう。水やりについては、それ程多くの水を必要としません。乾燥に強いタイプの植物として知られています。湿気にはあまり強くありません。
鉢植えで行うとき、表面の土、中の土もある程度乾いたと感じたときに水を与えるようにするのを心がけます。表面が乾いたぐらいだとまだ中に水分が沢山残っていることがあります。この状態で水を上げてしまうと少し多湿状態になることがあり、それが原因で傷んでしまうことがあります。それを避けるためにもやや乾かし気味を意識しながら育てる必要があるでしょう。
肥料についてはどのようにしていくかですが、この花の特徴としてやせ地での管理が可能になっています。あまり肥料を与えすぎると逆に良くないタイプとされているので注意が必要です。たまに液体肥料を与えるか、もしくは全く与えない方法も必要になります。真夏などには肥料をストップさせます。茎などはよく伸びますがそちらに行くだけで花が咲きにくくなることがあります。
増やし方や害虫について
植え替えに関しては、地植えにしているのであれば必要ないとされています。植木鉢で管理するときには一定頻度で行います。増やしていくうちに鉢の中が根でいっぱいになってしまうことがあります。そうすると水分や栄養などを取りづらくなり育てづらくなってしまいます。一回り大きな鉢に変えるようにします。
変更する時期としては3月ぐらいが良いとされています。中頃から下旬にかけてがもっともよい時期の一つとされています。増やし方として行いたいのがさし木の方法です。行うのにいい時期は4月から5月にかけて、気候が安定して暖かい時期になります。3月だと寒の戻りもまだまだある時期になるので適しません。
確実に暖かくなってから行うほうが良いとされています。寒い地方の場合はこの時期でも気温が低いことがあるので十分注意しながら時期を見定めるようにします。そうすることによってきちんと育てることができます。さし木においては枝をしっかりと選ぶ必要があります。茎を適当な長さに切って土にさすようにします。
そうすると根を出すようになってきます。この時には地面をはうようにどんどん広がります。グラウンドカバーに良い植物として知られているので、そのような利用も行うようにしてみましょう。病気であったり害虫に関してはそれ程気にする必要はありませんが、過湿と寒さには気をつけるようにします。ちょっとした管理の違いから株を傷めることがあるので、日頃から気にかけるようにします。
アプテニアの歴史
花の色はいろいろあります。この色から色が作られることもありますから、色の基本になっていることがあるかもしれません。赤であったり黄色であったり非常に不思議です。その反面葉っぱに関してはほとんどが緑になっています。これは光合成をするためにこの色になっているのでしょう。この色でないといけないこともあります。
いろいろな色の花がありますが、刺激的で印象的な色としては赤色があるかもしれません。真赤なバラ、真っ赤なチューリップなどが咲いていると非常に目立つ場合があります。それを見て自分でも飾ってみたい、育てたいと考える人もいるでしょう。赤い色が印象的な花としてアプテニアと呼ばれる花があります。
別名としてはいくつかあって、ベビーサンローズと呼ばれることもあれば、和名としてはハナツルソウと呼ばれることもあります。この花については緑の葉っぱに非常に明るい赤い色の花がさくことが知られています。真夏によく似合う花のように感じます。原産地としては南アフリカの東部とされています。花といいますと通常は花の色がたくさんあることが多いです。
白であったり赤、紫など渋目の色があることもあります。こちらの花については赤色がメインになっているようでそれ以外の花についてはあまり知られていません。見ることもありません。少しさみしい花といえるかもしれません。日本に来て日本らしい名前も付けられていますから、改良を進めて欲しい気もします。
アプテニアの特徴
この花については、ナデシコ目、ハマミズナ科となっています。多肉植物です。葉っぱを見ると肉厚なのがわかります。またツヤのあるのも特徴的といえるでしょう。草の高さとしては10センチほどなので非常に低いところに咲く花になります。花の季節としては7月から10月ぐらいで、夏から秋にかけての花になります。
花の色としては赤色がメインで、それに近いタイプとして桃色の花を見つけることができます。花の大きさは結構大きく15センチぐらいになることもあります。高さが10センチで花が15センチもありますから、それだけ地面にへばりついたように咲くことがわかります。花の印象としては菊の種類のように見えます。
マツバギクと呼ばれる花がありますが、もし日本でこの花が自生していれば間違えることがあるかもしれません。しかし葉っぱを見ると一目瞭然で、一般的な菊とは大きく異なることがわかります。葉っぱの大きさも花の大きさに負けないくらい大きいです。形としては一般的な葉っぱで、楕円形をしています。縦の長さが横の長さよりも大きなタイプです。
多肉植物だけに葉っぱは少し分厚さがあり、そこに水分を多く含ませているのでしょう。葉っぱ自体は光沢があるので、太陽などに当たると反射しているようにも見えます。更に花がその上で輝いて見えるのでより綺麗に見ることができます。葉っぱに関しては平らではなく、少しくぼみをもたせたようなタイプもあり、水を保持できるようにも見えます。
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この花については、ナデシコ目、ハマミズナ科となっています。多肉植物です。葉っぱを見ると肉厚なのがわかります。またツヤのあるのも特徴的といえるでしょう。別名としてはいくつかあって、ベビーサンローズと呼ばれることもあれば、和名としてはハナツルソウと呼ばれることもあります。