ミツバの育て方

ミツバの育て方

ミツバは、日本を含む東アジアが原産地の、せり科の自生植物です。生息地は、日本原産のものでは、全国の産地の日陰に育ちますが、一般家庭の庭の隅に自生しているのを見ることも、珍しくはありません。一本の茎に葉が三枚つくため、ミツバセリという名前がついています。

育てる環境について

ミツバセリは、日当たりの悪い場所のほうが好きですから、水はけの良い庭先の北東や北西、南西など、北谷西寄りに、自生して、生き生きとしているというのも、見かけます。けれども、霜には、弱いですから、霜が降りない場所ということに気を付けなければなりません。霜枯れしても全滅せずに、また、春先に、小さなミツバが、ひょっこり現れ、

また増えていくということもありますが、食べたいときに、なくなってしまっていては、せっかくの栽培が残念になります。暗いと、茎が痩せてしまいますし、暑いと全体的に弱ってしまいます。地植えではなく、プランターに植えるとか、水栽培をするのであれば、夏は、涼しい場所を選んで置きましょう。

冬場は、成長が止まることもありますが、霜に当たらないように気を付ければ、何も問題は、ありませんし、春になれば、新しい芽吹きもあります。家庭の主婦が、市販のネギなどを栽培する方法と同じように、買ってきた根がついているミツバの茎を数センチ残した状態で、根の部分だけを水に浸しておくだけで、新しい芽を出させるというのも、定番の栽培方法です。

明るい日陰を好みますから、キッチンのカウンターの上でも、育てる環境として、悪くはありません。ただ、よく食する家庭では、それだけでは、とても少ないですから、種や株を購入して、育てるのが良いでしょう。水を腐らないように変えたり、液肥を与えたりしながら、育ち具合を見るのも楽しいですし、入れ物を工夫すれば、緑を観賞する置物にもなります。たまにふわっとした香に、精神の安定も得られますし、素敵です。

種付けや水やり、肥料について

ミツバを育てようと決心したなら、4か5月ごろか9月ごろに種まきを行い、根株を育てます。途中茎や葉が枯れたものがあれば、取り除きながら、見守ります。種をまいたころや本葉が4から5枚くらいになったころ、そして、その後は、隔週で与えます。肥料については、窒素分が少ないものを用いなければ、葉ばかりが大きく育ち、品質が悪く、美味しくなくなりますし、

芽が出る前の肥料と、その後の株のそばに入れる肥料で、特質が適したものを用いるということもできれば、さらに良いでしょう。単に、育ち、増えればよい良いというものではないので、食用のものの栽培は、気を遣います。もちろん自生の野草ですから、世話をせずに置いていても、食べられないこともありませんし、枯れることもありませんが、

味と香りの良さを追求する場合は、そうはいきません。花を咲かせてしまうと、栄養がそちらに回りますから、美味しくなくなりますし、こぼれた種で増えると言っても、交配を繰り返して増えたものは、柔らかみもなく、まずくなる一方です。ミツバは、芽が出て、葉が出てきたら、株ごと丁寧に掘り取り、収穫をします。プランターで植える場合は一列だけになりますし、水栽培をする場合は、

一握りとなりますが、手をかけると、優良な品物になりますから、とても甲斐のある野草です。種については、市販のものは、発芽率が高いですが、そうでなければ、発芽率が、非常に低いですから、ただでさえ、大量には取れないプランターや水栽培では、たくさんまく必要が、あります。どれほどの量を食するかを考えて、プランターやポットの数も考えて、家族で収穫を楽しみ、料理に利用すると良いでしょう。

増やし方や害虫について

春と秋には、アブラムシがよく付きます。ほかの植物に比べると、付きにくいですが、あまり世話をせずに置いていると、茎や葉にびっしりとついているのを見ることも珍しいことではありません。水で飛ばしたり、食われたところを取り除いたりしなければなりませんので、普段からまめにチェックして、アブラムシを寄せ付けないようにすることが、得策です。

強い雑草ですから、特に注意するびょうきもありません。室内で栽培しているものには、付きにくく清潔ですが、外で栽培している場合は、気を付ける必要があります。ほおって置くと茎や葉にびっしりと付くので、早めに手で取るなどして駆除しましょう。普段から、収穫をして食するという人は、肥料もまめに与えていますから、アブラムシがついているかどうかも、すぐに気が付くでしょう。

室内で育てる人は、いつも手元に置いていますから、水やりのたび、追肥のたびに、様子をうかがうのは、自分だけでなく、家族の複数の目による見守りもありますから、安心して栽培ができます。たかが、雑草と言えども、雑草だからこそ、勝手な交配で増えると、逞しすぎて美味しくありません。

また、強い雑草で、アブラムシがついても、生命力はありますが、虫がついているだけで、トラウマになって、食べられなくなる人も少なくありません。あの柔らかく、良い程度の緑色で、虫も付いていない、おいしいミツバを食するためには、やはり野草であっても、育て方の基本的な知識は、必要です。

ミツバの歴史

ミツバは、日本を含む東アジアが原産地の、せり科の自生植物です。生息地は、日本原産のものでは、全国の産地の日陰に育ちますが、一般家庭の庭の隅に自生しているのを見ることも、珍しくはありません。一本の茎に葉が三枚つくため、ミツバセリという名前がついています。

昔は、わざわざ育てることもなく、食用の野草として、自生しているものを摘んでくるというのが、一般家庭でも、よくありました。今でも、農家では、山椒やみょうが、ミツバが、木陰に植えつけてあり、鍋物や丼もの、汁物など、料理に入れることで、楽しまれています。ビタミンや鉄分などの薬効もあるため、薬草としても重宝されています。

家庭内だけでなく、本格的な栽培も、江戸時代からされており、今では、水栽培されたものが、スーパーに並んでいるのを、よく見かけます。昔の世代の人たちにとっては、強い自生植物ですから、わざわざ購入するものではないという考え方がありますが、今や林家畑などを持たない住宅に住む人たちが、多くなりましたから、

自生しているものを取りに行くとか、栽培するということが、知識的にも環境的にも無理になってきています。そこで、最近は、プランターを利用して地植えをしたり、水栽培用のポットなどを利用したりと、室内や家の軒先で栽培する人たちも増えています。料理に利用するのも、ほんの数本ですし、薬用として食したいときに食酢にも便利です。育て方は、いたって簡単で、手もかかりません。

ミツバの特徴

草丈は、短く、ほんの40cm程度です。収穫時期は、春から夏にかけてが、最も旬と言われていますが、晩春から秋口までと晩秋から冬場という風に、収穫できない時期のほうが少ないくらいです。梅雨自分から盛夏に、小さな5枚の花弁の花を咲かせますから、それもまた楽しむと良いというものの、食用としては、味が落ちます。

葉っぱは互生で、3枚の複葉になっていて、縁は、のこぎり状になっているのは、だれもが知るところです。和食の香味野菜として、今もいろんな料理に欠かせないわき役と言えます。葉には、カロテン、ビタミンC、鉄などの栄養素がありますから、ストレスやイライラした時の精神安定になりますし、肌などの美容面でも効能がありますが、

香味野菜は、摘んだら、すぐに使い切らなくては、香りがなくなりますし、すぐにしおれてしまいます。元々、日本が原産ですし、生息地は、日陰ですから、日光は、必要というものの、明るい程度の場所で十分ですし、こまめな気遣いをしなくても育ちますが、茎がひょろりとなったものにならないように、そして、おいしくいただくためにも、液肥を入れるなどの配慮は、必要ですし、

連作ができないため、種まきの用土は、新しいものに変えなくてはいけないなどを知っておかなければなりません。観賞用植物と違い、収穫があるものというのは、努力に対する明確な対価がありますから、放っておいても良いとはいうものの、できる世話は、しましょう。とても楽しいですし、自分だけでなく、家族も一緒に食するのは、うれしさが、何倍にもなります。

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