キサントソーマの育て方

キサントソーマの育て方

この植物の特徴としてはサトイモ科の常緑多年草になります。生息地の熱帯のアメリカにおいては40種類近く分布するとされています。サトイモ科であることからも根の部分に芋ができることがわかります。ただしすべての根、芋が食用にされるわけではありません。

育てる環境について

栽培をするにあたってどのような環境を用意すると育てやすくなるかですが、まずは日光についてですがそれ程好みません。そして多湿に関しては非常に好みます。ジャングルといいますとアフリカであったり、南アメリカのアマゾン地域などを想像することができそうです。

そういったところは暑くてむしむししていて、木々が生い茂っていますから少し薄暗いような環境です。この植物はまさにそういった環境で育ちやすくなっています。高温多湿を嫌がる植物は多いですが、この植物に関しては非常に好む植物とされています。他の草花で日光を遮られたところで生活をしていますから、日光を必要とはしません。

もし強い日差しなどをあたってしまうとどうなるかですが、葉っぱが焼けて枯れてしまうと言われます。歯が命とも言えるこの植物から葉っぱが失われたとしたら非常に寂しいことになるのは目に見えてもわかります。あまりそのような状態にはしたくありません。日本において育てるのであれば、1年を通して直射日光を避けた明るい日陰を利用して育てるようにします。

日陰を好むからといって全く日の当たらないところで育てるとどうなるかですが、そうすると日照不足で葉っぱの軸がだらしなく伸びます。葉の色もあまり鮮やかになりません。育つもののきれいでないのはあまり良くないでしょう。熱帯で育つだけに寒さには弱いです。12度を切ると葉が枯れて休眠に入るとされます。10度以上無いと育てられないとされます。

種付けや水やり、肥料について

育て方としては用土としては水はけの良いようにします。ジャングルの中、ジメジメしたところとのことで湿り気のありやすい土が良いように感じるかもしれませんが、土は水はけの良いタイプを選ぶようにします。赤玉土の小粒タイプを5割、腐葉土を3割、川砂を2割で配合するように作ります。水はけが悪い状態だと根腐れをしてしまいます。

庭に植えるようなときは、そのまま植えるのではなく、用土を入れ替えるようにします。植木鉢で育てるようなときも単純に一般の土を利用するのではなく、通気性を考慮した材料を混ぜるなどを試すようにします。水やりについては必要になります。春から秋にかけてが生育期になります。土の表面が乾いてきたらたっぷり水を与えるように心がけます。

夏になってきて気温が高くなってくると土の中の水分もどんどん蒸発します。更に植物の方としてもどんどん水分を欲するようになります。そのことから水分のやる頻度としても多くする必要が出てくるでしょう。夏場においてはやや湿り気味ぐらいに与えても問題無いとされます。

ですから日照りなどが続いて雨が降っていないようなときはかなり水分不足になっているので、きちんと与えるようにしなければいけません。冬に関しては寒いので成長があまりありません。水も少なくても問題無いとされています。休眠に入ると葉っぱが枯れます。中の根は残っていますが、休眠中に関しては水やりをストップして春を待つようにします。

増やし方や害虫について

たくさん増やそうとするにはどうするかですが、株分けをするのがよいでしょう。順調に育っていけば株が増えてきます。それを子株に分けて植え替えをするようにすれば増やすことができます。増え続けてきた時には植え替えが必要とされています。この植物においては葉っぱの美しさがありますが、バランスも大事になります。

植木鉢に対して株が大きな状態になっているなら株を減らすなりの必要も出てきます。減らした方の株を別に監理をすればそのまま一つの株にすることができ、増やすことが出来るようになります。生息地においては1年中熱帯、暑い状態ですから常に成長をしていますが、日本では暑い季節に成長をして寒い季節には成長を止めたり休眠をしたりします。

植え替え、株分けの時期として最適になるのが成長をしている春の終わりから夏ぐらいの暖かい時期とされています。秋などになるとこれから寒くなる時期になるので、気候が暖かいとしてもあまりよい季節とは言えません。害虫としては夏においてハダニが発生することがあります。梅雨の時期などは湿っているので出にくいですが、

晴れの日が続いて乾燥してくると発生するようになります。この虫自体は1ミリにも満たないらいなので見えにくいのが難点です。葉の裏についています。せっかくの葉っぱの栄養分をとってしまいますから、薬剤などを使って対応するようにします。水やりをするときに葉っぱに水をかけるようにするとハダニはそれを嫌がります。

キサントソーマの歴史

葉っぱを実際に描くときに葉脈を表現するかどうか考えることがあります。じっくり葉の様子を見れば葉脈があるのがわかります。しかし細かく見ないとわからないくらい薄いので描いてしまうと違和感があります。縦に一本描くぐらいであれば良いですが、横に入る葉脈まで描いてしまうと少し大げさになってしまうことがあります。

一般的な葉っぱにおいては葉っぱに色がついていたり、模様がついていたりすることはあまりありません。全くないわけではないので種類によっては派手な葉っぱがついていることもあります。花を楽しむよりもその植物に関しては葉っぱを楽しむことができます。キサントソーマと呼ばれる植物があります。

こちらについてはとにかく葉っぱのインパクトがある植物といえるでしょう。原産地については熱帯のアメリカとありますが、まさにジャングルの中に生えているのにふさわしい植物と言えるかもしれません。こちらについては名前についてはどのような由来があるかですが、まずはキサントスがあります。これは黄色を意味することになります。

葉っぱとしては緑色なのでなぜ黄色が使われるかはわかりません。それにソーマと呼ばれる言葉が組み合わさってこの言葉になったとされています。ソーマに関しては肉体になります。葉っぱよりも地下茎が名前の由来になっているのかもしれませんが、これだけ立派な葉っぱがあるのですからそちらをメインにして名前がつくようになればわかりやすかったかもしれません。

キサントソーマの特徴

この植物の特徴としてはサトイモ科の常緑多年草になります。生息地の熱帯のアメリカにおいては40種類近く分布するとされています。サトイモ科であることからも根の部分に芋ができることがわかります。ただしすべての根、芋が食用にされるわけではありません。食用になる種類と、鑑賞をするための種類があるとされています。根の部分に関しては根茎を有しています。

葉っぱに関しては長柄の先につくようになっていて、矢の形をしているものもあれば矛の形をしているものもあります。なんといっても葉の形、柄が美しいのが特徴となります。ある種類に関しては濃い緑色の葉っぱに、葉脈がまるで白い絵の具で書き入れたかのようにきれいに入っているものがあります。

葉っぱの真ん中にまっすぐ葉脈が入り、そのまっすぐの葉脈から左右に斜め上方向に葉脈が描かれるようになっています。横に伸びるタイプに関しても同じような白さの葉脈になっています。草の高さに関しては様々で、30センチ以上となっています。栽培するにあたっての難易度としては一般的でそれほど難しいわけではありません。

食用とされる場合においては、根や茎、そして若い葉を食べることがあります。葉の軸に関しても食用になるとされています。これはこの植物が非常に生育が旺盛なことからでもあるでしょう。簡単にたくさん育ってくれれば、食料として使いやすくなります。この植物には花托と呼ばれる部分があり、それが黄色い色をしています。

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