ブルーデージーの育て方

ブルーデージーの育て方

ブルーデージーは、キク科フェリシア属であり、このキク科フェリシア属は熱帯から南アフリカあたりを原産として約80種類が分布しています。もともとの生息地は南アフリカからイギリスに導入され、ヨーロッパで広がり、かなり後になってから日本に入ってきた種類です。

ブルーデージーの育て方のポイント

ブルーデージーの育て方としては、基本的に夏は涼しく風通しの良い、直射日光の当たらない場所を選びましょう。この花は寒さにはあまり強くないため、逆に冬の場合は室内で育てます。このブルーデージーは、1年で枯れてしまうものと、そうではなく冬を越して毎年花を咲かせるものがあります。

園芸品種に関しては草丈はあまり高くなるものではありませんので、およそ30センチくらいになる品種、そして葉っぱに美しい模様が入るフイリブルーデージーなどがよく市場でみられるものです。このブルーデージーは、枝の数が増えてくるとそこに咲く花の数も多くなります。

また、春に新芽が伸びてきたころにその芽を摘むと、その脇から新たな芽が出てきますので、結果的に枝の数が増えるのです。もし、ブルーデージーの花が枯れてきたのであれば、その花がらはこまめに摘み取ってください。特に、梅雨などの高温多湿の時期にかれた花をそのままにしておくと、カビの原因になってしまいます。

また同様に、枯れてしまった葉に関してもこまめに摘み取るとよいでしょう。そして、春に花が一通り咲き終わった後には、風通しをよくしてカビの原因を取り除くためにも、茎を3分の1程度ほど切り戻してしまうとよいでしょう。ブルーデージーの枯れた枝、そして弱っている枝などに関してはこの時に同時に根元からすべて取り除いてしまって下さい。

ブルーデージーの置き場所について

ブルーデージーは、日当たりが悪いとその花が悪くなってしまいます。ですから、真夏を除き、春から秋にかけては日当たりの良い場所を選ぶようにしましょう。逆に高温多湿は苦手です。ですから真夏の時期は風通しの良い半日陰の場所を選ぶようにしてください。

もしベランダで育てるという場合には、日光の照り返しなどによって温度が上昇しやすいため、できれば棚の上に置いたりなど、風通しが良いような場所を選ぶと、温度の上昇を抑えて元気に育てることができるでしょう。なお、冬の場合は5℃以上の温度が必要です。

なお、暖かい地方の場合は庭植えにすることも可能ですが、基本的には鉢植えにして11月以降の寒くなる季節に関しては室内に入れて日が良く当たる窓際などを利用して育てるとよいでしょう。ちなみに、霜がおりてしまう心配がなければ部屋の外、つまりベランダなどでも育てることが可能です。

もし鉢植えの場合は、定期的に植え替えが必要です。根っこが鉢の底から伸びてきたことが確認できたのであれば、それは鉢の中がもう根っこでいっぱいになってしまっているということを意味していますので、花が咲き終わった後には一回り大きな鉢に植え替えておくとよいでしょう。

また、生育が非常に旺盛な植物ですので、もしまだ小さい鉢植えであるという場合は毎年植え替えを行ったほうが良いといえます。この植え替えの適期、そして切り戻しの適期は同じ時期ですので、切り戻しを行った後に植え替えを行う、というような同時に2つの作業を行うということも可能です。

ブルーデージーの種付けの方法

この植物の種付けの方法は、さし芽で増やす方が手軽です。適する季節は春、または秋で、先端の芽が付いている状態の茎をだいたい5センチほどの長さに切り取り、およそ1時間ほど水の中にさして十分吸水させてから、湿らせた砂を入れた植木鉢に挿しこみます。

そして、根っこが出てくるまではできる限り乾かさないように、日陰の場所を利用して管理してください。すると、だいたい1ヵ月くらい経つと根っこが出てきますので、そうしましたら今度は1本ずつ鉢に植えて行きます。もし、秋にこの種付けやさし芽をしたのであれば、鉢に植え替えることはせずに、そのまま春の暖かくなる時期まで、霜がつかない場所を利用して栽培するようにしましょう。

ブルーデージーは種付けだけではなく、基本的に見た目が青く美しい挿し色としてつかえるため、寄せ植えを楽しむ方も多い植物です。白や青紫といった色の植物の寄せ植えとして、このブルーデージーのほかにもネモフィラやラナンキュラス、わすれな草、銀竜、ディモルフォセカなども使うと非常にきれいです。

もしこのブルーデージーを長く楽しみたいのであれば、春先から一日3時間以上日の当たる場所に置くようにすると、初夏までその美しい姿を楽しむことができますので、ブルーデージーの栽培に慣れてきたのであれば、寄せ植えにも挑戦してみるとまた新しい美しさを発見できることでしょう。

ブルーデージーの育て方は、さほど難しくはありません。基本的な注意事項を守って栽培すれば、簡単にきれいな花を咲かせることができます。また、その見た目も相まって非常に使いやすい花ですので、その意味でもこの花の育て方のポイントをおさえて、上手に栽培してみると良いのではないでしょうか。部屋の挿し色として、また寄せ植えとしても、大変使いやすい植物です。

ブルーデージーの歴史

ブルーデージーは、キク科フェリシア属であり、このキク科フェリシア属は熱帯から南アフリカあたりを原産として約80種類が分布しています。もともとの生息地は南アフリカからイギリスに導入され、ヨーロッパで広がり、かなり後になってから日本に入ってきた種類です。

その名前の通りブルーデージーは、デージーに似たきれいな青色の花を咲かせます。中心部分との色合いも非常に鮮やかできれいです。なお、似ていますがデージーとは属が違いますので、同じ種類ではありません。また、同じ仲間であるヘテロフィラは、その属名でもあるフェリシアの名前でタネや苗が市場に出回ります。このヘテロフィラという植物は一年草であり、秋口に種をまいておくことによって、春に花を咲かせます。

ブルーデージーの特徴について

このブルーデージーといえば、やはりその涼しげな青紫色の花を株いっぱいに咲かせるのが大変印象的である植物です。またその姿から、日本ではルリヒナギクとも呼ばれています。このブルーデージーは一定以上のの温度下で花を咲かせるという性質を持っているため、日本においては春から秋にかけて花を咲かせています。

たくさんのブルーデージーが花を咲かせていると非常に青と黄色のコントラストは映えて美しく、大変きれいな様相を呈するのが特徴です。冬や夏を越して毎年花を咲かせる花であり、小さなかわいらしい鉢植えなどで市場に出回っていることが多いのですが、もともとは1メートル近くの高さに大きく茂る植物なのです。

なお、この花は高温多湿が非常に苦手なので、育てる場合はその置き場所をよく考えなければなりません。できれば移動できるコンテナ、そして鉢植えなどを使って育てると、状況に応じて場所を変えることができるので便利です。また、毎年花を咲かせるためには夏場は涼しい場所に移動したり、梅雨の時期には湿気の少ない場所に移動させる必要があります。

30℃を超えるような暑さになると、花芽が着きにくくなってしまいますので、夏の暑い盛りの時には一時的にその開花を中断するということもありえます。とはいえ、ブルーデージーはそれを除いてはかなり強い植物ですので、乾燥にも強く、育てやすい植物のひとつです。

花壇、鉢植え、バスケットなど、さまざまなところで育てることができる花ですので、家の中にそっと飾っておき、そのさわやかな様子を楽しむには、非常に使いやすい花であるということがいえるでしょう。

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