ダボエシアの育て方

ダボエシアの育て方

ダボエシアは学名でDaboeciacantabrica’bicolor’といいますが、分類で言うとツツジ科ダボエシカ属になります。この植物の原産はヨーロッパ西部と言われ、スペインの北部からフランスの西海岸付近となっています。またアイルランドも原産となります。

育てる環境について

ダボエシアを栽培するためには環境を整えてあげましょう。やはり日当たりは欠かせませんのでよく日光のあたる場所に置いてあげます。またこの他にも風通しのいい場所を選びます。寒さには比較的強いので冬場などはそれほど心配する必要もありませんが、そうはいってもあまりにも寒過ぎたりするのはやはり負担になりますので注意が必要です。

冷たい風があたるような場所はできるだけ避けるようにしましょう。特に乾燥は苦手です。寒過ぎるのも困りますが、それ意外にも風に当たる事による乾燥に注意してあげましょう。あまりにも寒風が強すぎる時は置く場所を変えたりするなど工夫も必要です。その他ダボエシアの場合は2期咲きですが、ただそのまま放置しているだけではいけません。

1度目の花が咲き終わったころを見計らって次の準備をしてあげましょう。樹高の2分の1から3分の1程度のところで切り戻すと状態もよくなります。そうすることで秋にも再び花を咲かせることができますので手をかけてあげるといいでしょう。方法としてはとても簡単です。1度目の花が咲いた後というタイミングさえ見逃さなければ大丈夫ですのでポイントだけでもおさえておきましょう。

ダボエシアは寒さには強いのですが乾燥に弱いため風には注意が必要です。風の強い日やそういう季節には気をつけましょう。2度花を咲かせたければタイミングを見計らって切り戻しておきます。育て方のポイントを抑えておけばそれほど難しくはないのかもしれませんね。

種付けや水やり、肥料について

ダボエシアを栽培する時は環境なども大事ですが、水やりなども気をつけてあげましょう。ただそれほど神経質になってするほどでもないかもしれません。環境にもよりますが、露地植えなどの場合はそれなりに根もはっていますのでなんとかなりそうです。しっかりと根がはっているのなら毎日水をあげる必要もないでしょう。

ただそうはいってもまったく水がないと生きていけません。日頃の天候などにも気をつけ、もしも何日も雨が降っていないようなら水をあげた方がいいでしょう。毎日水やりをしないとついこちらも忘れがちになってしまうのですが、露地植えでも天候管理などある程度は必要になってくるでしょう。

また鉢植えの場合は忘れてしまうとすぐに乾燥してしまう可能性があります。露地植えに比べると日々の観察と水やりの頻度は高くなるでしょう。乾いていると感じたならたっぷりと水を与えるようにしたいですね。その他、肥料に関しては春と秋頃に与えてあげるといいでしょう。化学肥料か有機肥料などで大丈夫です。

この時期は花をつける時期でもありますので、そういう事も合わせて覚えておくといいのではないでしょうか。根腐れしないように水はけのいい用土を使い、夏場の蒸れなどを防いであげましょう。鉢植えの場合は水やりとのバランスが大切です。天候や湿度、土の乾き具合など細かくチェックしながらいい状態を保つようにします。冬場の休眠中も同様に乾燥などに気をつけながら水やりをしていきましょう。

増やし方や害虫について

ダボエシアの場合は根がしっかりしているので比較的楽に増やす事ができるのではないでしょうか。放っておいてもどんどん根がはっていく場合があるようです。無理に増やそうとしなくても水やりなどの環境さえそろっていればどんどん成長していくのではないでしょうか。ただ鉢植えの場合はその大きさにあわなくなっていくこともありますので植え替えなどをしていかないといけないでしょう。

その際に株をわけたりなどして増やしていきますが、挿し木などしても増やしていくことができます。ただ挿し木をする場合は枝にも気をつけましょう。やはり新しいものの方が花の咲き具合もいいようです。害虫などは特に聞きませんが、環境にもよりますのでできるだけ日頃からよく観察をしておいた方がいいでしょう。

一度虫がついて増えてしまうと後が大変です。そうならないためにも最初に見つけた時点で取っておくなど手間も必要です。薬などももちろん手軽でいいのですが、それだけでは駆除できないこともありますしやはり自分の目で確かめて1つ1つ手をかけてあげる方が確実でしょう。

虫がついたり病気にならなければ増やしていくのも簡単です。虫が嫌いな人もいるかもしれませんが、ダボエシアのためには環境を整えてあげるようにしたいですね。虫といっても小さいものばかりですし、歯ブラシなど道具をうまく使って駆除してあげるようにしましょう。増やす際もいろいろなプランターがありますので場所に応じて使い分けるといいかもしれませんね。

ダボエシアの歴史

ダボエシアは学名でDaboeciacantabrica’bicolor’といいますが、分類で言うとツツジ科ダボエシカ属になります。この植物の原産はヨーロッパ西部と言われ、スペインの北部からフランスの西海岸付近となっています。またアイルランドも原産となります。ダボエシアは常緑小低木ですが、常緑とは1年を通して常に葉をつける植物の事を指します。

また小低木とは高さが低いものの事をいい、一般的には1メートル以下のものを指す事が多くなります。ダボエシアの場合は大きくなっても約60センチくらいにしかならないでしょう。もともとはヨーロッパを原産とし、生息地もかなり広い範囲となっていましたが、そこだけにとどまることなくその後日本にも伝わってきました。

日本へはだいたい昭和の初期の頃に伝わったと言われています。高さもそれほどなく数十センチと小さいのでとても育てやすいのではないでしょうか。庭の空いている場所にそっと植えておいたり、境目に利用するなどしていたようです。また大き過ぎないので鉢植えなどにも適しているでしょう。

お庭がない人でも手軽に栽培を楽しむ事ができます。土地の狭い日本の風土にもあいますので好まれているのではないでしょうか。またダボエシアの場合は1年のうちに2回花を咲かせます。一生懸命お手入れをして1年に2回も花が見られるというのはとても嬉しいですね。こうした点からも好まれるのではないでしょうか。

ダボエシアの特徴

ダボエシアの特徴と言えばやはり可愛らしい小さなお花でしょう。花の色はいろいろありますが、青紫のものもあれば白地に赤い色が少し入りまじった感じのものもあります。いろいろと観察してみると面白いのではないでしょうか。また花のつき方も少し変わっていて、スズランのように小さくてかわいらしい花がいくつも連なるようについているのも特徴です。

壺の様な形をした小さな花が下を向きながら幾つも釣り下がり、鈴のようです。花の大きさはだいたい1センチ前後のものが多くそれらが集まる事で可愛らしさも一層増すのではないでしょうか。それ以外の周りにある葉の部分についてはまるで松のように細いつくりとなっており、花よりも小さく細かいものとなっているのも特徴的です。

また上記でも記しましたが、ダボエシアの場合は1年のうちに2度花を咲かせる2期咲きとなっています。花を咲かせる時期は主に初夏と秋になりますが、開花が2度楽しめますので育てていても面白いのではないでしょうか。これもまた魅力の1つかもしれませんね。2期咲きというのも1つの特徴と言えるでしょう。

その他、ダボエシアはとても小さい植物です。小低木といいますが、成長して大きくなっても60センチ程度にしかなりません。少し物足りないと感じる場合もあるかもしれませんが、そこに更に小さい花がたくさんつきますのでとても愛らしい姿になるのではないでしょうか。こうした特徴から鉢植え等で育てるのには最適と言えるでしょう。

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