ほうれん草の育て方について

ほうれん草の育て方
今まで野菜作りをしたことがないような人でも気軽に栽培することができるため、家庭菜園ビギナーにとってはうってつけの野菜とも言えます。ほうれん草の種まきは概ね春と秋の2回に分けることができます。種まきをしてから収穫できるようになるまで大体1ヶ月から2ヶ月くらいです。
春の収穫を考える場合は3月ごろに種まきをして、4月から5月ごろに収穫をします。秋の場合は9月から10月ごろに種まきをして、11月から12月ごろが収穫の時期になります。栽培をする地域の気候や生育の具合によっては、種まきや収穫の時期を若干前後させてあげる必要があります。
ほうれん草は寒さに強い一方で暑さには弱いため、野菜の育て方にあまり慣れていない人にとっては、春まきよりも秋まきのほうがベターです。もちろん寒さに強いとは言っても極端に冷え込んだ気候の中で育てていると生育も鈍ってしまうので気をつけなければいけません。
ほうれん草の栽培時の注意点
ほうれん草の栽培を始めるにあたって注意しなければいけないのは、酸性の土壌では生育しにくい性質を持っているということです。仮に発芽したとしてもまともに育つことは期待できないのです。これを防ぐために使われるのが苦土石灰です。
苦土石灰を混ぜ込むことによって酸性を中和し、ほうれん草がきちんと生育できる土壌に変えてしまうのです。種まきをする2週間ほど前にこの作業をしておき、1週間前には元肥を施しておきます。こうしてしっかり準備された土に溝を掘って1センチ間隔を目安に種をまきます。
ほうれん草の種まきは他の野菜ほど間隔に気を使う必要がないので気楽に作業できます。間隔が狭くて生育に影響が出るということがほうれん草では少ないのです。種をまいたら土を1センチほどかぶせて水やりをしますが、最初はたっぷり与えておくことが大切です。
ほうれん草の収穫まで
芽が出てくるまでは乾燥に十分注意して水やりをします。種まきをしてから1週間もすれば芽が出てきます。芽が出始めたころは茎がまだしっかりしていないため、雨などが当たって折れてしまうことも珍しくありません。そういった事態を引き起こさないためにも初期の雨対策は重要です。
芽が生育してきて混み合ってくると生育の悪いものを間引きして調整します。大きく育てたい場合には間引きを重ねて間隔を広く取ってあげることです。間引きに合わせて追肥を施してやると生育が良くなります。草丈が20センチくらいになってくると収穫のタイミングです。
野菜の育て方など色々な植物の育て方に興味がある方は下記の記事も凄く参考になります♪
タイトル:オカノリの育て方
-
-
クリサンセマム・パルドーサムの育て方
クリサンセマム・パルドーサム(ノースポール)は、キク科フランスギク属に分類される半耐寒性多年草です。ただし、高温多湿に極...
-
-
スナップエンドウの育て方
スナップエンドウは若くてみずみずしい食感を楽しませてくれる春の食材です。このスナップエンドウはグリーンピースとして知られ...
-
-
タチバナモドキの育て方
タチバナモドキはバラ科トキワサンザシ属の常緑低木です。名前の由来は橘(タチバナ)を同じ橙色をしていることから橘もどきとな...
-
-
ナスタチュームの育て方
黄色やオレンジの大きな花をつぎつぎと咲かせるため、ハーブの利用だけでなく観賞用としても人気のナスタチューム(ナスタチウム...
-
-
サトウキビの育て方
サトウキビはイネ科の多年草で、東南アジアや、インド、ニューギニア島などが原産と言います。また、インドの中でもガンジス川流...
-
-
クロッサンドラの育て方
クロッサンドラは、促音を抜いたクロサンドラとしても呼ばれ、その名前の由来はギリシャ語で房飾りを意味する「Krossos」...
-
-
フシグロの育て方
フシグロは、ナデシコ科の野草で、葉のつく節が黒っぽいので、このように呼ばれるようになりました。丘陵や山地、人里でも日当た...
-
-
ピーマンの育て方
現在は家庭の食卓にも馴染み深いピーマンですが、実はナス科の植物だということはご存知でしたか? ピーマンは熱帯アメリカ原産...
-
-
ボタンの育て方
牡丹の原産は中国の西北部だと考えられています。この地域では、もともとは観賞用ではなくて、薬として用いられていたそうです。...
-
-
カボチャの育て方
カボチャは、日本国内の分類では「日本カボチャ」と「西洋カボチャ」と「ペポカボチャ」との3つがある野菜です。特に日本・西洋...
ほうれん草は日常の食卓にもよく出てくる食材なので、家庭菜園などで自家製のほうれん草作りを楽しんでいる人も少なくありません。家庭菜園で栽培される野菜は多岐に渡りますが、その中でもほうれん草は比較的栽培がしやすい野菜です。