イオクロマの育て方

育てる環境について
植物にはそれぞれ育てるのに適した環境があります。この環境のなかで育てると、よりきれいな花を咲かせることができたり丈夫に育てることができると言うことにつながります。イオクロマの場合にも、育てる際に適した環境があります。上手な育て方としては、
日なたから半日陰で育てるようにします。とくに日陰でなければいけないと言うことがないので、場所に困ると言うことはありません。しかしこのときに注意しなければいけないことがあります。それは暗すぎる環境を嫌うと言うことです。暗すぎるとイオクロマの株が間のびしてしまい、
花の数が少なくなってしまいます。これではせっかくのたくさんの花を楽しみたいと考えていても少し物足りない感じがします。冬の寒い時期には、外ではなく室内の明るいところにおいて管理をすると安心です。生育するなかで新しく伸びた枝の先の部分に花が咲くようになりますが、
このときに伸びすぎてしまった枝は、花が咲き終わった後にその都度切り戻しをするようにします。このときに全体的に半分以上切り詰めるという場合には、4月から5月か、10月から11月に行うのが理想です。この時期を過ぎると花が咲かない時期にはいります。
植え付けや植え替えの時期の目安は、4月から6月となっています。肥料は花が咲いている間に与えるようにします。しかしこれはあくまでも目安なので、イオクロマの花や茎の生育状態を見ながら作業を進めていくようにします。
種付けや水やり、肥料について
イオクロマは非常に乾燥を嫌う植物です。したがって水やりはしっかりと行うようにします。水やりの目安は次のようになっています。それは鉢のなかの土の表面が乾いてきたら水分を与えるようにします。湿った土を好むという傾向があるので、夏場には注意が必要です。
日の光ですぐに土が乾いてしまうので、いつも以上に水分を与えるようにします。しかし逆に冬はあまり水分を与えすぎないようにします。冬はどちらかといえば少し乾かし気味にすると良いです。肥料は春から秋の成長期にチッ素とリン酸とカリの三要素を同じ量与えるようにします。
このほかにはリン産を少し多めの量にした規定量か置き肥を与えるようにします。植え付けや植え替えは次のように行います。イオクロマは1年から2年に1回は植え替えをするようにします。それにもっとも適した時期は4月から6月となっています。
このときに鉢の大きさを変えたくないという人がいます。このように大きさを変えずに植え替えを行いたいというようなときには、枝葉を3分の1から2分の1ほど残して切り、根鉢の土も3分の1から2分の1ほど残して取り除いてから、新しい用土を足して
植え付けると言うことを行います。鉢植えをするときの土は、とくに種類を選ばなければいけないと言うことはありません。たとえば赤玉土の小粒7に対して、腐葉土3というような割合の配合土を選ぶようにします。そしてしっかりと水分を土に含ませるのを忘れないようにします。
増やし方や害虫について
イオクロマを増やすときにはさし木をする必要があります。こうすることで上手に増やしていくことができます。このさし木をする時期は4月から9月に行います。枝を5センチメートルから7センチメートル程度の長さで切って、バーミキュライトや赤玉土小粒など
のきれいな用土にさすという方法となります。また育てているなかで病気になったり害虫の被害にあうのではないかと言うことが気になります。植物を育てる植でこのような病気や害虫の被害にあうと言うことはしっかりと考えておかなければいけません。
病気に強い植物もあれば弱い植物もあります。イオクロマの場合にはどうなのかというと、病気の心配はあまりない植物となっています。したがってとくに予防をしなければいけないと言うことはありません。しかし害虫の被害にあう可能性はあります。
どのような害虫の被害に遭う可能性がある丘というと、カイガラムシやアブラムシになります。カイガラムシは枝や葉が混み合って成長したときに発生する可能性が高くなっています。また枝の先にアブラムシが発生すると言うこともあります。カイガラムシが発生しないためには、
できるだけ剪定をして葉と葉の間に余裕を持たせるようにします。アブラムシに関しては予防をするよりも枝の先に付いているのを見かけたときに、取り除くようにします。いつどのようなタイミングで害虫が発生するのかと言うことがわからないので、毎日観察して様子を確認するようにします。
イオクロマの歴史
多くの国でさまざまな花の種類を見かけることができますが、その国の特色にあった植物が生息しています。そのなかでイオクロマという物があります。これは常に緑色をしているという常緑樹となっています。原産地は中央アメリカから南アメリカに20種類ほど分布しています。
この地域で古くから生息をしてきたという歴史があります。しかし昔からすべてが園芸用に利用されていたと言うことではありません。現在に至るまで園芸用に利用されているのは数種類となっています。枝の先やその付近の葉の付け根の部分に筒状の花を咲かせるようになっています。
花の色も豊富で、その色は青や紫や赤や黄色となっています。したがって多くの人に親しまれてきています。さまざまな色の花が咲く原種はとくにこの地方では多くの人に園芸用として重宝されてきています。このイオクロマですが、現在のように一般にはほとんど流通していなかったという歴史があります。
したがってこの地方以外の人があまり目にするということがあまりありませんでした。しかし品種改良が繰り返し行われることによって、最近では花の長さが5センチメートル程度の青や白の小さなラッパ状の花が垂れ下がるという、オーストラレ種という物が登場し、
これがミニエンジェルストランペットという名前で多くのところで流通しています。その結果世界中の人が目にすることができるようになったのです。園芸分類としては熱帯植物となっています。
イオクロマの特徴
イオクロマは草の高さが0.5メートルから2メートル程度となっています。寒さには少し弱いですが暑さに特別弱いと言うことはありません。生息地は中央アメリカや南アメリカとなっています。花が咲く時期は4月から11月で、常緑性で開花時期が長いというのが特徴です。
また日陰でも育つという特徴があります。南アメリカのエクアドルが原産地ということで、このほかには中央アメリカから南アメリカに20種類ほど分布しています。種が導入されたことによってカリフォルニア州から南の地域でも屋外で栽培をすることができます。
その高さは1.8メートルから2.4メートル程度にもなり、葉の形は卵形から少しとがった卵形をしています。また特徴としては柔らかい毛が生えています。春の終わりから夏の終わりにかけては、青紫状の花を咲かせます。イオクロマは他のナス科の植物と同じように有毒となっています。
寒さに少し弱いと言うことで、温度は5度以上を保つことができれば次々と花を咲かせてくれるので、比較的長い間きれいな花を楽しむことができます。肥料を与えるときには少し多めに与えると、上手に育てることができます。また日の光を好む植物です。
したがって日光によく当てて育てるようにします。イオクロマは乾燥が苦手です。したがって土をできるだけ乾かさないように管理をします。水分は少し多めに与えると花がきれいに咲きます。このように特徴をしっかりと把握して育てると言うことが大切です。
-
-
グレープフルーツの育て方
グレープフルーツの生息地は亜熱帯地方になります。ミカン科・ミカン属になり、原産地は西インド諸島になります。グレープフルー...
-
-
パチューリ(パチョリ)の育て方
パチューリ(パチョリ)はインドネシアとフィリピンの二ヶ所を原産地とするハーブです。名前の由来はタミル語で「緑の葉」の意味...
-
-
カスミソウの育て方
カスミソウの原産地は地中海沿岸から中央アジア、シベリアなどで、生息地は夏季冷涼なところです。カスミソウの属名ギプソフィラ...
-
-
イキシオリリオンの育て方
花については被子植物、単子葉類になります。クサスギカズラ目とされることがあります。ヒガンバナ科に属するとされることもあり...
-
-
シコンノボタンの育て方
シコンノボタンは野牡丹の一種です。野牡丹の生息地は、熱帯や亜熱帯で、比較的暖かい地域が原産です。日本にも自生しているもの...
-
-
エキノプスの育て方
エキノプスはキク科ヒゴタイ属の多年草植物の総称で、この名前の由来はギリシア語で「ハリネズミ」を意味する「エキノス」と「~...
-
-
タチバナモドキの育て方
タチバナモドキはバラ科トキワサンザシ属の常緑低木です。名前の由来は橘(タチバナ)を同じ橙色をしていることから橘もどきとな...
-
-
ツピダンサス(Schefflera pueckleri)の育...
ツピダンサスの原産地はインド、マレー半島などの熱帯アジア地域になります。「ツピダンサス・カリプトラツス(Tupidant...
-
-
モッコウバラの育て方
花の中でも王様と呼ばれるほどバラに魅了される人は多いです。そのためガーデニングをはじめる際にバラを育ててみたいと思う人は...
-
-
ペニセタムの育て方
お米に関してはイネ科に属することになります。このイネ科の植物としてあるのがペニセタムと呼ばれる植物になります。いくつかの...
多くの国でさまざまな花の種類を見かけることができますが、その国の特色にあった植物が生息しています。そのなかでイオクロマという物があります。これは常に緑色をしているという常緑樹となっています。原産地は中央アメリカから南アメリカに20種類ほど分布しています。