ノアサガオの育て方

ノアサガオの育て方

ノアサガオなどの朝顔の原産地や生息地はアメリカ大陸で、ヒマラヤやネパール、東南アジアや中国南部という説もあります。日本には遣唐使によって中国から伝えられてとされていて、奈良時代や平安時代といわれています。牽牛子と呼ばれている種子は元々は薬草で、粉末にして利尿剤や下剤として使われていたのです。

ノアサガオを育てる前にしておくこと

生育には強い日光を必要とする植物なので、日当たりの良い場所に畑やプランターを用意します。半日陰になるようなところでも生育しますが、発芽や開花が遅くなることがあります。なるべく日光が当たる場所にして、水はけが良い環境を整えるようにします。

またプランターでは地面で直接育てるよりも、棚や屋上のような場所に置いておくと徒長しにくいです。地面にプランターを並べる場合は根が地面に伸びないように、ビニールシートや板などを置いておきます。雨が降らないような場所では害虫が発生しやすいので、雨が掛かるような場所を選びます。

直接畑に植える場合は種付けをしてから、苗になった時点でプランターなどに移し替えると成長しやすくなります。種を多く獲りたい場合にはまず畑で育てて、それからプランターに移し替えるようにします。移し替えることで立ち枯れなどの連作の障害や、害虫の被害を食い止めることが出来ます。

土は弱酸性の保水性の良いものを選び、園芸用で販売されている培養土を使用します。さらに本格的にするなら腐葉土や畑土、バーミキュライトなどを混ぜ合わせて使います。プランターで使う土は害虫の被害を予防するためにも、数年に一度のペースで取り替えるようにします。

ノアサガオの種は硬いので、種付けを行う前には一晩水に浸けて吸水させるようにします。ペットボトルなどの容器に種付けようの種を入れてシャカシャカ振れば傷がつき、良く水を吸って発芽しやすくなります。発芽処理済みとして市販されている種付けようのものは、この作業を行う必要はないです。

プランターには薄く小石などを敷いておくと、水はけが良くなります。その上から9割程度の土を入れて、準備は完了です。種付けは人差し指の第一関節まで穴を開けて、2ずつ種を入れます。20センチの間隔を空けて植えると、数日から一週間程度で発芽します。

ノアサガオの育て方

種付けを行ってから1週間程度で発芽をするので、たくさん芽がついたときには間引きを行います。本葉が開き始めたころを見計らって、栽培状況が良いものだけを残して残りは根元から切り取っておきます。プランター一つに対して、株が4から5株が目安です。本葉の間引きが終わったら、植え替えをします。

ポットやプランターから引き抜くときは、根元を傷つけないように注意します。ハサミで根元だけを丁寧にカットして、残しておく株を傷つけないようにします。ツルが本格的に伸び始める前には、ネットを張ります。ネットはピンと張るようにして設置し、ツルが絡みやすいようにします。支柱に通してネットを張ることで、ピンと張ることが出来ます。

ネットの上の部分はサッシ枠などの金具を用意して、そこに紐などで固定しておきます。引っかける場所がない場合は突っ張り棒などを使って、ネットを吊るすように設置します。ツルは思った方向には伸びないので、50センチ程度伸びたらネットに這わせるように誘導します。

園芸用のテープなどを使ってネットに固定してあげると、他のツルと絡まずにきれいに伸ばすことが出来ます。育て方のポイントは栽培している状態や容器によって水の蒸発が異なるので、乾いてきたなと感じたら水やりをするようにします。発芽までに期間は1日に2回行い、6月の梅雨の時期は1回、夏の時期は2回から3回の水やりを行います。

プランターの底から水が流れてくるぐらい、たっぷりの水を与えるようにします。ノアサガオは他の植物と違って水のやりすぎで枯れることはあまりないので、神経質になる必要はないです。ただ夜中に水が多く残っていると枯れやすくなるので、遅い時間の水やりは避けるようにします。栽培中は液体の肥料や固形の肥料を使って、適度に栄養を与えるようにすることも育て方のポイントです。

栽培状況があまり良くない場合には数週間に1回のペースで、それ以外は1か月に1度のペースで肥料を与えるようにします。害虫被害も比較的少ない植物なので、害虫を発見したら駆除するようにします。予防策としては農薬や薬剤を事前に蒔いておいて、虫を寄せ付けないようにしておきます。

ノアサガオの開花と収穫について

夏ごろに開花してから、秋の終わりまで開花しています。開花してから一か月半で実が茶色くなるので、そのタイミングが採種時期になります。完全に種は成長しきっているので、青い状態でも乾燥させて黒くしておきます。採種した種は、翌年に使うことが出来ます。使い終わったネットは保存しておくか、可燃ゴミで破棄します。

土は改良材や新しい土を混ぜることで、再利用することが出来ます。また日光に当てて消毒すれば、新しい植物や作物に利用することが出来ます。再利用するためには細かなゴミや石、根などの不純物は取り除いておくようにします。再利用する前にはその植物や作物の育て方を把握して、連作障害が起こらないかを確認することも大切です。

ノアサガオの歴史

ノアサガオなどの朝顔の原産地や生息地はアメリカ大陸で、ヒマラヤやネパール、東南アジアや中国南部という説もあります。日本には遣唐使によって中国から伝えられてとされていて、奈良時代や平安時代といわれています。牽牛子と呼ばれている種子は元々は薬草で、粉末にして利尿剤や下剤として使われていたのです。

ノアサガオが日本に伝えられる前には、キキョウやムクゲの花のように朝に花が咲くものを指して指していたのです。朝顔を指す「阿佐加保」が使われるようになったのは、平安時代の初期です。江戸時代になると観賞用として楽しまれるようになり、改良も盛んに行われるようになります。

八重咲きや花弁が細く切れたものや、花弁が反り返っているものなど多くの種類が作られるようになったのです。世界的にも様々な形に変化した植物はなく、江戸時代には大変流行した植物の一つです。黄色い朝顔も開発されていた時代で、現在では幻の植物になっています。

古代の中国では高価な薬で、牛と取り引きされるほどのものです。中国の王様が朝顔で大病を治した経緯があり。お礼に財産である牛が与えられたと伝えられています。原産地は中国や東南アジアなどの説もありますが、近年の研究ではアメリカ大陸が有力です。

ノアサガオの特徴

ノアサガオは熱帯から亜熱帯に生息しているツル性の多年草で、沖縄地方では海岸近くに生息しています。オーシャンブルーといわれるものが代表的で、白花やピンクの種類のものも流通しています。エコブームや緑のカーテンの活動により注目されるようになった花で、日差しを遮る効果もあります。窓の近くに植えることで適度に日光を遮ることができ、柔らかい日陰を作り出すことが出来ます。

一年草である朝顔と比べて強く、数十メートルもツルを伸ばすのが特徴的です。開花期間も長く、霜が降りはじめる秋ごろまで花を咲かせます。温暖な気候の地域では簡単な対策を施すだけで、冬を越すことが出来ます。10月上旬ごろの秋が深まる時期に一番花をつけ、長時間美しく咲き誇ります。

朝から夕方まで花を咲かせるので、豪華な印象を与えます。生命力や繁盛力も高く、土の表面からランナーを出して広がっていきます。光合成をしながら育つ植物で、ツルの部分は夜中に成長します。早いものなら夜中の1時や2時に花を咲かせ、昼頃まで咲き続けるものもあります。耐久性がある植物なので、初心者でも簡単に育てることが出来るのです。

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