アサリナの育て方

アサリナの育て方

アサリナは、つる性植物です。小さな花を付け、その色も白、ピンク色、黄、紫、青といった複数の色があります。また、つる性植物であり、つるがよく伸びるためフェンスやネットなどに絡ませて楽しむことができ、夏の緑のカーテンとしても利用することができます。

アサリナの栽培時期について

アサリナの栽培時期としては、種付けが4月中頃から5月下旬までと、9月の2回に分かれます。多年生植物ですので越冬させることも可能ですが、もともと温暖な地域の植物であるため、寒さに弱く特に氷点下では越冬できないため保温が必要になります。

苗の植え付けは5月中頃から6月下旬ころになりますが、温かいほど成長が良いので、本格的に温かくなった時期に行うのが無難です。またアサリナは開花時期は非常に長く7月頃から咲き始めてから霜の降りる季節または11月頃まで花を咲かせることができます。

栽培時の肥料も少なくて済み、植え付けるさいの元肥だけでも十分育てることができますが、液肥を毎月1回施肥するだけでも育てることができます。ただし、肥料分に窒素分が多くなると葉が茂るばかりで花つきが悪くなるので注意が必要です。

一方で、アサリナの育て方としては、つる性植物に沿った育て方を行う必要があります。つる性植物の場合には園芸ネットやフェンスなどに絡ませる必要があり、アサリナの場合にもこれらを用意する必要がります。直植えの場合には園芸ネットを用意する必要がありますし、あえてフェンスの近くに植え付けるという育て方もあります。

また鉢での栽培も行うことができるので、アサガオのように鉢植えにして、アサガオ用のあんどん支柱やミニトレリスを用いるといった方法もあります。ただしアサリナのつるは非常に細い点に留意する必要があります。

園芸ネット程度の太さであれば自然と巻き付いていきますが、太い支柱に対しては絡まりにくいため、その場合には誘引する必要があります。またほかのつる性植物と同様に複数のつるが絡まった状態になると、高温多湿になり、育成に悪影響を及ぼします。

つるが重ならないように誘引し必要であれば、つるを切って風通しの良い状態にする必要があります。なお、つるの先端の芽を摘み取ると脇から芽が出て新たなつるが伸び始め、枝を増やすことができるのでボリュームアップすることができます。

アサリナの育て方と栽培場所について

栽培では、土壌への直植えのほか鉢植えでも育てることができます。植え付けは25センチから30センチ程度の間隔が必要で、大型プランターや8号から10号(24センチから30センチ)の鉢鉢植えのさいにはひとつの鉢に1株から2株程度を植え付けることになります。

鉢植えの場合には必要な時に必要な場所で持っていくことができるので栽培には便利で、またアサリナは成長も旺盛なので、失敗するリスクが少ないので適しています。アサリナの日当たりの条件としては、一日中、太陽が当たっている場所よりも、半日ほど当たる場所の方が栽培には適しています。

一方で真夏の直射日光にはやや弱いため、できれば避ける方が無難ですが、もともと温暖な地域の植物のため、暑さに負けるケースは稀で、緑のカーテンとして使用することができます。ただし耐寒性に関しては弱く、冬になると枯れてしまう場合があり、多年草ではあるものの日本では一年草として扱われる原因となっています。

アサリナが枯れてしまう気温としては霜にあたったり氷点下になることで起こるため、しっかりと保温を行い苗を守れば日本でも越冬させることは可能です。なお、緑のカーテンを作る場合には、つるがある程度成長すれば摘心を行い脇芽を増やすことで、立派なカーテンを作ることが可能です。

この場合には、10センチ角ほどのネットを使い、また支柱に関しては細な長いものを利用するとアサリナのつるが絡まりやすく、緑のカーテンを作ることができます。気温が上昇するにつれて勢い良く育ち、2メートルから5メートルぐらいまでは成長するので、家の1階やマンションの窓の日除けなどに十分使用することができます。

種付けについて

種付けは、4月中旬から5月下旬と9月の2回に分かれますが、発芽温度が20度から25度と比較的高いため、4月中旬から5月下旬に行うと発芽率が良い傾向にあります。9月の場合には越冬させる必要があるので保温に注意する必要があります。また苗を購入してきて植えることも可能です。

種付けは種まき用土や培養土などでも良いですが調合する場合には赤玉土6、ピートモス3、バーミキュライト1の割合で混ぜた土を用いると良いでしょう。種は用土にまいて、軽く抑えるだけで良く、発芽するまでは乾燥させないように半日陰の場所で管理するのが良いでしょう。また発芽後に混み合っている場合には部分的に間引きを行い、本葉が2枚から3枚になった頃に1本ずつ小さな鉢に植え替えることになります。

肥料は、ほどほどでよく、しっかりと与える必要はありません。植え付けの時期は本格的に暖かくなる5月から6月の間が適しています。高温になればなるほど、つるが伸びる傾向にあり、放っておくつるが伸びすぎ、扱いにくくなり、植え付ける場合にはつるがまだ伸びきらないうちに行う必要があります。

アサリナについて

アサリナは、つる性植物です。小さな花を付け、その色も白、ピンク色、黄、紫、青といった複数の色があります。また、つる性植物であり、つるがよく伸びるためフェンスやネットなどに絡ませて楽しむことができ、夏の緑のカーテンとしても利用することができます。

しかしアサリナは、やや日光に対しては弱い傾向にあり、一日中日光のあたっている場所よりも半日陰の場所の方が栽培には適しています。そのため緑のカーテンとして最適な植物といえます。水分はそれほど必要とせず、土の表面が乾いたらたっぷりと与える程度で十分です。また肥料は少量でもよく育ちますが、窒素分が多くなると葉ばかりが茂って花眼が付きにくくなるので注意が必要です。

植えこむさいに元肥を入れるだけでも十分ですが、肥料はそれほど必要ないため、液肥で代用することもできます。アサリナの特徴といえば、つる性の植物であるということのほか、多年草であり毎年花を咲かせることができます。

また花びらの色も複数あるため同じ色のみを育てたり、ミックスで育てることで、さまざまな色の花を楽しむことができます。花びらの大きさは2センチから3センチ、長さが4センチから7センチ程度の小さな花で、形は先が開いている釣鐘型の形をしています。

つるは細いものですが、その成長は旺盛でかなりながく伸びることができ、2メートルから5メートルに達します。夏にかけて旺盛に育つので、緑のカーテンとしても利用されますし、その間も花を楽しむことができます。開花期間はとても長く初夏から霜の降り始める頃まで咲き続けるので、アサガオなどに比べても非常に長く緑のカーテンとして機能し、また花を楽しむことができます。

アサリナの原産地および生息地について

アサリナは、北アメリカの南部やメキシコのほか、ヨーロッパに分布しており、主に山地での生息しています。その種類は約16種類ほどですが、日本国内でアサリナといえばバークレアナ種を指している場合があります。バークレアナ種はよくつるが伸びる特徴があり、フェンスやネットにからませて楽しむことができます。

一方で、もともと温暖な地方に生息する植物のため、氷点下では越冬できないため氷点下になる場所では保温をする必要があります。また種の発芽温度については、20度から25度とやや高温であり、高温の方が育ちやすいので、屋外で栽培を行う場合には暖かくなった頃に行うと無難です。

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