レモングラスの育て方
レモングラスの植え方と増やし方
レモングラスは種付けで育てていくこと主できますし、苗を植えてから育てていくこともできます。種付けでの育て方についてですが、時期は4月から5月頃が適しています。この時期にポットに種を蒔きます。水やりをしていればすぐに発芽します。
発芽して5センチくらいになったときには間引き、1つのポットに1本だけになるようにし、さらに10センチくらいまで育てます。10センチくらいに育てば植え替えを行います。日本では種を入手するのが難しかったのですが、最近では販売されるようになってきましたから、種から増やすのも良い方法です。
園芸店などに行くと苗で売っていることが多いです。苗を購入して植える方が栽培はしやすいと言えるでしょう。苗から育てていくときには、4月から9月の時期に植え付けます。日当たりの良いところであれば地植えしても元気に育ちます。暖かい地域であれば、地植えしてもそのまま冬を越してくれますから、翌年にも楽しむことができるでしょう。
鉢植えで楽しむこともできます。鉢植えする場合には深鉢の7号から10号位を選びます。1つの鉢に1株を植えていくのが基本です。ただ、大きくなりやすいですから鉢植えをするにしても場所は必要です。日本では地植えするのが基本です。大きくなってくると株分けで増やしていくことができます。
株分けの時期は4月頃です。冬を越した株を根元から一つずつ切り分けていきます。それを植えると育っていきますが、根がしっかりとつくまでは水を十分に与えることが必要です。日本の気候では種を取ることができませんから、基本的に株分けで増やします。
レモングラスは寒さに弱い
レモングラスを植えていて、日本で花が咲いたところを見たことのない人も多いと思います。そのために種を取ることができず、増やすときには株分けするのが基本です。これは日本の気候に合っていないからだとも考えられます。
インドや東南アジアなどの地域では種を取って種から増やしていくこともできますが、日本では花が咲くことはありませんから種もできず、種付けで増やしていくのは難しいのです。熱帯の植物ですから寒さに弱い傾向もあります。
西日本であれば地植えしても冬を越すことができますが、関東あたりからは地植えによって冬を越すのはほぼ無理だと考えておいた方が良いです。霜が降りると弱ってしまいますから、凍らないような工夫が必要です。霜が降りる時期には、10センチくらいにまで短くしてしまうと良いです。
そして、その上に敷き藁をするなどして凍ってしまわないようにするのが基本です。霜が厳しい地域であれば、そのままにしておくと枯れてしまいます。鉢で育てている場合には室内に入れるようにしましょう。地植えした場合、寒くなる前に掘り起こして鉢植えにすると良いです。この方が圧倒的に冬を越しやすくなります。
鉢植えにして室内に置いておくと良いです。室内を暖める程まで気を遣う必要はありません。凍ってしまわないようにするためですから、普通の家庭なら室内に入れておくだけで冬子氏はできるでしょう。暖かくなってから再び地植えすれば、また元気に育っていくでしょう。
ただ、株は大きくなってしまいがちですから、鉢に植えるにしても大きな鉢が必要となります。株の大きさに合わせて鉢を選んでいきます。暖かくなって植えるときには、株分けをして小さくしておくと、大きくなりすぎるのを防ぐことができます。
レモングラスの育て方の注意点
暖かいところで育つ植物ですから、日当たりの良い場所を好みます。風通しの良い場所の方が良いです。暑さには強いですから、日の当たりすぎるところでも問題はありません。寒いところでは育ちが悪くなったり枯れてしまったりしますから注意が必要です。水を好みますから、水やりはしっかりと行います。
表面の土が乾いたら水をやるというようにしていけば良いでしょう。植え付けしたばかりの時には水をうまく吸収できませんから、特にたっぷりとやるように注意します。冬になればあまり必要ありませんが、それでも土が乾いてしまわないように水やりをしましょう。
肥料については、植え付ける際に土に混ぜ込んでおくと良いです。追肥は月に1回くらいで十分です。冬は追肥は必要ありません。水はけの良い土壌を好みますが、土質は特に選びません。たとえば赤玉土を中心として、腐葉土や川砂を混ぜた土に植えておくと良いです。株はすぐに大きくなりますから、どちらかというと地植えの方が適しているでしょう。
地植えすれば、大きく育ちますから、大きくなりすぎたと思ったのなら株を分けていき、適度な大きさにすると良いです。そのままにしておくと株が大きくなりすぎることがありますから、地植えする際には適度に大きさを調整していくことが必要です。大きくても1メートルくらいまでしか育ちませんから、大きすぎて邪魔になることはないでしょう。
レモングラスの歴史
多くのハーブが、原産地や生息地などがはっきりしているのに対して、レモングラスは野生種が見つかっていないために、原産がどこなのかは明らかにされていません。ただ、多年生で大形の葉を持つなど、色々な特徴があるために、現在のところはインドの南部からスリランカあたりだと言われることもあります。
また、東南アジアのマレーシアあたりだと言われることもあります。大まかにはこのあたりだと言うことしか分かってないようです。インドでは古くから色々なものに使われていました。たとえば、インドの医学であるアーユルヴェーダでは薬として用いられていました。伝染病に対する薬として用いられたり、あるは発熱や鎮静剤としても用いられていました。食用としても用いられたこともあり、香料としての需要があったのです。
虫除け効果があると言うこともあって、色々なものに用いられていたと言えるでしょう。それがイギリスにもたらされたのが18世紀のことです。その後、日本にもたらされたのですが、その時期は明治から大正あたりだと言われています。大正3年には日本でも温室栽培が行われていたことが分かっています。
レモングラスの特徴
現在のレモングラスは主にインドで栽培されています。このことからも分かるように、どちらかというと暑い地域に生息する植物です。日本でも地植えして育てている地域がありますが、どちらかというと寒さには弱いですから、関東あたりでは地植えするのは少し難しいです。
西日本では地植えで栽培されることもありますが、やはり霜には弱い傾向があります。日当たりの良い場所で育ち、水を好む特徴があります。株分けで増やすことができますから、増やすのも比較的簡単です。レモングラスという名前からも分かるように、レモンのような味と香りがあり、このために古くから香料として用いられてきました。
たとえば、タイの料理のトムヤムクンと言えば少し酸っぱい味がありますが、これがレモングラスによるものです。ハーブティーやスープなどに用いられ、シーフードとも良く合うことから調理に良くj用いられます。アロマテラピーに用いられるものは精油されたもので、世界中で多く用いられています。
アロマテラピーでは疲労した心を癒やすために用いられているそうです。葉は細長く生長します。1メートルくらいまでなら普通に育ちます。見た目はただの草のようですが、葉をちぎるとレモンの香りがしますから、すぐに分かります。
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