レウイシア・コチレドンの育て方

育てる環境について
育て方としての環境はどのような所が良いかですが、よくある植物同様に日当たりを好みます。しっかり日当たりを受けられるところを用意しなければいけません。しかしあまり暑さに強くありません。寒さには強いタイプになっています。あまり日当たりばかりを重視し過ぎると、夏の暑さにやられてしまうことがあります。
生息地は比較的涼しいところであることを意識して、暑さ対策が出来る環境を用意するように考えます。風通しを良くすることで温度としては少し下げることができますから、風が通りやすいと頃に置くようにします。明るい棚上管理が適しているともされています。棚上に関しては、場所によっては風の通りが悪くなってる、
たくさんの鉢があるために悪くなるようなことがあります。ですから上ばちの数などを考えながら置くところを決めないといけない場合もあります。真夏においては直射日光が当たるところがあります。朝だけ当たるようなところならいいですが、1日中当たるようなところもあります。そうなるとかなり温度が高くなります。
暑さ対策としては遮光をすることがあります。遮光の率としては30パーセントから50パーセントぐらいが必要になるかもしれません。1日中当たるようなところなら50パーセント必要でしょう。午前中のみのようなところなら30パーセントぐらい、または必要にこともあります。寒いところはそれなりに対応できますが、寒すぎる場合は室内管理にします。
種付けや水やり、肥料について
種付けの時のための用土の用意として、植木鉢に関しては通気性と水はけを考慮したものを準備します。このように限定した時にはプラスチック製を選ぶことは少なくなります。主に焼き締めの鉢を使うようにします。植木鉢には浅いタイプと深いタイプがありますが、この植物に関しては深いタイプ、やや深いタイプを利用するようにします。
なぜ深いタイプを使うかとしては多湿を防ぐことが出来る事があります。浅いタイプだと頻繁に水を与えるので自然に多湿状態になりやすいです。深いタイプなら一度水を与えると表面は乾いていても下の方はまだ湿っていて水分が残っている状態です。水分を与える間隔を開けることができるので、水の量もヘリ多湿も防ぐことができます。
この中に入れる用土として水はけの良いタイプにします。硬質の鹿沼土と軽石を7対3で配合したものにします。配合するのが大変なときは市販の山野草用の培養土を利用しても特に問題はありません。水やりにおいては、多湿を避けるように行います。雨の時期、梅雨の時期などはあまり水を与えないようにします。
少し表面が乾いているくらいでも、中に水分が残っていますからそれで十分育てられます。夏には水のあげ過ぎに注意をします。肥料については春と秋に液体肥料と置き肥を行います。液体肥料は4月下旬から6月、8月下旬から11月の生育期に行います。2週間に1回の割合などタイミングをきちんと考えながら行う必要があります。
増やし方や害虫について
種まきで増やせますから行うようにしてみます。まず種を取ることが出来るところとしては涼しいところです。都会などで夏に暑いところだと場合によっては種を取れないこともあります。非常にデリケートな植物と言えるでしょう。では種が取れない場合はどうするかですが、海外などから種を入手する事がありあす。
そうすればそれをまくことができます。2月下旬から4月ぐらいの間にまくようにします。根っこなどは凍結に弱いですが、この種の場合少し凍結させてからが良いとされます。寒いところで春に咲くような植物は咲く前は厳しい寒さのところにいます。そこから伸びていきますから、その状況を人工的に作ると良い結果が得られるかもしれません。
種まきに関しては、場合によってはできないこともあります。そこで株分けを行います。根っこ自体が株分けしにくいタイプになっています。しかし種まき以外に方法がなければなんとかこの方法で増やしていくしか無いでしょう。病気としては多湿から来る軟腐病、根腐れにならないようにします。
涼しいところ、風通しを良くすることなどで対応できますから、防げる病気にはならないようにしなければいけません。病気とは少し異なりますが、根腐れ、葉焼けなどに注意するようにします。害虫はアブラムシが花の開花期についてくることがあります。また、新芽などの柔らかい部分を好むとされているのがナメクジやヨトウムシです。食害対策が必要になります。
レウイシア・コチレドンの歴史
夏の風物詩として花火があります。花火については先に花があり、その花を火で表現することからそのように付けられたのでしょう。夜になると空は真っ暗になります。そこに火薬などをうまく配合させることによってきれいな花を咲かせることができます。花火においてはいろいろな種類がありますが、
よくある基本的なタイプとしては中央から外に広がるタイプでしょう。その他には川のように流れたりするような花火も知られています。花から付けられた花火ですが、この花火に似ているからと名前が逆に付けられたものがあります。レウイシア・コチレドンと呼ばれる花で、この花については別名としてイワハナビ、岩花火と付けられています。
岩場に自生し、花火が開いたような花をつけることからこのような名前になったようです。原産に関しては北アメリカになります。コレチドンについてはギリシア語で小さい葉っぱの意味があります。レウイシアに関しては白人として北米大陸横断に初めて成功したルイス隊長にちなんで付けられたとされています。
花言葉としては永遠の愛、困難に打ち勝つなどがあります。日本においてはどれくらいの時期に導入されたかですが、大正期には入っていたとされています。一見キクのようにも見えるきれいな花ですが、花の開き方などから非常に特徴的になっています。ですからキクとはまた違った需要があったのでしょう。現在においてもいろいろなところで栽培されているようです。
レウイシア・コチレドンの特徴
この植物の特徴は、スベリヒユ科、レウイシア属になります。園芸上の分類としては山野草、草花となることが多くなります。花の咲き方としては1年を通して枯れない多年草になります。草丈は30センチぐらいまでになります。花が咲く季節としては4月下旬くらいから6月上旬ぐらいまでです。花の色としては多彩です。
紫やピンクなどが知られていますが、暖色系の赤、オレンジ、黄色も見ることができます。アメリカにおいて温かい地域も生息地になっていますが、カナダなどの地域がメインになっているようです。そのこともあってか耐暑性はあまり強くないとされています。耐寒性に関しては普通程度です。
常緑性なので葉っぱを常に付けた状態での栽培をすることができます。花は葉っぱの間から細い茎を伸ばすようにして咲きます。花の大きさとしては、直径が2センチから3センチぐらいです。花が咲くと非常にいい香りがします。キクのようにたくさんの花びらが付きますが、花びらが大きいからか少したれたような広がり方をします。
それがこの花の魅力で花火のように見えるところかもしれません。葉っぱに関してはヘラ状になっています。薄っぺらいタイプではなく、肉厚な葉っぱになっています。茎から葉が一緒になってでているタイプになります。この花がさいた後には実ができますこの実についてはさく果と呼ばれ、熟すると自然に種子が周辺にばらまかれます。自然に増えるようになっている植物です。
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