フィゲリウスの育て方

フィゲリウスの育て方

フィゲリウスはゴマノハグサ科に属している植物です。また別名をケープフクシアといいますが、花の形は他の植物と少し変わっており、細長く下を向いた状態となっています。上に向かって咲く花とは違いますので、個性的で印象にも残りやすいのではないでしょうか。またこの植物は南アフリカを原産としており、日本では最近になって見られるようになりました。

育てる環境について

フィゲリウスは高温多湿にやや弱い傾向にあります。上記にも記しましたが南アフリカが原産ですのでやはりそういった事と関係しているのでしょう。ですから育てる環境としては温度と湿度に注意しなければいけません。例えば水をあげ過ぎると中が蒸れて湿度があがり弱ってしまいます。育てている場所にもよりますが、同じ場所でも庭植えなら大丈夫で、

鉢植えの場合は湿度が上がり過ぎて枯れることもありますので注意しましょう。また基本的には日当たりのいい場所を選んであげるようにします。ですが高温になり過ぎるのもよくありませんので直射日光が当たらないようにします。特に夏場は遮光するなど対策を考えた方がいいでしょう。また寒さにもある程度対応できますが、寒過ぎると弱ってしまいます。

そういう地域で栽培する場合はあらかじめ鉢植えで育てるようにし、冬場は室内で育てるなど置き場所を変えてあげた方がいいでしょう。ただまったく寒さがダメという訳でもありません。暖地の場合は冬場でも屋外で越冬できますし大丈夫な場合もあります。気温の変化を見ながら育ててあげましょう。

また多湿も苦手ですが乾燥するのも苦手です。フィゲリウスを育てるためには適度な湿度と温度を保つ事が必要です。ただこの植物の場合高温多湿は苦手といいますが、意外と強く耐えられる事もあります。ですからあまり神経質にならない方がいいかもしれません。様子を見ながらお世話をしてあげましょう。

種付けや水やり、肥料について

フィゲリウスの水やりですが、基本的には高温多湿は苦手としていますのでやり過ぎないように注意しましょう。植物の性質を理解して育てることは大切です。どういう風な場所でどのように栽培されているかによっても違ってくるのですが、例えば庭に植えている場合などは多少水をあげ過ぎてもそれを逃がす場所がありますので、多湿で弱らせることも少なくなんとかなりそうです。

ただこれに対して鉢植えの場合は少し様子が違ってきます。鉢植えの場合に水をあげ過ぎるとそこの中で逃げ場がありませんのでたまってしまいます。鉢植えの場合は水をあげ過ぎると結果として蒸れる可能性が高くなりますので注意しましょう。同じ日当たりのある場所で育てていても、鉢植えと庭とでは水の蒸発する条件が違います。

特に多湿が苦手な植物の場合はそれらも含めて水やりをしていかなければいけないでしょう。鉢植えにするのなら水はけのいい状態にしておく必要がありそうです。また肥料についてですが、緩効性肥料を植えつけの際に与えます。その後は春頃と秋頃に月1回くらいのペースであげましょう。

肥料についてはそれほどたくさんは必要ないかもしれません。植物によってはもっと頻度の多いものもありますが、フィゲリウスの場合は月に1回程度ですみそうですので手間や費用もかからないでしょう。また寒さにもある程度耐えられますし、そういった意味でも比較的育てやすいと言えるのではないでしょうか。

増やし方や害虫について

フィゲリウスの場合は害虫や病気などはさほど心配しなくてもいいでしょう。植物によっては病気にかかりやすかったり、害虫のせいでせっかく育てていても枯れてしまう事もあるのですが、この植物はそういった事はあまりないでしょう。害虫が原因で病気になることもありますし、一度ついてしまうと駆除するのも大変です。

植物を育てたいと思っていても、そういった事が気になって億劫になっている人もいるのではないでしょうか。植物は好きでも虫は苦手という場合もあります。ですから、そういう意味ではとても育てやすいのかもしれません。そういう性質のものなら害虫がつく確立も少ないですし、不安も最小限ですむでしょう。

また増やし方については種をまいたり挿し木などがいいようです。その他、株からも新しい芽がでてきますのでそれをうまく使って増やしていくという方法もあります。もとの株からどんどん出ていきますのでそちらの方が楽かもしれません。もちろん種を最初からまいて育てるというのもいいでしょう。最初から育てればそれだけ愛着もわきます。

ただもっと早くたくさん増やしたいという場合はやはり株から新芽を分けた方がよさそうです。最初から新しく育てる必要もありませんし、環境もだいたい整っていますからあまり手間をかけないで増やす事ができるでしょう。病気にもなりにくく害虫もつきにくいフィゲリウスですが、数も増やしやすいので育て方としては楽かもしれませんね。

フィゲリウスの歴史

フィゲリウスはゴマノハグサ科に属している植物です。また別名をケープフクシアといいますが、花の形は他の植物と少し変わっており、細長く下を向いた状態となっています。上に向かって咲く花とは違いますので、個性的で印象にも残りやすいのではないでしょうか。またこの植物は南アフリカを原産としており、日本では最近になって見られるようになりました。

他の植物と比べても比較的新しい部類に入るのではないでしょうか。まだあまり知らない人もいるかもしれませんが、庭植えや鉢植えなどに用いられている常緑小低木となります。成長するとそれなりに大きくなってしまうのですが、まだ最初の頃は小さいので寄せ植えなどにも使われるようです。

見た目の形も少し変わっていますので、こういう植物が少し加わっただけでも鉢の雰囲気が違ってくるのかもしれません。全体的には洋風な感じのする植物ですので、そういったアレンジをする時には使いやすいのではないでしょうか。また植物によっては原種となるものがいくつもあって分かりにくいことも多いのですが、

フィゲリウスの場合はそういったことはなく、あるとしても色違いがいくつかあるくらいです。その他、この植物についてはまだ日本に入ってきて10年くらいしかたっていません。たくさんの植物がありますが、古くから日本に入ってきたものもありますし種類によって様々です。まだ目新しい部類に入るかもしれませんが、花の形も個性的ですしこれからどんどん広まっていきそうです。

フィゲリウスの特徴

フィゲリウスの花はとても特徴的な形をしています。普通花というと花弁を空に向けて大きく開花するというイメージがあるのではないでしょうか。天に向かってたくさんの花が咲くのはとても美しい光景ですからそういうものに憧れる人もいるでしょう。ただこのフィゲリウスの花はちょっと違います。筒状の形をしており、花弁もあまり大きく開くことはないでしょう。

個性的ではありますが、やや控えめな印象も受けます。花が咲くのは春から秋にかけてとなりますが、紅色や黄色などの花をつけるでしょう。また全体的な大きさとして背丈は30センチから60センチ程度となっています。また株は横に広がるため、横幅は40センチから70センチほどになりそうです。

葉っぱに関しては細長い形をしており光沢もありませんので、花と同じく控え目な感じに見えるでしょう。花の形こそ個性的ですが、全体的な印象としては地味に見えるかもしれません。また、生息地が南アフリカという事ですので、暑さに強く寒さには弱そうな感じを受けるのではないでしょうか。単純に考えるとそうなってしまうのかもしれません。

ただこの植物の場合は意外と寒さにも強いですのでそれほど心配する必要もないでしょう。栽培する地域にもよりますが、暖地ならばそのまま屋外で育てても大丈夫なこともあります。栽培する際はその地域の温度変化など少し調べておくといいかもしれません。場合によってはそのまま越冬する事も可能になるでしょう。

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