シソの育て方
シソの育てる環境について
シソの育て方はそれほど難しいものではありませんし、育てる場所も日当たりや水はけの良い場所であればそれほど選びません。ただ夏は乾燥しやすいので半日陰のような場所でも良いでしょう。また食べるのであればあまりに日当たりが良い場所よりも半日陰にしておくほうがおいしい葉ができます。
日当たりが良過ぎると葉が分厚くなり、茎もかたくなってしまうのです。土は腐葉土や堆肥などのたっぷり入った肥沃で水もちの良い土が良いです。鉢やコンテナに植える場合は赤玉土と腐葉土を5対5の割合にするか、赤玉土を6と腐葉土を4の割合で混ぜ合わせたものがオススメです。
地植えは堆肥をしっかりと混ぜ込んでおきます。やせた土地でも育ちはしますが、食べた時の味はやはり落ちてしまいます。葉も固くなりますし、せっかくの良い香りも薄くなりがちなのです。味を重視させるのであればやはり肥えている土で育てるようにしたほうが良いでしょう。
順調に育てることができれば葉が茂ってきますので、苗を植える間隔は20cmほどにしておくのがベストです。もし水はけがあまり良くないようであれば腐葉土や赤玉土を混ぜ込んで水はけが良くなるようにします。植え付け前には肥料と石灰をしっかりと混ぜておくのがポイントです。
苗を植えるのは園芸店などで販売が始まる5月頃が適しています。移植にはあまり強くありませんから植える場所は最初にしっかりと決めておきます。植え替えをしたいのであれば苗のうちにするほうがいいです。
シソの種付けや水やり、肥料について
水は土の表面が乾いたらたっぷりとあげるようにします。水切れは葉を傷ませてしまう原因になるので、特に夏には乾燥しやすくなりますから気をつける必要があります。適当な湿地で地植えをしているのであればそれほど神経質にならなくても大丈夫です。
肥料は植えつける前にゆっくりと効果が出るタイプの粒状の肥料を混ぜ込んでおくのが良いです。追肥は1週間に1度薄めた液体肥料を与えるようにします。ただし肥料が多いと虫もつきやすくなりますので、状況を見ながら与えるようにするのがいいです。
種付けさせることは可能で、開花後に実がつきます。花穂は完全に枯れる前できれば3分の2ほど枯れてきた時に採取して新聞紙を敷いたカゴの中で陰干しをしておきます。しばらくして実が熟してくると種がぽろぽろと落ちてきますからいらないものだけ取り除いて採取しておきます。
他の植物と違い、シソの種には休眠期間があるため、採取してすぐにまいても芽が出てきませんから注意が必要です。種は採取できるようになってから6か月間は休眠期間があって発芽しないので、その期間は保管しておきましょう。保管する時には封筒などに入れて冷暗所で保管しておくようにします。
種まきできるのは翌年の4月中旬から5月初旬にかけてですが、その時には種が固くて水を吸水しにくいので撒く前に一晩は最低でも水につけておくのが良いでしょう。そして撒く時には水をきってから用土を入れた鉢や箱にばらまくようにします。
シソの増やし方や害虫について
シソは種まきで増やしていくことができます。種まきをする時には一晩吸水させておき、それから植えますが、ポットに植える場合は一つのポットに10粒から12粒の種をまきます。種をまいたらごく薄めに土をかぶせる程度にしておきます。
もしくは種をまいた後は土を全くかぶせずに板などで軽くおさえて用土になじませる程度にします。気温を20度くらいに保っておけば種まき後1週間から10日ほどで発芽します。発芽したら丈夫なものを残して込み合ってる場所は間引きします。
本葉が3、4枚出てきた頃に鉢上げしてそれぞれを植えたい場所に植え替えるようにします。畑を作る場合は幅が60cmほどある畝を作って種をまく溝を深さ5ミリ程度で作っていきます。種は1cm間隔で植えていき、土を軽くかぶせてから土をおさえて種と土をなじませます。
植えつけたらたっぷりと水を与えます。成長してきたら最終的には20cmから30cm間隔になるように間引きましょう。間引きするもののポイントは他と比べて成長が悪いものや茎が変形してしまっているものです。シソは害虫がつきにくいといわれていますが、
春先には茎や葉にアブラムシがつくようになりますし、夜になって土の中から出てきて葉を食害するヨトウムシなどがいます。ヨトウムシがいる場合はその周辺にフンが落ちていたり、土が盛り上がっていたりするのですぐにわかります。
そして夏場などの高温乾燥期にはハダニの発生に注意しましょう。ハダニは水に弱い性質なので、時々葉の表裏に葉水をして発生を予防するのが良いです。
シソの歴史
シソはヒマラヤやビルマ、中国などが原産であり、生息地もその辺りになります。シソの歴史は大変古く、日本には中国から伝わったとされています。しかし縄文時代にはその種子があったとされており、遺跡から発掘されていますので当時すでに自生していた可能性が0とは言えません。
しかし日本で最も古い野菜の一つとされていています。当時は咳止めとして利用されていました。シソという名前がつけられたことにはある逸話があります。昔の中国で、かにを食べて食中毒を起こしてしまった少年にシソを与えると元気を取り戻したというお話です。
紫色の葉で命を蘇らせるということから紫蘇と名付けられたというのです。また10世紀頃には朝廷の内膳所で栽培されていたという記録もあって、栽培目的で渡来したのは平安時代頃ではないかともいわれています。最初はほとんど薬用で利用されていましたが、
室町時代くらいになると食用としての利用も始まりました。シソには殺菌、食欲増進、アレルギーやガンの抑制、貧血予防や精神安定、ダイエットなどの効果があります。今でもシソを使った病気の民間療法はあります。
例えば魚やかに、えびなどを食べてじんましんが出来てしまった時にはシソの新鮮な葉を10枚ほど食べます。もしくは乾燥させたシソの葉5gほどを200mlの水で煎じて飲むのも効果的だといわれています。
10世紀頃の和書ではイヌエ、ヌカエ、ノラエと呼ばれていました。現在ではシソは梅干と一緒に漬物としてよく食べられていますが、平安の昔も同じように漬物として食べられることが多く、魚の毒消しとしても非常に重宝されていました。
シソの特徴
シソ科シソ属の1年草で、シソの特徴は茎をカットすると断面が四角く、葉は先端がとがった卵形で縁はギザギザしています。草丈は30cmから70cm程度で、秋以降に茎の先端から花穂を長く伸ばして白か紫色の小花をたくさん咲かせます。
初心者の方でも比較的育てやすいです。品種は大きく分けると葉が緑色の青ジソと紫色の赤ジソに分けることができ、春に種をまいて6月から10月いっぱいまで育ったら収穫し、9月の半ば頃から10月くらいの秋になると種を採取しておきます。
葉や花穂、実を食用として使います。大きな葉は草丈が30cmほどになったらもう収穫してもOKです。この時に注意したいのが葉の収穫は上からではなく下のほうの葉からするということです。花穂は2、3輪花が咲いてる時に収穫して料理の彩りにしたり香りを楽しみます。
花が咲いた後にできる実は実ジソとして利用します。東洋のハーブと呼ばれるほど薬用効果が様々あり、一度根付いてしまえば種を撒き散らしてあっという間に増えていくので、あえて雑草化させるという人もいます。ただし野生化させるのであればある程度広い庭が必要となってきます。
苗は5月頃に園芸店などに出てくるのでまずはそこから育ててみるのがオススメです。苗からですと種を収穫できる時期までの時間を短縮させることができます。横に長いプランターが販売されていますので、そこに3本ほど苗を植えておくのがちょうど良い間隔になります。
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