ゼラニウムについての説明と育て方

ゼラニウムについての説明と育て方

フウロウソウ科であるゼラニウムは、南アフリカに自生する温帯性の宿根草であり、欧米ではベランダや窓辺の花として最も多く目につく花とされています。植物体に独自の臭気があり、花色は緋色・ローズ色・橙色・朱色・サーモンピンク色などと多彩です。

ゼラニウムの育て方

フウロウソウ科であるゼラニウムは、南アフリカに自生する温帯性の宿根草であり、欧米ではベランダや窓辺の花として最も多く目につく花とされています。植物体に独自の臭気があり、花色は緋色・ローズ色・橙色・朱色・サーモンピンク色などと多彩です。

また、葉の部分にも斑紋やふ入りのものが多く、見た目も美しいものです。ゼラニウムは四季咲性のものと、アイビーゼラニウムと呼ばれるつた葉のものとがあります。ゼラニウムの栽培環境として、種まきやさし芽をする適温は20℃、冬越しの温度は3℃から5℃前後が良いです。

しかし冬でも15℃以上の暖房の部屋の中に入れておけば開花します。光量の多い時に花芽分化や開花が早くなる性質を持っている為、5月から6月が1番よく咲くので、ゼラニウムの育て方としては日当たりの良いベランダで作る事が大切です。

アイビーゼラニウムの栽培方法

アイビーゼラニウムは、真夏は半日陰の窓辺につくります。培地のPHは6.5から7.0の弱アルカリ性が良いので、必ず苦土石灰を混ぜて調整する必要があります。乾燥を好む植物である為、多湿にすると根が腐ります。プランターなどは2日から3日に1回の灌水で十分です。

吸肥性が強いので、連続して開花させる為には持続性の肥料を施します。カリや石灰分の欠乏には敏感で、不足すると葉の周縁が褐色に変わったり下葉から枯れあがったりします。ゼラニウムには、緩効性化成肥料を3ヶ月に1回の割合で施しておくと管理が楽です。

アイビーゼラニウムの栽培時の注意点

さし芽の時期は、5月から6月と9月から10月が適期とされており、10センチほどに伸長した花芽のない若い枝を切り取ってさし穂にします。普通は4枚から5枚の葉がついているものですが、下葉2枚を付け根から切り取って1番下の葉のついていた節のすぐ下で、茎をもう1度ナイフで切り戻します。

大きな下葉は葉さきを丸く切り落として葉面積を小さくします。調整したさし穂は、メネデール100倍液などに1晩浸してからさせば発根が早くなります。ジフィーセブンと呼ばれる培地は含水させて膨らませておき、割り箸などで真ん中に穴を空けて、その中へさし穂を立てます。

半日間、簾などの陰に置いて、時々灌水をしてジフィーセブンがいつも湿ってる状態を保持します。発根すると周囲に根が出て来るので、そのまま鉢などに定植します。気温が20℃以上ある季節には水ざしができます。コップの水の中へさし穂をさし立てておくだけで発根してきます。

水温が異常に上がらないよう、コップは直射日光の当たらない明るい室内に置き、3日に1度は水を取り替えます。発根したら鉢などに定植して日光によく当てます。

種子による栽培をする場合、ゼラニウムの種まきは5月中旬頃が適しています。市販のジフィーセブンに1粒ずつ蒔きます。苗が大きくなり、周囲から根が出てきたら容器に定植します。6月に定植したものは9月から開花します。

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タイトル:ゲラニウム(高山性)の育て方
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