プチヴェールの育て方

プチヴェールの育て方

プチヴェールは、1990年に開発された、歴史の新しい野菜です。フランス語で「小さな緑」と意味の言葉です。アブラナ科である「ケール」と、同じくアブラナ科である「芽キャベツ」の交配によって作られた、世界初の非結球性芽キャベツです。

育てる環境について

プチヴェールは日本全国を生息地にする事ができます。生育に適切な気温は18~22℃で、冷涼な気候を好みます。寒さにはある程度耐える事ができますが、暑さには弱い植物です。そのため、プチヴェールの栽培には、南日本・西日本よりも北日本の方が適しているといえます。

プチヴェールを植える場所には、日当たりが良く、水はけの良い場所を選びましょう。日光が良く当たる事で、緑が濃くなります。黄色くなってしまった葉や、枯れてしまった葉を早めに取り除き、日光が当たりやすい環境を作るようにしましょう。

植え付けを始める夏場は気温が上昇しやすい時期のため、日光に当たって温度が上昇し、プチヴェールが弱ったり、生育が遅れたりする事があります。寒冷紗や不織布をかけると、温度の上昇を防ぐ事ができます。収穫時期である冬の寒さで、糖度が増します。

糖度の高いプチヴェールにするために、露地栽培で外の冷気に当てると良いでしょう。ただし、雪に埋もれてしまうと収穫時期が短くなってしまいます。雪が積もる地域で栽培をする場合はハウスの中で育てるようにしましょう。風通しの悪い場所では、生育の遅れや病気・害虫による被害が生じてしまう事があります。

プチヴェールを複数育てる場合や、他の作物も育てている場合は、十分に間隔を取るといいでしょう。プランターで育てる事も可能です。株間を広く取る必要があるので、あまり大きくないプランターや八を使用する場合は、1株までにしましょう。

種付けや水やり、肥料について

プチヴェールの種は店で売られていません。苗を植え付けて栽培します。株が大きく成長するため、株間は70cm以上空けて植えるようにしましょう。植えた後はたっぷり水をまきます。植え付けた直後は、風や雨で苗が倒れやすくなっています。仮の支柱を立てて、苗が倒れるのを防ぎましょう。

背丈は約80cmにまで成長します。倒れないように支柱が必要です。背丈が30~40cm程になったら、本支柱を立てます。また、合わせて根本に土を寄せておくと、株が倒れにくくなります。植えてからすぐの育て方が重要なので、元肥をしっかり与えます。

追肥は、1ヶ月毎に2、3回程行います。プチヴェールは窒素の吸収率が高いため、追肥で窒素をやり過ぎると葉っぱの異常生育等を引き起こす事があります。リン酸を与えると、実が締まったプチヴェールに育ちやすくなります。栽培期間が長いので、

肥料を切らさないように追肥を忘れないようにしましょう。苗を植えてから根がしっかり定着する約1週間の間は、たっぷり水やりをしましょう。それ以降は、表面の土が乾いたら水まきをします。土が乾燥しすぎないように気をつけましょう。

水をまく時間帯は、気温が低く、土の温度もあまり高くない午前中や夕方に行いましょう。脇芽が結球し始めたら、風通しを良くするために葉かきを行います。株の下から3分の1ほどの下葉を摘み取ります。また、黄色く変色した葉や枯れてしまった葉は順次摘み取っておきます。

増やし方や害虫について

プチヴェールはケールと芽キャベツの交配種です。育てた株に種ができる事はありますが、その種を蒔いたとしても、同じくプチヴェールは育ちません。新たに育てる場合は、店で苗を買うようにしましょう。栽培中に発生する害虫には注意が必要です。

プチヴェールに多く発生する害虫は、「青虫」・「ヨトウムシ」・「コナガ」・「アブラムシ」です。青虫やヨトウムシは幼虫です。主に葉っぱを食べる被害が発生します。ひどい場合は葉っぱの部分がほとんど食べ尽くされ、成長が阻害されるばかりか、食用部分がほとんどなくなってしまう事もあります。

コナガはアブラナ科の野菜に加害する害虫です。幼虫が食害を引き起こします。成長までの期間が短く、薬剤に対する抵抗力がすぐについてしまうため、駆除が難しい害虫であるといえます。アブラムシは非常に繁殖力の強い害虫です。10日ほどで繁殖を始めるため、

爆発的に増殖する事があります。植物の汁を吸うという被害があります。数が多いので、生育が悪くなってしまいます。植え始めが特に害虫の発生しやすい時期です。寒冷紗や不織布を掛けておくと、害虫が侵入するのを防ぐ事ができます。また、予防剤の使用も効果的です。

害虫による被害に遭ってしまった場合は、被害の拡大を防ぐためにも、早めに駆除をしなければなりません。薬剤等を使用して、害虫が成長・繁殖する前に対処しましょう。また、被害に遭ってしまった部分から病気が発生する可能性もあるので、取り除いておきましょう。

プチヴェールの歴史

プチヴェールは、1990年に開発された、歴史の新しい野菜です。フランス語で「小さな緑」と意味の言葉です。アブラナ科である「ケール」と、同じくアブラナ科である「芽キャベツ」の交配によって作られた、世界初の非結球性芽キャベツです。

静岡県にある株式会社増田採種場で研究を重ねて開発されたため、日本原産の野菜であるといえます。ケールも芽キャベツも栄養価が高い事で知られていますが、この栄養価の高さはプチヴェールにも受け継がれています。初めは、開発した会社で販売されている青汁に使用されたり、

有名ホテルの食材として用いられたりと、一般的にはあまり有名ではなく、市場にもあまり出回っていませんでした。しかし、豊富に栄養素が含まれてる事や苦みが少なく食べやすい等の理由から、料理人や企業の間で次第に認知度が広がっていきました。

雑誌やテレビ等のメディアで特集が組まれたり、大手企業で販売している健康飲料の食材として用いられたりした事で、知名度と同時に人気も上昇してきています。知名度が低い内は、なかなか店で見かける事ができませんでした。しかし、知名度の上昇と共に一般的な市場にも少しずつ顔を見せ始めていて、

入手が比較的簡単になってきています。大型スーパーやデパート等の大きなでは取り扱っているところが多く、手に入れやすくなっています。また、普通のスーパーでも取り扱っている店が増えてきており、家庭でも調理される機会が多くなってきました。

プチヴェールの特徴

プチヴェールの特徴の一つは、栄養価の高さです。ビタミンやミネラル、β-カロテンの含有量がとても高く、栄養バランスに優れているといえます。抗酸化作用のあるβ-カロテンやビタミンC、貧血を予防する効果のある葉酸や鉄分、高血圧を抑制する効果のあるカリウム、

人間の体にある骨や歯を構成する物質であるカルシウムやリン等、体の健康に役立つ様々な栄養素があります。中でも、ビタミンCがほうれん草の約5倍、β-カロテンがカボチャの約6倍、食物繊維がサツマイモの約3倍、カルシウムがほうれん草の約8倍と特に多く含まれています。

もう一つの特徴は、食べやすさです。プチヴェールの親といえるケールには独特の苦みがあり、あまり得意でないという人も少なくありません。一方、プチヴェールは苦みが少なく、糖度が11~13度もあります。トマトの糖度は大体5~7%、玉ねぎの糖度は大体7~8%なので、

野菜の中でもかなり高い位置にあります。寒い時期は特に糖度が増します。食べるとほんのりとした甘みを感じる事ができ、野菜の苦みが嫌いな人にもおすすめです。また、葉の部分しか食べられないケールとは違い、葉も芽も食べる事ができます。

葉の大きさはピンポン球程度の大きさです。一口サイズなので、1、2分程茹でれば、包丁で切らなくても手軽に食べる事ができます。その他にも、様々な食材や調理法と合わせる事ができるので、幅広い食べ方を楽しむ事ができます。

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