ペンステモンの育て方
ペンステモンの育て方
ペンステモンは4月から5月頃、もしくは9月半ば頃から10月頃に種植えをします。しかし寒冷地をのぞいて秋頃に種植えするのが一般的だといえます。日当たりが良く、どちらかといえば乾燥しているほうが喜びますので日陰や湿地では植えないように気をつけましょう。
水はけの良さは栽培する上ではとても重要ですから、草花用の土に小粒の軽石や鹿沼土などを混ぜてあげると良いです。また山野草向けの土も利用することができます。苗で植える時には根鉢を崩して根を広げてから浅く植えることが育て方のポイントです。いくつか植える時にはあまり株間をつめ過ぎないようにしたほうが育った時に蒸れず、風通しも悪くならないので良いです。
生育時期は1週間から10日に一度薄めた液体肥料を与えておくのがオススメです。注意しておきたいのは多湿となりやすい梅雨の時期です。この時には枯れた花からカビが発生する可能性がありますので水やりなどには気をつけたほうがいいですし、鉢植えであればあまり雨があたり過ぎない位置に移動させてあげるのが良いです。
ペンステモンの花が咲き終わったらこまめに取り除くようにしましょう。根がよくはるのがペンステモンなので、10月から11月頃にはあまりに鉢やプランターなどが混んでるようであれば植え替えを検討しましょう。株が大きくなりすぎてる時には株分けもしたほうがいいです。
ペンステモンの種付け
育て方は少し手間がかかるところもありますが、ペンステモンを増やすには種付けだけではなく、さし芽や株分けなどで増やすことができます。種付けをしたい場合は他の時と同じように花が枯れた後もそのままにしておき、種付けされるのを待つだけです。もちろん種以外の育て方を実践するのであれば花をそのまま残しておく必要はないので、わき芽が出ている位置まで切ってしまえばよいのです。
種が必要ないのにそのままにしておくと種を作るために栄養がほとんどそちらへとられてしまい、株の元気がなくなってしまいます。さし芽をする場合は2、3節分のさし芽を用意して一番下の葉をとってそこを用土の中へ埋まるように挿します。5月から6月頃がベストシーズンです。株分けをする場合は古い土を落としてからまず2つに分け、もっと分けたい場合はそれをさらに2つに割ります。
根を傷つけないようにできれば手で割るようにしましょう。これ以上は回復するまで時間がかかってしまうので避けたほうがいいです。古い根や腐っているものは取り除いて根の負担を減らしてあげます。鉢植えで栽培したいのであれば、2分割程度なら今までと同じものでも大丈夫です。4分割にした場合はそれまでよりも一回り小さい鉢を使ってもOKです。
植える時はまず鉢の2分の1まで用土を入れてから株の位置を決め、そこに土を少し入れて株を固定させます。根の周囲に土をなじませつつ土を増やしていって、上から軽くおさえます。その後、水をあげるようにしましょう。
栽培していると害虫であるアブラムシがたくさんついてしまうことがあるので、もし見つけたらすぐに退治するようにしましょう。アブラムシは卵を大量に生むのであっという間に株がやられてしまいます。事前に予防しておいてもいいです。
ペンステモンの種類
ペンステモンは栽培できる種類がいくつかあります。ディジタリス系ではハスカーレッド、ハットウィジー系のセンセーション、ヘテロフィルス系のエレクトリックブルーやヘブンリーブルー、バルバタス系のケンブリッジ、交雑種ですとパープルドラゴンなどがあります。
花付きが良いのはケンブリッジ、特に丈夫なのはパープルドラゴンです。ジギタリスに似ているセンセーションは大輪の品種です。一番ポピュラーなのはハスカーレッドで、シックな銅葉と濃くて引き締まった色の茎と白い花とのコンストラストが美しいです。ジングルベルという名前の品種もあります。
ジングルベルはピンク色に近い赤色の花を咲かせます。ジングルベルは大きく育って花が咲いたら切花にするのが向いています。鮮やかなルビーレッドの花に白い目が入っているのがサンバーストルビーです。赤紫色の葉と濃いピンクと薄いピンクのツートンカラーの花を持つダークタワーズ、真っ白な花をつける印象的なものがスノーベルズ、明るいブロンズ色の葉と淡いラベンダーピンクの花をつけるのがイングリッシュガーデンです。
とてもシックで、こちらも花が咲いたら切花として利用することが可能です。ルビーレースというダークアンティークなエンジ色の品種もあり、こういう色はなかなか見かけないのでイングリッシュガーデン風に庭を作りたい方にはオススメです。上品な濃さのエンジ色は存在感抜群です。初心者でも作りやすいのはハスカーレッドで、害虫や病気にもかかりにくく、しっかりと花をたくさんつけてくれますから安心して栽培しやすいのです。
ペンステモンの歴史を知ろう
ペンステモンが文献に初めて登場したのは1748年のことでした。その文献を書いたのはジョン・ミッチェル氏でした。その当時の文献にはペンステモンとしか書かれていませんでしたが、現在ではミッチェル氏が書いていたのはPenstemon laevigatusという品種のことであることがわかっています。
それがさらにカール・リンネ氏によって今度はChelone pentstemonという名前に変更されました。意味は不規則な5つの葉を持つというものです。改名をした理由はこちらの名前のほうがペンステモンを明確にあらわしているからという理由でした。1820年代まではジャコウソウモドキ属とされていましたが、その後イワブクロ属となりました。
19世紀の初頭になるとヨーロッパで数百もの品種が生まれましたが、現在残っているのは250種類ほどだといわれています。原産や生息地は北アメリカです。多湿に弱く、寒さには強いのがこの花で、初心者の方が栽培する場合は育て方をしっかりと調べてからにするほうが良いでしょう。アメリカから入ってきたこの花は日本国内では東北地方の高山など自然の中できれいな花を咲かせています。
ペンステモンの特徴
ペンステモンは釣り鐘タイプ、筒状でふっくらとした見た目をしており、色もカラフルなのでまるで金魚や熱帯魚を見ているような気分になります。花色は赤やピンク、紫、白などです。ほとんどの種類が常緑性ですから、花が咲いていない時でも緑が美しく目をなごませてくれます。
必要な作業として花茎切り、切り戻しが必要です。花が咲き終わった茎は早めに切り取ってしまい、株元で育ってきている新芽に栄養がいくようにしてあげるのです。またあまりに増えてくっつき過ぎてしまっている場合は芽を整理して日当たりや風通しを確保してあげることも大切です。多湿には弱いので、あまりに混みあってしまっている状態だと蒸れて枯れてしまう恐れが出てくるからです。
この花は水はけが良い場所を好みますが、レイズドベッドや石垣の上なども利用することができるのが特徴です。一部を除けば開花させるためには冬の低温さが必要となります。ですから室内で育てている場合には観葉植物として緑を楽しむのであればOKですが、花を楽しみたいのであれば外で育ててあげるほうが良いでしょう。ただ日陰や湿地では育ちませんので、そこは注意しなければいけません。
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ペンステモンが文献に初めて登場したのは1748年のことでした。その文献を書いたのはジョン・ミッチェル氏でした。その当時の文献にはペンステモンとしか書かれていませんでしたが、現在ではミッチェル氏が書いていたのはPenstemon laevigatusという品種のことであることがわかっています。