アラマンダの育て方

アラマンダの育て方

アラマンダはキョウチクトウ科 Apocynaceaeのアリアケカズラ属 Allamanda Linn. の植物です。原産国は南アメリカで、そこには約12種が分布しています。亜熱帯植物で常緑性の低木良く見られますが、つるのものも多く目にすることができます。

育てる環境について

アラマンダは丈夫な性質をもち、温度が適していれば、年間を通じて開花し続けます。そのため熱帯地域では良く栽培されています。育て方も比較的容易です。ブラジル原産のアラマンダは、生息地から移動させるなど生育環境に変化があれば、その土地に合うように樹形を変えるなどで対応します。

熱帯の強光線の環境下で育ったアラマンダはこじんまりとしたブッシュ状を作りますが、日本で育てるとつる性になります。春夏秋冬問わず、日が良く当たる場所で栽培します。日に当てることが、花付きには大切です。植える場所は水はけがよく、有機質が豊富な土の場所を選びます。

鉢植えの場合は、赤玉土と腐葉土を7対3程度の割合で混ぜて土を作ります。強い植物ですが、冬の寒さに大変弱く、冬を越すにも10度以上の温度が必要です。鉢植えであれば肌寒くなる10月下旬になった時点で、室内の日が当たる場所で管理します。沖縄以外の地方では、

庭植えなどは無理と考えた方が賢明です。ただしアラマンダでもヒメアリアケカズラは若干寒さに強く、5度程度の温度を確保できれば冬を越します。その温度以下になる地方では室内で管理になりますが、常時5度以上の冬なら、ずっと外においていても問題はありません。

ただし霜には気をつけましょう。霜にあたるとほとんどがダメになってしまいますので、いくら寒さに強くても、沖縄以外の日本では、温室などが設置できる環境でもない限り、庭植えはオススメできません。もし庭植えしたのであれば、10月に掘り上げを行い、日のあたる室内で冬を越させます。

種付けや水やり、肥料について

種付けはほとんど行わず、挿し木で増やします。水やりについては、鉢土の表面が乾けばたっぷりと与えるようにします。特に成長期の水切れには注意しましょう。7月から9月にかけての高温期の晴れた日はよく水を吸い、乾燥しやすくなります。朝夕2回の水やりが必要です。

冬にかけて生育もゆっくりとなりますので、その時には水やりも控えめに行います。庭植えであればよほどのことがない限り水やりは必要になりません。しかし雨が少なく、乾燥してしまうこともあります。そのような時期には様子をうかがいながら、水やりをしましょう。

肥料は旺盛に欲しがる植物の一つです。特に開花期には、肥料を欲します。春から秋の間は、2ヶ月半あけて1回程度、固形の油かすや錠剤の肥料などを根元に与えます。三要素を等量置いたり、リン酸分を若干多めに含む化成肥料を置き肥してもよいでしょう。

花の時期の間は より多くの肥料を必要とします。液体肥料も一緒に与えるとよいでしょう。生育が旺盛ですので、混み合うことで風通しが悪くなってしまうことがあります。日光が全体的に充分当たらないと、生育が悪くなってしまいます。混み合って邪魔な枝が目立つようになれば、間引く必要があります。

しかし新しく伸びた枝先に花が付きますので、春から夏に掛けて刈り込むと、花数に影響が出ます。明らかに邪魔をしている枝を枝ごと枝分かれしているところから切り落とすようにしましょう。それも整える程度がベストです。

成長著しい夏場は枝が収拾が付かないように見えてしまい、先端を切り揃えたくなるものですが、それは避けましょう。作業自体は生育期間中であれば、いつでも可能です。強いて言えば、成長をはじめる直前が適しています。

増やし方や害虫について

アラマンダの増やし方は、主に挿し木です。6月から7月が適しています。間引き剪定を行った時の枝を使うとよいでしょう。枝、つる性であればつるを、2節から3節の程度の長さで切ります。切り口からは乳液がにじんできますが、これは洗い流し、1時間ほど水に挿して水揚げを行います。

その後、バーミキュライトもしくは川砂などを入れたポットや鉢にさしておきます。根が出るまでの目安は1ヶ月です。乾燥に気をつけながら、半日陰の場所で管理します。育ち始めれば日の光に慣らすように心がけ、、だんだんと日当たりのよい場所で育苗するようにしてゆきます。

鉢植えの場合、2年くらい経つと、根で鉢がいっぱいになります。根が伸びる余裕をなくしてしまえば、水の吸い上げが悪くなります。それによって下の方の葉から枯れて来たり、花付きに影響が出ます。大きな鉢に植え替えが必要です。5月から6月が植え替えに適している時期です。

特にかかりやすい病気はありませんが、アブラムシやカイガラムシ、ハダニなどの害虫の被害を被ることはあります。害虫が付くと成長や花付きが悪くなるなってしまいます。アブラムシは新芽や茎、つぼみなどによく付きます。ハダニは葉裏によく付きますので、

繁殖しやすい高温乾燥期は特に注意して見ておきましょう。見つけた時には薬剤などによって駆除します。カイガラムシは主に茎に付きます。カイガラムシに関しては薬剤が効果を発揮しにくい害虫ですので、大量に発生する前に、手でこすり落とすなどしてマメな駆除に心がけます。

アラマンダの歴史

アラマンダはキョウチクトウ科 Apocynaceaeのアリアケカズラ属 Allamanda Linn. の植物です。原産国は南アメリカで、そこには約12種が分布しています。亜熱帯植物で常緑性の低木良く見られますが、つるのものも多く目にすることができます。

よく栽培されるものにアリアケカズラ、ヒメアリアケカズラ、ビオラケアなどがあり、そのほかの園芸品種も流通しています。博物学者、生物学者、植物学者であるスウェーデンのカール・フォン・リンネは「分類学の父」と呼ばれ、広くその功績が知られていますが、

アラマンダの名はリンネがスイス人植物学者アラマンに因んで名付けました。1771年に発表された 「植物補遺 後編 Mantissa plantarum altera」の中で記載されています。 生物の学名は、属名と種小名の後に命名者の名が付けられます。リンネの場合、L.の一文字だけで略称できる唯一の人物ですが、

学名最後尾に「L.」もしくは「Linn」などと書かれていれば、リンネが命名していることとわかり、なおかつそれが確固書きになっていなければ、リンネが命名した以降変更がないことがわかります。アラマンダの場合には、リンネが名付けてからそのままです。

日本ではアリアケカズラと呼ばれることもあります。沖縄では一般的に庭木や街路樹に使われますが、つる植物であることから、塀や門構えびアーチ状に絡ませるなどしてディスプレイすることもあります。鮮やかな花色が、熱帯地方や亜熱帯において、大変映えます。

アラマンダの特徴

キョウチクトウ科には特徴的な花のねじれがありますが、アラマンダはそこまで顕著ではありません。しかしラッパ型に5つ先端が避ける花びらの片側が隣の花びらと重なる様は規則正しく、このような点に現れています。高さは50センチから200センチ程度で鼻の大きさは7センチから8センチのものが良く見られます。

品種が豊富で、大輪の花を咲かせるオオバナアリアケカズラ、草丈や樹高が低いが花が大輪のグランディフロラ、八重咲きのスタンシルズ・ダブルなどはその中でも良く見られます。鉢物ではための低いヒメアリアケカズラも、3センチから4センチ程度の小ぶりの花を多くつけることから、人気があります。

花色はそれぞれ黄色がポピュラーですが、紅紫色もあります。光沢があって厚め、皮のような手触りの葉を持っています。高温が確保できる初夏から夏にかけて花を咲かせますが、気温が保てるのであれば、年中季節に関係なく花をつけ続ける品種もあります。寒さに弱いことんび配慮することができれば、比較的育てやすい植物の一つです。

種小名は catharticaとなっていますが、これは下剤を意味しています。キョウチクトウ科の植物には、様々な薬効成分を含むものや急性毒性が強い強心配糖体を含む種があります。アラマンダにも catharticaから、なにかしらの薬効成分が確認されていると考えられます。しかし素人が民間療法的に用いることは危険ですので、そのために飲用するなどは避けましょう。

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