ブッドレアの育て方

ブッドレアの育て方

ブッドレアはイギリスのエセックス州の牧師であり、植物学者でもあったアダム・バドル氏の名からとられたものです。名付けたのは分類学の父と呼ばれるカール・リンナエウス氏でした。和名はフサフジウツギで、初めて中国で発見したのがフランス人であるアルマン・ダヴィッド神父でした。

ブッドレアの育て方

ブッドレアは日当たりの良い場所で育てるのが基本です。北海道でも南のほうでしたら育てることができます。土は赤玉土を6、腐葉土が3、川砂を1の割合で混ぜ合わせたものを使います。しかしこれを使わない場合でも水はけが良く、乾燥し過ぎないようなものであれば全く問題なく育ってくれます。

肥料は植えつける前に骨粉などを混ぜこんでおくようにしましょう。骨粉には花付きを良くしたり生育期の初期にたくさん必要とする成分です。追肥は月に1度液体肥料を水やりの代わりに与えます。冬は生育がゆっくりになっていますので肥料を与える必要はありません。

水は鉢植えであれば土の表面が乾いてからたくさん与えるようにしますが、あまりに与えすぎるのも良くありません。庭などに地植えしてしまったものは一度根付いてしまえば水やりは特に必要とはせず、雨水だけで十分です。病気は特に心配なものはありませんが、梅雨時だけはうどんこ病に気をつけておきましょう。

この時には専用の殺菌剤を用意して散布します。害虫は新芽や茎、蕾などを食い荒らしてしまうアブラムシや幹の内部を食い荒らしてしまうコウモリガの幼虫にも要注意です。特にコウモリガの幼虫は幹の中に入ってしまうと薬剤が届きにくくなるので退治するのが大変です。

最悪の場合、ブッドレアを枯らしてしまうことになりかねません。コウモリガの幼虫が幹の中に侵入した時には幹に穴が開きます。その穴に針金などを差し込んで中にいる幼虫をかきだしたり、穴に薬剤を入れてしまうか、綿などに薬剤をしみこませて穴をふさいでしまうのがベストです。株元に雑草が生えている時にも害虫は発生しやすいので、株元の周りの雑草とりはマメにしておくほうが良いでしょう。

栽培する上で注意すべきこと

ブッドレアは挿し木で増やしていくことができます。作業は6月から7月頃に行いますが、その年に伸びた枝の先端を10cmほどカットして、川砂もしくは赤玉土に挿しておくだけです。発根するまでは完全に乾いてしまわないように時々水を与えて明るい日陰で管理します。発根するまでは半月くらいです。

ここで注意しなければいけないのが水の与え過ぎです。過湿になってしまうと根が出てくる前に枝の切り口から腐ってしまいます。根が出てきたら秋頃に鉢かポットに植え替えをします。種付けをさせたい場合は花が咲いた後にそのまま花茎をカットしないで放置しておきます。

すると種がつき始めるので熟した頃に採取して保管しておき、3月から4月頃に種まきします。早ければ発芽までは2週間弱ほど、2年目には花を咲かせてくれます。ただし採取したい種の分だけ花茎を残すようにしておき、残りはきちんと取り除いておくようにしたほうがいいです。

種付けをした株はどうしても種付けの際に栄養をそちらにとられてしまうため、株が弱ってきてしまうのです。放っておくとこぼれ種で勝手に育っていたということもよくありますので、その辺りの管理はこまめにしておくほうがいいです。

ブッドレアの仲間にはグロボーサ種というのがあります。南米が原産地で常緑性の低木ですが、耐寒性は少し弱いです。しかし花色が面白く、最初は黄色の小花が丸くまとまって咲きますが、時間がたつにつれて花色が褐色に変化していきます。

このグロボーサ種とダヴィディー種をかけあわせた品種がウェイリアナといい、よく栽培されています。花色はグロボーサに似て黄色なのですが、形は玉状にまとまっている花がダヴィディー種のように円錐のような状態になって咲きます。ブッドレアの花は切花としてもよく使われます。

種付けをして増やしたい時は?

ブッドレアは挿し木で増やしていくことができます。作業は6月から7月頃に行いますが、その年に伸びた枝の先端を10cmほどカットして、川砂もしくは赤玉土に挿しておくだけです。発根するまでは完全に乾いてしまわないように時々水を与えて明るい日陰で管理します。発根するまでは半月くらいです。

ここで注意しなければいけないのが水の与え過ぎです。過湿になってしまうと根が出てくる前に枝の切り口から腐ってしまいます。根が出てきたら秋頃に鉢かポットに植え替えをします。種付けをさせたい場合は花が咲いた後にそのまま花茎をカットしないで放置しておきます。

すると種がつき始めるので熟した頃に採取して保管しておき、3月から4月頃に種まきします。早ければ発芽までは2週間弱ほど、2年目には花を咲かせてくれます。ただし採取したい種の分だけ花茎を残すようにしておき、残りはきちんと取り除いておくようにしたほうがいいです。

種付けをした株はどうしても種付けの際に栄養をそちらにとられてしまうため、株が弱ってきてしまうのです。放っておくとこぼれ種で勝手に育っていたということもよくありますので、その辺りの管理はこまめにしておくほうがいいです。

ブッドレアの仲間にはグロボーサ種というのがあります。南米が原産地で常緑性の低木ですが、耐寒性は少し弱いです。しかし花色が面白く、最初は黄色の小花が丸くまとまって咲きますが、時間がたつにつれて花色が褐色に変化していきます。

このグロボーサ種とダヴィディー種をかけあわせた品種がウェイリアナといい、よく栽培されています。花色はグロボーサに似て黄色なのですが、形は玉状にまとまっている花がダヴィディー種のように円錐のような状態になって咲きます。ブッドレアの花は切花としてもよく使われます。

ブッドレアの歴史

ブッドレアはイギリスのエセックス州の牧師であり、植物学者でもあったアダム・バドル氏の名からとられたものです。名付けたのは分類学の父と呼ばれるカール・リンナエウス氏でした。和名はフサフジウツギで、初めて中国で発見したのがフランス人であるアルマン・ダヴィッド神父でした。

種子名のdavidiiはこのダヴィッド神父が由来となっています。ダヴィッド神父もまた宣教師をしながら生物学者としても活躍していました。ダヴィッド神父は中国で植物だけではなく生物などもいろいろ収集していたので、パンダを初めて発見したのも彼でした。

ブッドレアは別名としてバタフライ・ブッシュと呼ばれています。この植物を蝶が好んで近寄ってくるからです。原産地や生息地は中国です。樹高は3mから5mほどにもなります。日本へ渡来したのは1890年(明治23年)のことでしら。

日本に渡来してきたものは中国からヨーロッパへと渡り、それが品種改良されたものです。しかし実は日本でも秩父で野生化しているものが見つかっていてチチブフサウツギと呼ばれています。フサフジウツギという和名がつけられているのは藤の花を逆さに立てたような花房をつけることからそう呼ばれるようになりました。

ブッドレアの特徴

ブッドレアは品種によって常緑のものや落葉のもの、低木や高木があります。いろんな品種が市販されていますが、最も多いのはダヴィディー種で、園芸でブッドレアといいますとこのダヴィディー種のことをさしていることが多いです。開花は初夏から秋頃で、伸びた枝の先に小さな花がまとまって咲きます。

花は円錐のような形になっているのが特徴です。花のカラーは藤色、紅紫色、白色などがあります。蝶が好む花と呼ばれているのはブッドレアの花が非常に良い香りを放っているからです。耐暑性も耐寒性も強いほうで育てるのは難しくもないですが、剪定などをしたほうが良い時もありますのでそこは初心者の方には少し大変かもしれません。

開花時期が5月から10月頃までと長いのも魅力です。ブッドレアの仲間は世界中に約100種ほどあります。ダヴィディー種は中国ですが、他の品種は南北アメリカやアフリカ、アジアなどに分布しています。成長もとても早いですし、植える場所さえ間違えなければ元気に育って花もきれいに咲いてくれます。病気にもかかりにくい植物ですから、そういう意味では安心して育てられます。

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