マキシラリアの育て方

マキシラリアの育て方

この花の種類としては、キジカクシ目、ラン科、セッコク亜科となっています。常緑の多年草となっているので、ずっと花を咲かせることが可能です。着生植物として知られています。

育てる環境について

栽培をするにあたって、育て方として適している環境はどのようなところかを知っておきます。暑さに強く、寒さに弱い性質があります。そのために日本においては必ずしもどこででも育てられるわけではありません。日本でも温室の用意しているところであれば育てることができますが、外で育てようとするとある程度場所が限定されてきそうです。

九州や四国の南部、本州においても太平洋の沿岸など暖かい地域が中心になってきそうです。栽培するのが難しい種類の花として知られています。まさに夏の花にふさわしいので、なんといっても日当たりが重要になります。常に日当たりが当たるくらいのところがベストの環境といえるでしょう。南向きに植えるようにすれば、常に日光を当てることができます。

冬においては越すことが難しいですから室内で保管するようにします。室内の窓辺に置くことで冬越しをさせることが可能になります。4月から10月末ぐらいまでは戸外での管理ができます。戸外で行うときの注意としては、35パーセント程度の遮光をしたところにすることです。明るいところでも良いですが、

あまり弱すぎたり強すぎたりするのが良くないとされていまいます。暗くしすぎてしまうと花つきが悪くなってしまうことがあります。太陽に当てたほうが良いと考えてしっかりと当てすぎたために花つきが悪くなったでは意味がなくなってしまいますから、そのようなことがないように情報を得ておくようにします。

種付けや水やり、肥料について

植えるときにおける用土についてはどのようにするかです。少し変わった方法を取るようにします。まずミズゴケを用意します。そして素焼き鉢に植えるようにします。大きくなる時はプラスチックの大きな植木鉢を用意してもよいでしょう。洋蘭用の物がありますから、それを利用することで植えやすくなります。

せっかく専用の物があるなら、それを活用したほうがうまくいくことが多くなります。植え付けであったり植え替えに関してはいつ行うのがいいかを知っておくほうがベストのタイミングで行えます。この花については、春に行うのが良いとされています。あまり長い期間において同じ植木鉢を利用するのは良くないとされます。

増やそうとするときにおいても植え替えが必要になりますから、それを見越して行うようにすればいいでしょう。花においても適度に場所を変えたりすることで育ちやすくなる状態を作ることができます。全く同じにする必要はありません。水やりにおいては気をつけないといけないことがあるので注意しておきます。

まずは春から秋までの間にしっかりと水を与えるようにします。与えすぎるくらいにしても良いくらいです。植木鉢においてもあまり水が外に出ないようなタイプが良いとされています。そうすることで水分を得やすくしています。秋になってくると水のやり方を少し変えるようにします。今度は少し乾かし気味が良いとされています。水をその都度調節しながら育てます。

増やし方や害虫について

肥料を与えることで株に元気を与えることができますから、将来的にも増やしやすくなります。どのような肥料を与えるようにすればいいかは、4月の終わりに油かす系を利用します。固形タイプのものを鉢の上に置くようにしていきます。この時固形肥料だけでは少し物足りないですから、液体肥料も少しずつ与えるようにします。

油かす系については7月まで何回か行うようにしておきます。液体肥料に関しては週1回ぐらいの割合を守りながら10月ぐらいまで行うのが良いとされます。もちろん花の状態を見ながら増やしたり減らしたりの調節をしたほうがより良い状態になります。増やし方として多いやり方としては株分けがあります。この花については植え替えが必要になります。

その時に株が分けられそうなときに頃合いを見ながら行うとよいでしょう。3バルブずつの小さな株に分けるとちょうどいいことがあります。大きな塊として分けることもできます。サイズを色々と変えながら行うことができるので、楽しみも多いです。同じ大きさばかりのものがあっても面白く無いでしょう。

これは少し大きめにして、こちらはこじんまりと可愛く育てるなどもいい方法になります。メインのところで育てるところと、自分の部屋にちょっと置く植木鉢用として用意したりするのも良い分け方になりそうです。この植物の利点としては病気であったり害虫が殆どつかないことです。ですからそれに対する対応は必要ないです。

マキシラリアの歴史

春になると比較的多くのところで行われることとして蘭展があります。よく知られている蘭のほか、あまり知らない蘭なども多く展示されています。蘭に関しては一般的には葉でないものが多いように想像されますが、種類は様々で、必ずしも派手とは限りません。かなりシンプルな形をしたものもあります。でも色は派手であったりします。

蘭の仲間の一つとしてマキシラリアと呼ばれる花があります。こちらの花については、原産が中米から南米北部にかけて広く分布しています。南米の花に相応しい様な形、色合いをしているといえるかもしれません。蘭といいますと西洋的な風貌をしているので昔の日本にはないように考えられがちですが実際は古くから栽培されたり、

鑑賞されたりしています。多くは中国から渡来しているようですが、ヨーロッパとの貿易をしたりするうちにいろいろな種類が入ってくることがあるようです。その中ではこの花については比較的新しく渡来したとされています。明治時代の中期頃になっています。アジアが原産であれば中国から入ってくることがあるでしょうが、

アメリカとなるとまずヨーロッパに伝わって、その後にアジアに伝えられてそれからになります。この花については恐らくアメリカを通じて渡来してきたことになるのでしょう。蘭の歴史としてはそれほど長い花でないといえるかもしれません。実際にはごく最近に来たものもありますから、それに比べれば非常に長い歴史になります。

マキシラリアの特徴

この花の種類としては、キジカクシ目、ラン科、セッコク亜科となっています。常緑の多年草となっているので、ずっと花を咲かせることが可能です。着生植物として知られています。花の大きさとしては数十センチぐらいから60センチぐらいですからそれ程高く成長する花ではありません。開花時期としては12月ぐらいから6月ぐらいと幅が広くなります。

南の地域が生息地になっていますから、あまり耐寒性はありません。ですから冬に咲くのは主に南の地域での事になります。日本などでは春から夏にかけて咲くことになるでしょう。暑いところが原産なので耐暑性に関しては十分あると言えます。花の色は非常にカラフルです。まず白があります。その他茶色っぽい色、黄色、オレンジなどがあります。

ピンク系の色はあまり無いようです。白などは一色で咲きますが、その他の色になると服飾で咲くことが多くなります。かなり派手目の色合いになることが多くなります。色は派手ですが、花の大きさとしてはそれ程派手ではありません。こじんまりとした花がちょこんと茎の上に乗っているような形をしています。

花びらは6枚ぐらいついていることがありますが、それぞれの花びらの大きさが異なります。左右ついになっていて、左右についているものはだいたい同じような形になっています。上下にも別々の花びらがついていますが、これは全く異なる形になります。対照的な形をしていない花が咲くことになります。

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