ラカンマキ(実)の育て方

育てる環境について
育て方としてどのような環境に置くのが良いかですが、日本においては九州などの南を生息地としています。比較的暖かいところで育ちやすい植物と言えそうです。生け垣などとして利用されることが多く、庭などにおいても日当たりの良い所に植えて日陰を作ったり目隠しにしたりするために使うことがあるでしょう。
こちらについては戸外の日当たりにおいて育てることが出来るようになっています。耐陰性がありますから、多少日が当たらない部分があるとしても特に問題はありません。しっかりした日当たりの他、半日陰ぐらいでも育てることができます。南向きだけでなく、東向きなどにおいても育てることができそうです。
大きく育つようになると数メートルになることもありますが、家庭においては2メートル位になるでしょう。大きく育ったら暑さや乾燥に対しても対応できるようになるので西日の強いところでも負けずに育ってくれます。しかし苗が小さい時は西日や直射日光はあまり良くないかもしれません。葉っぱが傷んだように見えますし、株を傷めることもあります。
日差しが強いところであっても水分をしっかり与え、水分が得やすいような土質で育てるのであれば特に枯れたりすることはありません。雨がふらない時などに水やりをすることで枯らさないようにできます。大きくなってしっかりした値がはるようになれば多少の日照りで枯れたりすることはありません。環境はあまり考えなくても良くなります。
種付けや水やり、肥料について
植え付けをするのに適している時期としては10月から梅雨入ぐらいとされています。夏以外であれば大抵行うことが出来るとされます。夏に向いていないとされるのは夏は日照りが続くと乾燥してしまうからです。乾燥しないように育てることが出来るなら夏に植えることもできます。最初は水の管理などが大変になりますが、
どうしても夏から育てたいときは乾燥に気をつけるようにします。用土としては庭土になるでしょう。庭の状態がどのようになっているかを確認しておきます。水はけの良い、肥沃な土壌に植えるようにするのが基本になります。一般的な庭土においてあまりにも水はけが良すぎるような場合には多少水を含みやすいように改良することがあります。
堆肥であったり、腐葉土をすきこむことによって水分を保持しやすくすることができるので、植える前に調整するようにしてみます。水やりについては、最初に水やりをしないといけない事はありますが、ある程度育ってくると必要無くなります。これは雨が降るのを前提にしています。雨が少ないような環境であれば水やりも必要になります。
まだ木が若い状態において夏に日照りが続くようであれば水を与えるようにしないといけないこともあるでしょう。肥料については適度に与えます。肥料によって葉っぱの色合いが異なるとされます。毎年2月辺りに株の周囲に円を掘り、そこに堆肥、腐葉土、油かすを混ぜたものを埋めるようにします。コレが徐々に効くようになります。
増やし方や害虫について
とりあえずは最初は主要な一本を立派に育てることを考えます。一本が育てられないのに複数本を育てるのは無理と言えるでしょう。一本がそれなりに育つようになれば二本目、三本目と増やしたいと考えるでしょう。この時においては挿し木をすることで増やせる場合があります。
増やすと言っても次の年に同じような木にすぐに成長するわけではありません。立派な木になるには数年はかかると考える必要があります。どうしても立派な木が複数必要ならすでに成長している状態で植え付けるなどが必要になるかもしれません。人気があるだけに非常に高級ですから、計画的に育てるのを考えるようにします。
実を求めて育てる人は少ないとされますが、実自体はイヌマキの実と似ていて、実際には食べることが出来るようです。なるようになると一つの木においてもかなりの数が取れるようになるので、コレが楽しみになることもあるでしょう。木としてきれいな形にしようとするならそれなりに剪定の作業をしないといけないですが、
並べて植えたりした時は自然に形が整った形になります。刈り込みにも耐えるので、あまりに伸びすぎている場合はその部分を切るようにすればいいでしょう。時期としては6月から7月、10月から11月などに不用な枝を間引くようにします。特に消毒をしないといけないような病気、害虫などがつくことは無いとされています。風通しが悪い状態だとアブラムシ、ハマキムシ、カイガラムシなどがつきます。
ラカンマキ(実)の歴史
動物においては繁殖をするためには雄と雌が必要とされます。魚においてある種類においては雄にも雌にもあるものがありますが、両方の機能を同時に持っているわけではなく、ある時期に雄になり、ある時期に雌になるなどになるようです。一方植物においては多くの場合はひとつの花などにおいて雄しべと雌しべがあります。
花が咲いたりしただけでは受粉が行われないこともありますが、鳥や昆虫などが媒介することによって受粉をしてくれますからある程度は受粉が可能になるのでしょう。一方で植物においては雄の木と雌の木が別々になっているタイプがあります。この場合雄だけ、雌だけとなると花が咲いたとしても実がなりません。
実がならないと種もできませんから増やすことが難しくなる場合があります。このような植物に関しては雌雄異株と呼ばれることがあります。ラカンマキと呼ばれる植物がありますが、こちらについても雌雄異株として知られています。原産としては中国になります。見た目としては和風なので日本でも一般的に見られていますが、元々は中国が生息地であるときに中国から持ち込まれたようです。
名前の由来としては羅漢の首があるとされています。実の部分がそのように見えることがあります。羅漢の首とは修行僧などの首のことで、頭を丸めた状態になります。羅漢石像に例えてその名前が付けられたようです。マキについてイヌマキと呼ばれる木に似ていることからそのマキから取られたとされます。
ラカンマキ(実)の特徴
特徴としてはマキ科、マキ属になります。シンボルツリーとしても使われる木で、高くなると8メートルから10メートルくらいの高さになることもあります。庭木として栽培される場合には2メートルくらいに揃えられている事が多いようです。同じ種類になるイヌマキよりも小型であることから、
面積があまり広くない庭などに植えるのに調度良い木として利用されることがあるようです。葉っぱに関しては細いタイプになります。長さとしては4センチぐらいから8センチぐらいになります。一つの茎から多くお葉っぱが密集してえます。10枚から20枚近くが密集しているでしょう。葉っぱ自体は光沢があります。
真ん中にまっすぐの葉脈が通っていて、そちらについてははっきりと見えます。真ん中の葉脈から外側に向けての葉脈についてははっきりとは見えません。表においてははっきりした緑色ですが、裏側については薄い緑色になります。葉っぱについては主に上向きにつくようになっています。成長するときの早さとしてはそれ程早くありません。
1年間に10センチほど伸びるかどうかになるので、立派な木に成長させようとすると少し時間がかかるかもしれません。花が咲きますが咲く時期としては5月ぐらいになります。実に関しては花の後につけることになります。雌木において葉っぱの根元辺りに葉っぱを押しのけるようにして丸い実がつくようになります。当初は緑色をしていますが、徐々に色づきます。
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