アロマティカスの育て方

育てる環境について
栽培をするにあたってはどのような環境が良いかです。多肉植物なので乾燥に対しては強そうです。生息地がインドやアフリカ、キューバなどで知られていることからある程度の暑さにも耐えることができそうです。暑さに強そうには感じますが、必ずしもそうではありません。あまり暑さに強くないようです。乾燥には強いですが湿気にはあまり強くありません。
乾燥しているところで水分を空気から得る機能はありますが、水分を抜く機能がありませんから、あまり水分が多いところだと過湿状態になって弱ることがあります。むれない環境が必要になりそうです。日本で育てようとするときに気になる季節としては梅雨があります。本来植物は梅雨のような季節にいきいきしてきます。雨水が得られるからです。
しかしあまり雨が少ないところ、乾燥地帯で育っているような植物においてはその例が当てはまらなくなるので注意をします。梅雨前にしないといけないこととしては間引きなどをして通気性を良くすることがあります。たくさん葉が生えていると楽しくなりそうですが植物自身としては少しつらい状態になります。
多くなっているなら少し少なめにします。冬においてはできれば10度ぐらいが必要とされています。一応5度ぐらいでもなんとか冬越が出来るようですが、確実にしようとするなら10度ぐらいでないと難しくなるようです。屋外で無理して育てるのではなく、秋から春先までは室内で育てるつもりのほうがいいでしょう。
種付けや水やり、肥料について
育て方として土をどのように配合するようにしたらいいかですが、湿気を好まず、乾燥気味に育てるのが良いとされます。そこで赤玉土を8割、堆肥を2割程度で混ぜ合わせるようにします。市販の野菜や植物を育てる土をそのまま使うことができますがやや湿り気が強いことがあります。
より通気性をよくし、水はけを良くするのであればパーライトなどを混ぜるようにします。ハーブの種類とされますが、ハーブ用の土をそのまま使うとジメジメした状態になるかもしれません。水やりについては土が乾いてから行う程度に行います。乾燥地帯でも生きていけるような性質です。多肉植物とは元来そのような植物になっています。
日本で種から購入すると日本に少し馴染んでいるためにあまりの乾燥では良くないこともありますが、水はほどほどに与えることになります。植木鉢の上の部分、土に指を入れて湿り気があるなら上げる必要はありません。カラカラ状態なら必要になってきます。受け皿を用意することがありますが、
底に水がたまっているようだとそこから無駄な水が上がっていって根腐れになることがあります。水やりの後だけでなく雨の後などでも水がたまっているのでこまめに捨てるようにしなければいけません。乾燥した荒れ地などで育つので肥料がなくても育ちますが、肥料を与えるとより良く成長します。無駄に成長するわけではないので、適度にあげます。あまりあげすぎると香りが減ってしまうことがあります。
増やし方や害虫について
鑑賞として楽しむ、ハーブなどとして楽しむ、どちらにしてもたくさん増やしたいです。ハーブとしてなら定期的に使っていきますからどんどん減ります。減らさないようにするためにも増やす方法を知っておきましょう。簡単に出来る方法としてはさし芽があります。暖かくなってきて新芽が出てくることがあります。これを折って水につけておきます。
すると数日ぐらいでどんどん根が出てきます。非常に不思議な現象です。不思議だと考えている暇はありません。根が出てきたらそれを鉢に植え替えるようにします。うまく育てることが出来ると株が大きくなります。あまり大きくなると風通しが悪くなるので間引きをすることがあります。また、植替えのときに株の調整をすることがあります。
調整をするのであれば株分けをしてみましょう。一つの株を複数に分けて育てていきます。それぞれの株で大きくなりますから、どんどん増やすことができます。株分けで増やすことの問題としては大型化して木のようになってしまうことがあります。そうなると用途も変わってくることがあります。
そうならないためにおさし目で増やします。さし目の場合は小さい状態から育てられるので、大きすぎれば小さいものと交換ができます。病気や害虫に対する対処としては、風通しの悪さによってつく虫です。株元などにカイガラムシが付いてしまうことがあります。梅雨時期にはナメクジがついて食害になることがあるので気をつけます。
アロマティカスの歴史
植物を育てるときにおいてはまずは花であったり葉っぱを鑑賞するためがあります。花が美しかったりするとその候補に挙げられることが多くなります。その他には野菜などのように食べる目的になります。日常的に食べるまでは行かなくても、普段食べる野菜にプラスして食べられればいいぐらいの気持ちになるでしょう。
緑としても楽しめるし、食べる楽しみ、更には香りとして楽しむためがあります。ハーブと呼ばれる種類においては香りにおいて一定のリラックス効果が得られることがありそれを楽しむことがあります。こちらについても利用方法の一つとなるでしょう。アロマセラピーなどに使われることもあるようです。
そのように使われることのある植物としてアロマティカスと呼ばれる植物があります。こちらについては原産地はインドであったり南アフリカとされることがあります。またこちらについては別名が幾つかあります。キュバンオレガノ、キューバオレガノ、スープミントと言われることもあります。ハーブとして食べることができるのでその目的で育てることがあるようです。
食べ方としてはこすったり潰したりします。そうすることでいい香りがしてきます。チョットして料理に加える事で風味が増します。紅茶に入れるとハーブティーになります。お酒の中に入れればリキュールとしても使われます。名前にアロマ入っていますが、アロマテラピーとしても使わられることがあり、日本でも利用されているようです。
アロマティカスの特徴
この植物に関してはシソ科になります。なんとなく香りが強いことから想像することができそうです。プレクトランサス属に属する植物になります。特徴としてはなんといっても葉っぱにあります。多肉植物として分類されることもありますが、実際に葉っぱに関しては薄っぺらいタイプではなくて少し肉厚なタイプです。
実際に触ってみるとプクプクした感覚があります。多肉植物とは別に肉を含んでいる植物の事言う訳ではありません。根っこ、茎、葉っぱなどに水を保持する機能を持っている植物のことをさします。なぜそのような機能がついているかはわかりませんが、恐らく水の少ないところでも生きていけるように植物自身が工夫をしているのでしょう。
土の中に水分がなくても自分の中に水があれば生きていくことができます。この葉っぱに関しては表面が白い軟毛で覆われています。非常にきれいな緑色ですが、その軟毛によって少し白っぽく見えることもあります。葉っぱなどにある毛につては、空気中の水分を体内に取り込むためについているケースがあります。
まさに土の中から水分を得なくても生きていける仕組みが整っている植物と言えそうです。葉っぱの形は主に丸です。一般的な葉っぱのような葉脈などはあるのかもしれませんがあまりはっきり見えることはありません。水をあげてもいないのについていることがありますが、それは空気中の水分を液体化させたものでしょう。それを取り入れて生活するようです。
-
-
エキナセアの育て方
宿根草ブームが巻き起こってから、すっかり宿根草の代表選手となった印象のあるエキナセアですが、古くは400年ほど前にアメリ...
-
-
ハイドロカルチャーの育て方
土を使わず、ハイドロボールと呼ばれる素焼きの石や、炭、砂等に植物を植えて育てる水耕栽培の植物栽培方法です。ちょっとした観...
-
-
ニラの育て方
東アジア原産で、中国西部から東アジアにかけての地域が生息地と考えられます。中国では紀元前から栽培されており、モンゴル、イ...
-
-
センノウの育て方
センノウは鎌倉時代の末か室町時代の初めごろ、中国から渡来したと言われている多年草です。中国名は「剪紅紗花」と書き、センコ...
-
-
ニンジンの上手な育て方について
ニンジンは、春まきと夏まきとがあるのですが、夏以降から育てるニンジンは、春に比べると害虫被害が少なく育てやすいので、初心...
-
-
リナリアの育て方
リナリアの名前の由来は生物学者だったリンネが提唱していた一つ一つの生物につけられた名前で、ギリシャ語でアマという意味があ...
-
-
ファセリアの育て方
ファセリアはハゼリソウ科の植物で双子葉植物として分類されていて280種ほどが世界中で栽培されていて、南北アメリカ大陸を生...
-
-
ハイビスカスの育て方
熱帯地方や亜熱帯地方を生息地として大きな花を咲かせているハイビスカスの種類の中には古代エジプトの3000年から4000年...
-
-
ポーチュラカリアの育て方
特徴としてどういった種類に属するかですが、カナボウノキ科であったりスベリヒユ科とされています。木の大きさとしては植木鉢な...
-
-
カタナンケの育て方
カタナンケの草丈は約40㎝ほどになります。寒さに弱い性質を持っている為、冬の時期は霜よけをしてあげる必要があります。また...
この植物に関してはシソ科になります。なんとなく香りが強いことから想像することができそうです。プレクトランサス属に属する植物になります。特徴としてはなんといっても葉っぱにあります。多肉植物として分類されることもありますが、実際に葉っぱに関しては薄っぺらいタイプではなくて少し肉厚なタイプです。