ムベの育て方

育てる環境について
栽培をするときにおいてはどのようなところに置くようにするのがベストかですが、まずは日当たりにします。これはいろいろな植物において言えることです。この植物の生息地としては日本となっていますが日本全域ではありません。あまり寒いところでは育ちにくいとされています。
今のところは東北地方の南部位なら何とか育てることが出来るとされています。それより南であれば九州や沖縄などにおいても育てることが出来るとされています。台湾などでもたくさん見ることが出来る植物なので問題はないでしょう。土の状態としては湿り気のあるところを好むとされています。
水はけのあまり良すぎるところだと水やり対策が必要になってくるかもしれません。日向が良いと言われていますが、日陰でも比較的育てることが出来るとされています。将来的に葉っぱだけで良いとするのであればあまり日当たりについて考える必要はありません。花であったり実を期待する場合には少し問題も出てきます。実の付き方などが変わってくることがあります。
良くしようと考えるのであればできるだけ日当たりを考慮して置くようにするのが良さそうです。若いつるに日がよく当たるようにするとどんどん伸びて、花つきなども良くすることができます。この木については暖かいところを中心にした木になりますから。南部であっても山の上の方など寒いところにおいては育てにくくなることがあるので、場所を考慮する必要があります。
種付けや水やり、肥料について
用土に関しては肥沃な土を用意するようにします。植える時期としては5月から6月の夏の始めが良いとされています。その他には9月においてもしっかりと成長させる時期として良いとされています。植え付ける場所の土地においては、堆肥や腐葉土を混ぜ込むようにするのが好ましくなります。土質はあまり選ぶことがありません。
根元に直射日光が当たる場所などにおいては乾燥しやすくなるのであまり好ましくないとされます。実の付き方にも影響してしまいます。もっと細かく土の調整をするとすれば、一般的な土を配合することで作ることができます。赤玉土であれば7割から8割にして、腐葉土を残りとします。その辺りで十分育てることが出来ると言われています。
水やりはかなり必要になるとされています。湿っている状態を好むので、乾いた状態を作らないようにしなければいけません。乾いてから水を与えていては少し遅いくらいになるかもしれませんから、定期的に水を与える方にするのがいいでしょう。植木鉢であればあふれるくらいに水を与えるのが一般的とされています。
庭植えにおいても水やりには気を遣うようにします。乾いている状態であれば中も乾いていることがあるので適度に水を与えるようにします。肥料については2月と10月、鉢植えであれば6月も加えてあたえるようにすると栄養分がたされるようになるので良いとされています。有機質の肥料などが良いですが、即効性化成肥料でも良いです。
増やし方や害虫について
増やし方は結構バリエーションが多いので挑戦をしてみましょう。種をとって種まきをすることで行うことができます。種まきにかんしては、果実を採取する必要がありますから、最初から実をつけることを考慮して育てる必要があります。種を取り出してすぐにまくこともできますし、翌春まで待って3月ころに蒔くことがあります。
この場合においては実がつくまではしばらく時間がかかりますが、他の植物に比べると比較的つけるのが早いかもしれません。さし木をすることもできます。3月下旬頃に前月に伸びた枝を使うようにします。2から3節の長さで切るようにします。そして葉を3分の2ぐらい落とします。その状態で土にさしておくようにします。
その時の土に関しては親の土とほとんど同じでも問題はありません。とり木を行うのは種まきなどよりも少し遅目でも出来るとされています。4月にも行うことが出来る作業になります。つるを地面に伏せて土を盛っておきます。するとどうなるかですが、そこから根が出てきます。そしてその後に切り離して植えつけるようにします。
そうすれば簡単に増やすことができます。その他、表皮を一定幅剥がして、それに湿らせたミズゴケを巻きつけます。これでも根っこが出てきますから、それを植え付ければ増やすことが出来るようになります。こちらも簡単な方法として知られています。害虫としてはカイガラムシ、アブラムシがありますから、こすり落とすなどが必要です。
ムベの歴史
日本古来の果物であったり海外から入ってくる果物があったりします。それぞれの植物に関してはそれなりに気候や土の状態の好みがあるので、他のところで育っているからといっても必ずしも日本で育つとは限りません。一方で最近においては品種改良などを容易に行うことができるので、味を変えずにそれぞれの地域で育つように作ることが可能なようです。
更に味についてもより美味しく改良されることがあります。比較的古くから日本においてある果樹、果物としてムベと呼ばれるものがあります。原産地としては中国等があるようですが、それ以外に台湾や朝鮮などでも見られ、日本も原産地の一つとされています。昔から日本において自生されていた珍しい植物といえるでしょう。
この植物としては歴史的な由来があるとされています。それは昔の天皇がこの果物を食べた時になります。そのときにむべなるかなと言われたとされています。その言葉からこの果物の名前として付けられたとされています。その他のいわれとしては、今の滋賀県から朝廷の方にこの果物を貢ぐことがありました。
オオニエからオオムベ、ンドと転訛したとされています。属名においてストーンとニアとついていますが、これについても由来があるとされています。これは18世紀のアイルランドの医師の名前が語源になっているとされています。その医師の名前がストーントンといったそうで、そこからその名前が付けられと言われています。
ムベの特徴
植物の種類としては、キンポウゲ目、アケビ科となります。園芸をする上でどのように分類されているかですが、まずは庭木であったり、花を楽しむための木としての分類です。その他には果樹としても人気のあるきとして知られています。つる性の植物で、花が咲くのは10月から11月頃とされています。
木の高さとしては3メートル以上になることがあり、木自体はそれなりの高さになるといえるでしょう。受粉をするための木が必要で、実をならしたいと考えるのであれば数本必要になってきます。できれば種類を変えて植える必要があるとされています。耐暑性についてはそれ程心配することなく、一定の強さがあるとされています。
一方で耐寒性があまりないともされるので、寒いところで育てるときには少し覚悟をしておいたほうがいいでしょう。寒さ対策などを施さないとうまく育てられないことがあるので注意しなければいけないとされています。木の状態として常緑性ですから常に葉っぱを出してくれています。つる性になっていて、生け垣などに植えるのが良いとされています。
常に緑の葉を出してくれるのであれば目隠しの役割としても使いやすい植物になりますから、育てる側としてはメリットも大きくなりそうです。実を取る目的で育てることもあるでしょうが、花を目的にしたりすることも多いとされます。また葉っぱだけを目的とすることもあります。それであれば育て方においても優しくなることがあります。
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