コマチリンドウの仲間の育て方
育てる環境について
コマチリンドウの育て方は、難しいことは、ほとんどありません。本来、生息地は、山野草ですから、山野において与えられる自然の恵みは、何かを考えると、気を付けなければならないことは、自然と解ります。しかし、原産地が、日本の山野ではなく、欧州の山野と考えると、日本と日光の具合も雨量と湿気の違い、夏と冬の温度差などに違いが、
ありますから、その違いを、どのようにクリアして、良い環境を作るかを考えると、年中、元気な姿を見ることができます。春先や秋については、過ごしよい天候なので良いのですが、夏場の強い日差しや梅雨の湿気や風通しの悪さ、冬の極寒などを避けながらも、日差しを大事にするという環境づくりをしましょう。鉢植えの場合は、
それらのことをコントロールしやすいですが、地植えの場合は、場所をよく選んで、夏は涼しく、冬場は、温かく、一年を通して湿気ない、さわやかな場所と、水はけと水持ちの良い土壌を考えて、植えることができれば、たまに間引きをしたりするぐらいで、コマチリンドウの仲間たちは、どの種類も、年中元気で、長い間、かわいらしい花をつけて、
見る人たちの心を優しくしてくれます。高山性の常緑草は、冷涼な気候を好み、夏は風通しのよい場所で日射しをある程度遮らなくてはならないとか、暑さにとても弱いくせに、霜や寒風に気をつければならないなどと言われると、気難しい花かと、勘違いする人がいますが、育てやすい花ですから、栽培の学びの初めには、とても良い花です。
種付けや水やり、肥料について
大抵は、花を付けたころである、秋か春にポット苗が、いろんなところで売られているのが目について、購入したという人が多いですが、鉢植えでは、根詰まりをしないように隔年ぐらいに植え替えておくと、花のツキも良くなります。薄いだけでも育ちますが、2週間に1回ぐらい、一般的な液肥を適当な量だけ与えると、さらに生き生きとします。
また、湿気を好みませんが、根が乾燥するのも良くありませんから、特に鉢植えの場合、土の表面が乾かない程度に、そして、花やつぼみを傷めないように根本に、水やりをする必要があります。水分不足で、葉の下から枯れだしたと慌てだす前に、水やりに気を付けましょう。地植えの場合は、自然の雨水で十分ですが、日照りが連続する夏場は、地面を潤す配慮があると、
コマチリンドウの仲間たちも、枯れることなく元気でいられるでしょう。草花の基本は、水やりも肥料も、ほどほどというのが基本です。与えすぎても駄目ですが、全くなしというのも良くありません。温室育ちの花と違い、強いといえども、その花たちが生息していた自然の状態を保つということが、大変だったりもしますが、
人間にとっても過ごしやすい環境と通じています。心地よい春夏秋冬とは、どういうことかを忘れなければ、そんなに気を付けなくても、要所をつかみ、必要な最低限度の世話だけで済ませることができるのが、元山野草の花たちの良いところでもあります。気を遣わずに気を付ける花たちは、煩わしくなくて、忙しい人たちにも育てることができます。
増やし方や害虫について
山野草なので、病気や害虫に強いと言っても、アブラムシに新芽や茎の栄養を吸われることもありますし、根もとの栄養を吸い、花を咲かせなくしてしまうネコブセンチュウなどは、どんな草花にもつく害虫ですから、様子がおかしいと感じたら、すぐに害虫駆除や消毒、用土の取り換えなどをしましょう。コマチリンドウの花見を楽しみにしている人は、
まめに株分けをしたり、用土の湿り気具合をチェックしたりしていますから、無事に病気にもならず、害虫にもやられずに、元気です。地植えでは、たくましく、自力で増えることも多いですが、鉢植えの場合は、初夏に株分けを行ってふやすことが、簡単で良いでしょう。また、花が咲いて、二か月ほどでできる種をまくのもよいですが、
数か月保存し、まいても新芽が出るまでに、また数か月かかりますので、長期になります。山野草ですから、難しいことはありませんし、反って、長い間かけて育てたコマチリンドウの芽が、やっと出た時のうれしさは、言いようもないくらいでしょう。自分の手で山野草を最初の段階から世話をして、花を咲かせるまでに育て上げるというのは、
栽培を趣味とする人にとって、身震いするような醍醐味と言っても、言い過ぎではないでしょう。コマチリンドウの仲間たちを、鉢植えにするだけでなく、花の咲く季節にオアシスにして飾ったり、小さな一輪挿しにしたりするのも素敵です。とてもかわいいインテリアとして、テーブルの上に置けば、そこに集う人たちの心も和むでしょう。
コマチリンドウの仲間の歴史
コマチリンドウの仲間は、30種ほどあります。もとはヨーロッパ産で、山野草として、自然の中で、そのかわいらしい小さな花を咲かせていました。リンドウの仲間でもあるのですが、花や背丈などが、リンドウより小さく、本来の名前はケンタウリウムという名ですが、日本に渡り、いつの間にかコマチリンドウという、なんとも愛らしく、大和チックな風情ある呼び名で親しまれるようになり、今に至っています。
ケンタウリウムの仲間は、どれも小型ですから、ポットでプレゼントにもらったという人もずいぶんいます。可憐な小さなピンクの花を見ると、弱弱しそうに見えるのですが、栽培は無理という無精な人の下でも、しっかりと強く生きる植物であるため、ロックガーデンや鉢植えなど、あちらこちらで愛らしいピンク色の小花を見せています。
山野草ですから、強いですが、欧州生まれのコマチリンドウは、日本の夏の暑さや湿気に弱いため、夏場は、注意が必要です。ヨーロッパのすがすがしい空気の中で、生き生きと育っていた山野草ですから、暑さと湿気に弱いのに、日光を非常に好みます。
ヨーロッパと日本の環境の違いを比較して、注意すれば、いくらでも仲間を増やしてくれます。春と秋に開化するのですが、室内に置いていると、冬場に開化することもあり、窓の外の厳冬をバックに咲くコマチリンドウにどきっとする、そのようなサプライズプレゼントが、起こることもあります。だから、そばに置いて、細やかな世話をするのも楽しいでしょう。
コマチリンドウの仲間の特徴
コマチリンドウは、非常に小型の山野草で、春先から少しずつ開花した花は、5月に、たくさんの花を満たしてくれます。背丈は、5cmほどで、あふれるほどの可憐な1cm満たないピンクの花が、次々と咲くと、非常に風情があります。夏は涼しくさわやかなヨーロッパ生まれの花ですから、夏の暑さには耐えられませんし、冬の寒さにも耐えられません。
しかも、夏嫌いで湿気嫌いでありながらも、あふれる日光が無いと育ちません。少し、日もやわらかい東側の軒下で地植えをしているコマチリンドウをよく見かけますが、良い場所を選ぶと、夏の暑い日差しを、軒先の陰で遮りながらも、日を浴びているため、年中生き生きとしている姿を見せてくれます。春のつぼみを付けるころから秋の咲終わりのころまで、
できるだけ日の当たるところで育て、枝葉が間延びしないようにしてやりましょう。夏場は、直射日光をさけながらも、日照り不足にならないようにすることで、育て主の気持ちに応えるように、元気な小花をたくさんつけます。日当たりが良く、けれども、夏場の直射日光は避けることができ、湿気が高くない風通しの良い環境を与えてあげられるなら、
外でも中でも、そんなにこまめな世話も必要なく、育ってくれます。世話をしなくても、小花と甘い香りには気づきますから、コマチリンドウの前を通るとき、初夏を感じる、なんとも言えない、しみじみとした風流感を感じるのかもしれません。家庭に数株あればうれしい山野草です。
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コマチリンドウの仲間は、30種ほどあります。もとはヨーロッパ産で、山野草として、自然の中で、そのかわいらしい小さな花を咲かせていました。リンドウの仲間でもあるのですが、花や背丈などが、リンドウより小さく、本来の名前はケンタウリウムという名です。