ソレイロリアの育て方
育てる環境について
育て方において、環境としては日当たりの良い室内での管理が多くなります。目的としては観葉植物としてが多く、屋外よりも室内で育てることが基本になるようです。日当たりがあまり良くない状態だと茎だけが伸びていくので、せっかくの葉っぱがあまり付きません。ただし光が当たりすぎると問題もあります。それは葉っぱががっちりしてくることがあります。
この葉っぱの良さとしては小さくて柔らかい葉っぱがたくさん集まることなので、あまり葉っぱが硬くなるのは良くないでしょう。寒さにはそれほど弱くなく耐寒性はある方でしょう。いきなり寒い外に出したりすると影響をうけることもありますが、日本の秋から冬のように徐々に寒くしたりしていけば寒さに慣れていくことがあります。
マイナス10度ぐらいであれば十分耐えることが出来るとされています。屋外に置くときにおいては半日陰などを選ぶようにします。室内に置くときの注意としては冷暖房などの風が直接当たるかどうかです。日常生活においては自分自身に当たるかどうかを気にすることがあり、植物はあまり気にしないことがあります。
人に風があたってもあまり気分がよくありませんが、植物にとってもあまり好ましくありません。乾燥させることがあるので、風を直接当てないようにしなければいけません。梅雨時になると高温多湿などになります。生息地が地中海地方で乾燥したところですから、多湿は嫌います。風通しを良くしておきます。
種付けや水やり、肥料について
育て方において、用土をどのように配合する必要があるかですが、水はけを重視するようにします。水もちもある程度ある方がいいとされています。赤玉土が6割、腐葉土3割、軽石が1割位の土になると水はけも水もちも確保された土を用意することが出来るでしょう。日本の梅雨のような高温多湿はあまり好みませんが、水分自体は必要とする植物です。
乾き気味、乾燥した状態だと枯れてしまうことがあるのを注意しなければいけません。春から秋までの管理としては、土の表面を触って乾いているならたっぷり水を与えるような管理にします。この管理をするときはたまに土の表面を触るだけではダメです。毎日のように触るようにし、土の状況を確認するようにします。
土が乾いてしまってからだとタイミングとしては遅いことがあります。水やりのとき、通常の植物なら葉っぱや花などにも水を与えることでいきいきさせることがありますが、この植物は茎や葉っぱに水分がつくのを嫌います。それによって通気性が悪くなることがあります。蒸れて、その結果枯れてしまうことがあるので、
植木鉢の部分に水を含ませるようにして与えます。それ以外には腰水のように受け皿に水を張る方法もあります。冬は成長自体はそれ程活性化しませんから、水の程度を少しずつ減らします。乾燥しているときに限って、葉っぱなどに霧吹きなどで水分を与えるのは問題ありません。これは冬などに限られた管理で、日常的には行いません。
増やし方や害虫について
この植物の醍醐味としてはなんといってもボリュームです。一つの株でもそれなりのボリュームがありますが、その場合一つをダメにした時にはそれ自体がなくなってしまいます。複数の株で管理をしておけば、仮に一つがダメになったとしてもその後に継続することができます。増やす方法としては株分けをすることができます。
植え替えをするときに鉢から株を抜くことがあるでしょう。その株が大きくなっている場合において、それを2個から4個ぐらいに分けることができます。一つの株がそれなりに大きくなるようにしなければいけません。小さいとうまく育たないこともあります。株分けの時には土をきれいに取るのではなく軽く落とす程度にします。
根をほぐしてからそれぞれの鉢に植え付けるようにします。植え替えを春から夏に行いますがそれと同じ時期にすることが多くなります。もっと簡単に行いたいならさし木を行います。枝を先端から5センチ位の長さに切ってそれを挿し穂にします。それを湿らせた土の上に寝かせるように置きます。立てるわけではないので注意をします。
挿し穂の選び方としては、枯れていない、元気のいいものを選ぶようにします。土に挿す必要はなく、おいておくだけで根が出てくるのがわかりますから、その根が出てきたら植えこむようにします。挿し穂を作るときには少し切りづらいことがあり注意を要します。病気であったり害虫に関しては特に発生する心配がないとされています。
ソレイロリアの歴史
普段横になるところとしてはベッドであったり、布団の上、クッションの上などがあります。日本人なら畳の上で横になったりすると落ち着くかもしれません。自宅の中ではそのようなところが気持ちよく寝ることができますが、自然の中においても横になると気持よく寝られるところがあります。芝生の上などで寝ていると気持ちよくなることがあります。
ふかふかの草の上などが良いのかもしれません。自然にあるものにおいてもまるでクッションのようになっているものがあります。その一つとしてソレイロリアと呼ばれる植物があります。原産はフランスのコルシカ島、イタリアのサルジニア島など地中海地方とされています。比較的限られたところが生息地になっています。
他の呼び方としてベビーティアーズがありそちらのほうが馴染みのある呼び名になっているかもしれません。ベビーティアーズと呼ばれるのは、赤ちゃんの涙ほどの葉っぱに由来するとされています。小さい葉っぱをたくさんつけた植物です。それが非常にたくさんあり、こんもりとしています。
それがクッションのようにみえることがあり、そのことからこのように言われるようです。イギリスにおいてはその雰囲気からアイリッシュモスと言われることもあります。ソレイロリアについては、コルシカ島の植物を採取していた人であるそれロルの名前にちなんでいるとされています。日本において赤ちゃんではなくてテンシノナミダとして流通することがあります。
ソレイロリアの特徴
特徴としては、イラクサ科の植物とされています。常緑多年性の草になります。草の高さとしてはそれ程高くなりません。5センチぐらいとされています。この植物は上にどんどん伸びていくよりも匍匐性がある植物でどんどん広がっていくとされます。部分的にこんもりとふんわりと膨らむようになっていることもあります。
メインとしては葉っぱが知られているので花が咲かないように感じられるかもしれませんが、一般的な植物なのできちんと花が咲きます。花が咲く時期としては6月くらいから7月くらいとされています。栽培するときの難易度としてはそれ程高くないとされ、誰でも育てやすいとされています。多年草ですから、1年を通じて葉っぱを楽しむことができます。
葉っぱが非常に小さくて可愛らしいことで知られていますが、花はその葉っぱよりも小さいとされています。葉っぱに関しては1つあたりは2ミリから3ミリぐらいの非常に小さいものになります。花に関しては世界一小さいと言われるくらい小さい花になります。葉っぱ以上に小さくてほとんどわからないような花になります。
葉っぱの色としてはすべての葉っぱが同じ色ではありません。きれいな緑色のこともあれば、黄緑色のような薄い色、更に黄色に近い色などもあります。かなりたくさん密集するので、日当たりなどがある程度影響するのかもしれません。一般的には緑一色になりますが、種類によっては葉の周りに縁取りが入るタイプもあります。
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