ディアスキアの育て方

ディアスキアの育て方

ディアスキアの原種は南アフリカを生息地とする植物です。原産の南アフリカには50種が分布しています。ヨーロッパで栽培されるようになり、アメリカで栽培されるようになります。その後、日本に持ち込まれるようになるのですが、それが割と最近のことです。

ディアスキアの育てる環境について

日当たりの良い場所が適していますから、まずは日当たりの良い場所に植えるようにしましょう。日陰でもある程度の明るさがあると育ちます。暑さに対してはそれほど強くはありませんから、夏は西日が当たらないように注意しなければなりません。

鉢植えの場合には、特に鉢が西日で熱くなってしまわないように注意する必要があります。夏の暑い時期だけは日陰で育てるといった方法も効果的な方法です。南アフリカ原産と言うこともあって、あまりにも寒い地域には適していません。

多年生のものを何年も似渡って楽しみたいと思っている人の場合、冬の寒さには注意が必要です。西日本であれば屋外で冬を越すことも可能ですが、関東地方はぎりぎりです。ベランダで冬を越させることができる場合もありますが、枯れる場合もありますから注意が必要です。

かといって室内に入れると日当たりが悪くなって弱ってしまうこともありますから注意が必要です。このあたりの環境の調整が難しいために、中級者向けとも言われます。水はけのよい土壌を用いるのが良いです。湿度が高すぎる状態では育ちにくい傾向があります。

梅雨の時には特に注意しなければなりません。用土は同じものを使っていると保水性が高くなってくることが多いです。たとえば、ピートモスは梅雨の時期になると適度に腐ってきて保水性が高くなります。これを好む植物もありますが、ディアスキアはあまり好みませんから、この時期には植え替えをすると良いです。

種付けや水やり、肥料について

ディアスキアはポットで勝って植え付けるのが一般的ですが、種も販売されています。種蒔きに適した時期は秋頃で、9月の下旬から10月くらいに行うちょいです。まずは箱まきで発芽をさせます。そして、葉が2枚から3枚食らいつくようになったら、いったんポットに植えます。

根が張ってくれば植え付けるという形にすると良いです。苗から植え付ける場合には春が適しています。春頃にディアスキアの苗がポットで販売されるようになりますから、入手すればすぐに植え付けると良いです。水やりについては多湿を嫌うという点に注意が必要です。

乾燥しすぎるのも良くありませんが、水を与えすぎると根が弱ることがありますから注意が必要です。土の表面が乾いてきてから水やりを行います。高温と多湿の両方がやってくると弱りやすくなりますから、夏は少し控えめに水やりをする方が良いでしょう。

午前中に水やりをしておけばその日のうちには土壌が乾燥しますから、夏の間はこのようにするのが良いです。生育が進んでいるときに肥料をやります。まず、植え付けをするときには用土に肥料を混ぜるのが良いです。花を咲かせているときには肥料を多く必要としますから、

1ヶ月に1度くらいは固形肥料をやると良いでしょう。夏の暑い時期には生育が止まり、花が咲かなくなることが多いです。この時期には肥料を必要とはしませんので、控えめにします。冬の間は生育が悪くなりますから、肥料をやる必要はありません。

ディアスキアの増やし方や害虫について

ディアスキアには多年生のものと一年生のものとがあります。一年生のものは種で増やしていくしかありません。多年生のものは株分けを行って増やしていくことができます。2年に一度の割合で株分けを行っていきます。株分けに適した時期は春の3月頃です。

株分けをしないと株が大きくなってしまいますから、増やさない場合には同じように2年に一度くらいの割合で植え替えを行います。一回り大きい鉢に植え替えるのが基本です。さし芽で増やすこともできます。さし芽は秋に行います。品種改良されたものは種で増やすと先祖返りをしたり、

別の形質が発現したりすることが多いです。全く違う色の花を咲かせたり、形状が全く変わってしまったりすることがありますから、新しい品種を作りたい人は種で増やすと良いですが、そうではない場合には株分けかさし芽で増やします。

株分け易しめであれば遺伝子は変わりませんから、同じ環境で育てれば同じ花を咲かせます。春先からはアブラムシが発生することがあります。また、梅雨時期や秋口には多湿になることによって灰色カビ病が発生することがありますから注意が必要です。

花柄をそのままにしておくと、そこからカビが侵入することがあります。花柄はこまめに摘み取るのが良いです。また、風通しが悪い状態になると蒸れて腐ることがありますから、茎が混み合ってきた場合にはすいてやるか、あるいは思い切って刈り込むのも良いです。特に梅雨の時期には注意しましょう。

ディアスキアの歴史

ディアスキアの原種は南アフリカを生息地とする植物です。原産の南アフリカには50種が分布しています。ヨーロッパで栽培されるようになり、アメリカで栽培されるようになります。その後、日本に持ち込まれるようになるのですが、それが割と最近のことです。

ディアスキアという言葉はギリシャ語に由来します。「ディ」は「2」を意味する言葉で、これに「袋」という意味のアスコスという言葉がくっついてディアスキアという名前になりました。花の背面に2つの突起物が出ていることからこのような名前がつけられました。

英語では「Twinspur」と呼ばれています。日本語ではこれを訳して「二角草」と呼ばれることもあります。日本に持ち込まれてからは栽培が多く行われるようになります。日陰でも育つなど育て方が日本の気候に適していると言うことなどもあって普及が進んでいると考えられます。

歴史を見れば古くから育てられている植物で、品種改良も行われたことによって様々なものがあります。花の色はピンクや白、オレンジなどがあります。日本で好まれるようになった理由は、開花期間が長いことが大きく影響していると考えられます。

花付きはよく、長い間に渡ってたくさんの花を楽しむことができると言うことから人気を集めるようになり、現在ではプランターや花壇に植えたり、あるいは寄せ植えを行ったりと色々な用途に用いることができますから、ガーデニングでは重宝されています。

ディアスキアの特徴

ディアスキアは2センチくらいの花をつけます。多くの花をつけるという特徴があります。初夏から秋まで楽しむことができ、花が少なくなる冬であっても気温が少し高ければ花をつけます。育て方は少し難しいのですが、

冬に咲かせることができると言うことからガーデニングを楽しみたい人にとって重宝されています。最も一般的なものは赤からピンク色の花をつけます。植物としての背丈はあまり高くはありません。いくつかの種類があって、茎が匍匐するタイプのものは10センチくらいの高さになります。

茎が立つタイプのものは30センチから40センチくらいになることもあります。匍匐するタイプのものが寄せ植えでは好まれているようです。鉢植えにもできますし、花壇に植えて楽しい婿ともできます。生命力は強く、日本の気候にも適しています。

水はけの良い土壌を好み、また日当たりの良い場所を好みますから、夏の花壇には適しています。一年生のものは翌年に新たに植えなければなりませんから、何年にもわたって楽しみたいのなら多年生のものを選ぶと良いです。品種によって異なりますから、購入するときにはこの点にも注意しましょう。

種はすぐに取ることができますから、一年生の品種であっても翌年は種から育てることもできます。多年生のものは株分けによって容易に増やしていくことができますから、増やし方もそれほど難しくはありません。多湿を好みませんから、梅雨の前にはばっさりと刈り込むと良いです。

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