シクラメンの育て方

シクラメンの育て方

シクラメンはもともと地中海沿岸地域の山地を生息地としている、サクラソウ科の原種であるシクラメンを基にして、品種改良を加えていき、作り出されてきました。シクラメンが普及し始めたのは19世紀後半のことで、さらに年月が過ぎ1860年代には既にスカーレットやサーモン色以外の色は存在していました。

シクラメンの種付け

シクラメンの育て方は、まず種付けと鉢植えですが 鉢土を少し乾いた状態にしてから、株を鉢から抜いていきます。そして根を傷めないよう注意しながら丁寧に土を落としていきます。さらに1回り大きな鉢に用土を入れて、球根の半分を上に出した状態にして植え替えをしていきます。この植え替えや種付けを行う時期に関しては9月が最適になります。

丈夫なシクラメンの育て方には、まずは株の選び方が重要となってきます。良い株の条件としては株が良く締まっていてしっかりしていること、そして葉数の数多く元気であること、さらにはつぼみのサイズが異なるサイズをつけているものも良いです。

シクラメンの栽培で重要な水やりと肥料ですが、鉢植えで市販されているものの多くは底面吸水鉢と呼ばれるタイプで、これは鉢に付いている受け皿に水を入れておくことで、スポンジなどが水を吸い上げてくれます。

多くの場合このタイプの鉢に種付けされています。ですので受け皿に水が無くなったら水を足せばよいので分かり易くなっています。底面吸水鉢の注意点としては1カ月に1回は底にある受け皿を外して鉢土の表面からたっぷりと水をあげるようにしてください。

これは通常の鉢の場合には、水やりをすれば老廃物や濃くなった肥料の成分が水と一緒に底から排出されるのですが、底面吸水鉢の場合には排出がされませんので、このようにして老廃物や濃くなった肥料を排出させます。

水やりに関しては底面吸水鉢ではない通常の植木鉢に種付けをしているのであれば、土が乾いてから水をあげるようにしましょう。この時にあげる水の量は底から水が流れ出るぐらい多い量をあげるようにしてください。

この水やりの注意点ですが、シクラメンの葉や花びらは水がかかることで傷んでしまい枯れる原因になります。ですので水やりの際には先の細いジョウロを使用するか、もしくは葉と花びらを手で押さえながら水をあげるようにしてください。そうなると当然雨にも弱くなりますので、シクラメンを栽培するには雨の当たらない場所で栽培をするようにしてください。

肥料に関しては9月から翌年の5月まで2ヶ月に1回の割合で土の表面に化成肥料を行っていきます。もしくは1000倍から2000倍に薄めた液体肥料を与えても良いのですが、この場合には1週間に1回は与えるようにしてください。底面吸水鉢で栽培をされている場合には液体肥料は鉢の底の受け皿に薄めたものを入れるようにしてください。

シクラメンの育て方

シクラメンの育て方で重要になるのが日当たりと置き場所です。夏の暑さに弱く、早ければ5月頃には葉が枯れてしまい休眠状態になるのですが、寒冷地や涼しい場所に置いて栽培しているのであれば、休眠をすることなく夏を越していくようになります。

このことを夏越しと呼びますが、この夏越しの方法によっても育て方が異なってきます。まずは初夏に葉が完全に枯れてしまい休眠に入っているのであれば、光の当たらない風通しの良い場所で夏越しをさせます。

そして休眠に入ったら植え替えを行う9月までは水やりを一切することはありません。この方法は自生地の生育サイクルに似ていて、実際に自生地でも6月から10月までは雨が降らずに高温乾燥期で葉が枯れていき休眠に入っていきます。

ただし日本の夏は高温多湿になりますので、球根が腐ってしまう場合もありますが、これは防ぎようがありませんので、あきらめましょう。その一方で休眠に入らなかった場合には半日陰になる涼しい場所で夏越しをすることになります。そして水やりは通常通りに行っていき、肥料も薄めの液体肥料を月に1回のペースで与えていきます。

冬の育て方は適温が5度から10度と低温でも耐えることができるので心配はいらないのですが、逆に高温には弱いので注意しなくてはなりません。例えば暖房の入っている部屋で栽培をしていると花茎や葉が伸びすぎてしまい倒れる原因になります。極端な場合には休眠に入ってしまうこともありますので注意してください。

シクラメンを長持ちさせるには夜間は部屋の温度を5度から10度程度に保つようにして、できるだけ日光にも当たるように栽培するようにしてください。日光が不足してしまうと花色が悪くなり、小さなつぼみが咲かずに枯れてしまうこともあります。

またシクラメンは葉が日光の当たる方向に向く性質がありますので、同じ向きにばかり置くのではなく、1週間に1回のペースで鉢を180度回して、日光が当たる場所を変えるようにしてください。

病気や害虫について

シクラメンがかかりやすい病気としては灰色カビ病や害虫、アブラムシ、ハダニになります。灰カビ病は枯れた花ビラや葉をそのままにしておくことで発生しやすい病気になりますので、枯れてしまった花ビラや葉はそのままにしておくことはせずに、こまめに取り除くようにしてください。またシクラメンは種から増やすことができますが、発芽まで日数間はかかり、さらに開花するまで数年かかることが多い花です。

シクラメンの歴史

シクラメンはもともと地中海沿岸地域の山地を生息地としている、サクラソウ科の原種であるシクラメンを基にして、品種改良を加えていき、作り出されてきました。シクラメンが普及し始めたのは19世紀後半のことで、さらに年月が過ぎ1860年代には既にスカーレットやサーモン色以外の色は存在していました。

1870年代に入るとイギリスやドイツといった国々で大輪のものが出現し始めました。そして1890年代には今では代表的な色であるサーモン色、そして1900年代にはスカーレットが出現して人気になりました。フリンジ種と呼ばれる種類は1890年代に出現をしたのですが、フリンジ種の代表的な種類であるビクトリアに関しては、その後の1906年に作られました。

日本国内では岐阜地方にある農園の泉農園で大正時代の1920年代に恵那市東野の伊藤孝重氏によって栽培が開始されました。これは当時は大井ダムの建設が行われていたのですが、この建設のために来日していたアメリカ人技師の奥さんであったドイツ人の方に勧められて始めたとされています。

シクラメンの特徴

シクラメンは原産国を地中海沿岸地方のトルコやイスラエルとしていて、その特徴はまず花の色のバリエーションが豊富であることです。その色の種類は赤や白、ピンク、紫などがあり、さらにはそれらの色が混じった花まであり、様々な色彩を作り出しています。

そのほかの特徴としては花の色だけではなく、葉の形にも様々なバリエーションがありますので、様々な色や形をした花が多いのが特徴になります。これはシクラメンが多くの種類を掛け合わせて品種改良を加えられたことによるもので、今もなお新しい色や形をしたものが開発されています。

シクラメンは適温であればいつでも花が見られるのですが、それでも高温多湿に弱く、また品種によっては寒さにも弱くなりますので、栽培するには暖かくて乾燥した地域が向いています。

名前の由来には2つの説があり、1つはギリシャ語で「回る・丸い」を意味していて、花茎がゼンマイの様に丸まった状態で出てくることから名付けられたという説、もう1つは球根の形がドーム状になっていることから、ギリシャ語で「円盤状の」を意味する言葉から名付けられた説の2つの説があります。

このように様々な色や形のあるシクラメンですが、実は病気見舞いに持って行くのは良くありません。この理由はシクラメンという名前には「シ」と「ク」が入っている為、不吉な花と考える人もいるからです。

花や植物を育てるのに下記の記事は凄く参考になります♪
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