チングルマの育て方

チングルマの育て方

チングルマは高山に咲く高山植物の一つです。白い花弁の中心には、黄色い色をした無数の雌蕊や雄蕊を持つ花で、登山をしていると群生を指定場所や岩陰などに一輪のチングルマを見る事が出来ます。

チングルマの育てる環境について

チングルマを育てる環境と言うのは耐暑性が弱いため、比較的涼しい場所を好みます。また、真夏に咲く花でも、咲いている場所が高山地帯であり、涼しい環境を作り出すことがポイントとなってくるのです。因みに、一般的な植物と違って、平地での栽培は老化が早く訪れてしまうため、

植え付けを行ったとしても花つきが悪くなるケースも有ります。挿し木での栽培も可能ではありますが、栽培における難易度は高いとされます。因みに、挿し木を利用する場合は、今年枝を利用する事で鉢植えでも花を咲かせることが出来ますし、

根の部分を残して株分けも可能ではありますが、効率が悪く時間を要するとしています。草丈は10センチから15センチほどの小さなものであり、開花時期は6月の中旬から8月にかけてとなります。尚、この開花時期と言うのは山岳地帯などの自生地の場合であり、

鉢植えなどでの場合は5月の中旬頃から7月にかけて開花時期となります。種まきは、とりまきの場合は9月の中旬頃から10月の終わりにかけて行い、保存した種をまく場合は、3月から4月の上旬と言う具合に、種まきの時期が異なるので注意が必要です。肥料は種をまいて開花するまでの間に施すことで、

花つきが良くなると言われています。また、植え付けや植え替えと言うのは、3月の中頃から4月の中旬頃と、9月の中旬から10月にかけて行うのが良く、何れも夏の暑い時期は避ける事が大切です。尚、植える環境と言うのは日当たりが良い場所であり、雨を避ける事が出来る風通しの良い場所を選ぶ事がコツです。

種付けや水やり、肥料について

チングルマは日照を好むため、種付けを行う時には、日当たりが良い草原に植える事、雨を嫌う性質が有るので、できる限り雨を避ける事が出来て、風通しがよく、しかも明るい日の当たる場所を選ぶ事がポイントとなります。因みに、チングルマは夏時期に開花する高山植物であり、夏の暑さには強いとされます。

しかし、これは高山地帯での話であり、低地で育てる場合などでは夏の日差しにより葉が焼けてしまう事もあります。そのため、葉が焼けて来ないようにするために、寒冷紗を利用するなどして遮光を行うなどの工夫が大切です。また、枝が乾燥するのも嫌いますので、

冬場などは風を避ける事が出来る環境、且つ、温度の上がらないような場所で休眠させてあげる事が必要となります。尚、落ち葉や水ゴケなどを被せて上げる事で保護する事が出来るのでお勧めです。水やりについては1日に1度はたっぷりと与えて乾燥を防止してあげるのが大切です。

尚、春や秋などの季節では朝に水やりをおこない、夏場は朝に水を与えてしまうと温度が上昇してしまいがちになるので太陽が沈む頃など夕方以降に水やりを行います。冬場も、土の表面が乾いている時などは用土が湿るくらいの水を与えておきます。

肥料については、液体肥料と起き肥料が良いとされており、4月下旬から6月下旬までの時期と、9月下旬から10月下旬の時期に2週間に1回の割合で肥料を施してあげますが、夏場や冬場などには肥料は不要となります。尚、春の発芽の後や秋に1度置き肥を与えてあげると効果を高められます。

増やし方や害虫について

育て方は環境をしっかりと把握しておけばそれほど難しくは有りません。但し、自生している環境が高山であること、そして高山植物と言う特殊な環境の中に生息する植物ですので簡単に栽培が出来るわけではありません。また、発芽する時になどには葉く黒い斑点が出来てしまう事が有りますが、

斑点が出てきて萎縮した場合は炭素病と呼ばれる病気になっていると言います。また、梅雨時期にはうごんこ病と呼ばれる病気になる可能性もあるので、その都度管理をしていくことが大切です。アブラムシはチングルマにはよく発生すると言いますし、ナメクジ、ヨトウムシなどの発生も注意をしなければなりません。

これらの害虫は食害の被害を与えるため、その都度殺虫剤を利用して防除する事が大切です。尚、梅雨時期から夏にかけてハダニが発生する事も多いとされており、ハダニについても殺虫剤などを利用して防除する事が大切です。鉢植えの場合の用土は通気性および水もちを考慮して育てる事が大切で、

用土については2~10mmほどの鹿沼土を主体にし、富士砂、山砂系の多孔質のタイプを利用して、7対:3の割合で配合して利用しますが、市販されている山野草培養土を使っても構いません。増やし方と言うのは、種や挿し木などで可能になりますが、

結実したら種を取って、毛の部分は切りとって培養土にまき、その後で覆土を行っておくと、1か月ほどで発芽させることが出来ます。また、保存をしておいた種は、早春にまいて利用し、1か月から3か月ほどで発芽となり、早ければ1年で開花を迎えます。

チングルマの歴史

チングルマは高山に咲く高山植物の一つです。白い花弁の中心には、黄色い色をした無数の雌蕊や雄蕊を持つ花で、登山をしていると群生を指定場所や岩陰などに一輪のチングルマを見る事が出来ます。尚、この花はバラ科のダイコンソウ属に分類される花なのですが、

説の中にはチングルマ属に分類されるなど定かではありません。生息地と言うのは主に高山になりますが、国内においては北海道から中部地方以北の山岳地帯であり、雪渓周辺などにある草地、砂礫地に生息しています。また、本州においては2000mを超える高地に生息しているケースが多いのですが、

北海道などにおいてはこれよりも低い場所に生息しているなど、北に行くほど標高が低い場所に生息していると言う特徴が有ります。尚、チングルマは和名であり、花柱が伸びた形で放射線状に広がっており、実の形が子供が持つ「かざぐるま」に似ている事からも、

「ちごぐるま」(稚児車)からこのような名前になったと言われています。因みに、ダイコンソウ属の一つにダイコンソウと言う植物が有りますが、ダイコンソウは一般的な大根でもあるアブラナ科とは異なるもので、太い根などが有りません。

また、チングルマについてもダイコンソウ属ではありますが、アブラナ科とは異種異なるものであり、大根のような太い根が在る植物ではありません。尚、原産地と言うのは、本州の中部以北から北海道にかけてであり、低木の山野草に分類されている植物です。

チングルマの特徴

チングルマは自生している高山植物であり、高山植物は条件が整わないと栽培は出来ないと言われていますが、チングルマについては、栽培は可能であり、鉢植えなどで栽培を行う人も多いと言います。また、チングルマは高山植物の中でも群落を作ると言う特徴が有ります。

岩稜地帯などでは1つだけの花を見る事も在りますが、登山道の脇などには群落を作り出しているケースが多くあり、中には辺り一面チングルマと言う場所も有ります。また、登山を行う人にとっては群落を見る楽しみなどが有り、人気が高い高山植物の一つになっています。

しかし、高地に咲く花であり、平地での栽培は難しいとされていたのですが、環境が整う事で栽培も可能になっており鉢植えなどで育てる人もいます。因みに、北アルプスなどでも咲いている場所が多く在りますが、咲いている場所と言うのは2000メートルを超える山岳地帯であり、

登山をする時などは2000メートルを超える事で徐々に高山植物の姿を目にすることになります。しかし、北海道などでは2000メートルを超えなくても、例えば1200メートルほどの場所で高山植物を目にすることが出来るのが特徴で、チングルマにおいても例外ではありません。

北アルプスと北海道の位置と言うのは北になるか南になるかの違いであり、北に行くほど低い場所で高山植物を目にすることが出来ると言う特徴を持ちます。それ故に、東北から北海道にかけては比較的低い場所での高山植物の栽培が出来ると言う事なのです。

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