シッサスの育て方

育てる環境について
育てる環境としては春から秋にかけては戸外で出来るだけ日光を当てながら栽培をするのが理想的であるとされているのですが、日本の冬の気温は氷点下になる場合があるので、シッサスは耐えることができない場合があるので、冬の寒い時期は室内のガラス越しに置くのが良いとされています。
土に関しては腐植質で水はけのよい用土に植えると栽培がしやすくなるとされています。またつるが長く伸びる場合があるので5月の中旬から8月には切り戻しを兼ねて植え替えをする必要があります。切り戻しの方法としては伸びてしまったつるの部分を3分の1程度残して切り戻して、
古い用土を半分程度捨てて、今までの鉢に植え付けます。そうすることで1ヶ月から2ヶ月程度で元の大きさまで生長をするので、これを繰り返しながら栽培をしていきます。つるのカットは株のバランスが悪くなったときに適宜切り揃えるので、時期などはあまり気にしないで、
気になった時に剪定用のハサミを使ってカットするのが良いとされています。緑色の葉の部分が黄色く変色した場合にはなるべく早く除去する必要があり、この作業を怠ってしまうと株の体力が落ちてしまうので注意が必要です。室内で育てることで
初心者でも簡単に生育させることができる植物なのですが、温度変化が激しかったり、室内が寒い場合には葉の部分が変色するので、これをしっかりと取り除くことで良いコンディションを保ったまま栽培することが可能になります。
種付けや水やり、肥料について
水やりは春から秋は鉢の表面の土が乾燥し始めたら与えて、冬はあまり与える必要がないので、ある程度乾燥させたままにしておきます。肥料は春から秋の生育期に2ヶ月に1回程度与えるのが良いとされていて、緩効性の化成肥料を与えておきます。
速効性の液体肥料を2週間おきくらいに与えると葉の変色などを防ぐことができます。室内で管理することが多い植物なので家の中の風通しが悪い場合には水分が蒸発しにくいので、水やりをし過ぎると根腐れすることがあります。根腐れというのは湿気が土の中にこもることで
根の部分に細菌が繁殖してしまうものなので、風通しを良くしてある程度乾燥しておくと防ぐことができます。乾燥しすぎて葉の部分にシワができた場合には霧吹きで葉の部分に水をかけるともとに戻るので特に冬の乾燥した室内で育てている場合には霧吹きなどを使って
効果的に水やりを行う必要があります。成長期の春から秋にかけては肥料を必要とするのですが、与えない場合でも十分に生育するので、状態が良い場合には無理をして与える必要性がありません。また無理に肥料を与えてしまうと根が傷むことがあるので、
適度な量を与えるようにしなければなりません。春から秋にかけては生育するので肥料を与えても良いのですが、冬の時期には生育が止まっているので、肥料を与えてしまうと栄養が過剰になって根が傷んでしまうことがあります。根が傷むと全体的に元気がなくなるので注意をしなければなりません。
増やし方や害虫について
病気に関したは炭そ病やうどんこ病などに感染することが多く、特に春から秋の生育期にこれらの病気にかかるのでその場合には感染している葉を取り除くことが必要になります。うどんこ病の原因はカビなので歯の表面が粉をふいて白くなるのですぐに気がつくことができます。
放置しておくと枯れる場合があるので早めの対処が必要です。炭そ病は主に葉の部分に発生する病気で果物の実の部分に症状が現れることもあります。黒褐色の小さな斑点が少しずつ拡大して、大きな斑点になると葉の部分が枯れてしまうので葉先が枯れ始めたらその部分を切除する必要があります。
害虫としはカイガラムシとハダニによる被害が多く、年間を通して発生するので見つけらた早めに取り除くなどの対処が必要です。カイガラムシは大量に発生すると見つけやすいので発見したら歯ブラシでこそげ落とすなどの対処をすると取り除くことができます。
ハダニの場合は小さいので肉眼での確認が難しいのですが大量になると白い塊となるので、それを取り除いたり、葉の裏側に霧吹きなどで水をかけることで退治することもできます。増やし方は挿し木で行うことが多く、適期としては6月から8月が良いとされています。
挿し木の方法としては茎の部分を10センチ程度切り取って、先端の葉を2枚から3枚程度つけて、下葉は全て落としてしまいます。それを明るい日陰の場所に置くと約一ヶ月くらいで鉢上げすることができるようになります。
シッサスの歴史
シッサスはオランダで品種改良をされたという歴史を持っていて、ブドウ科の植物なので葉っぱの裏側には白い樹液のかたまりが付着することから砂糖のようなつるを持つ植物ということでシュガーバインと呼ばれています。小さな葉が5枚で1組になっていて、
つるで垂れ下がっているので支柱などに引っ掛けて栽培する育て方あります。原産国は基本的にはヨーロッパであるとされているのですが、生息地に関しては世界中に広まっているのでいたるところで見ることができます。シッサスは日光があまり強すぎると美しい葉の部分が
焼けてしまうことがあるので、観葉植物として育てている場合には直射日光が当たらないように配慮しなければなりません。また日光が足りないと栄養分が不足してしまうので株が弱って枯れてしまうことがあるので日光の当て方には注意をしなければなりません。
日陰には強いので比較的育てやすい植物として扱われることが多く、初心者でも室内や戸外の明るい場所で栽培することができます。観葉植物の中では寒さに強いとされていて日本の冬の季節でも氷点下にならない地域では十分に冬を越すことができます。
しかしこの観葉植物は一年を通して室内で管理をするのが理想的であるとされていて、暖かい時期にはベランダなどで栽培をしても十分に生育していきます。おく場所としては窓辺などの太陽の光が入ってくる場所が良いとされていて、窓辺で栽培をしていて葉の色が変色している場合には日光を減らす工夫を必要とします。
シッサスの特徴
シッサスの特徴としてはつるが下の方に垂れ下がって伸びていくことで、伸びる方向を管理することによって、カーテンのような形にすることもできます。また鉢植えで育てている場合でも鉢から出て下の方につるを伸ばすことがあるので、ハサミ等で切り戻すことが必要になります。
基本的には室内の環境で育てられることが多い植物なのですが、生育が比較的早いので定期的につるを着るなどの世話が必要になります。葉の色は基本的には緑色で品種によっては白っぽい緑色や黄色に近い緑色である場合があるのですが、多くは明るい緑色の葉を持っています。
シッサスは一年中室内で栽培をすることができるので、非常に育てやすいので初心者でも気軽に栽培を始めることができるので、人気となっているのですが、通常は明るい場所を好んでいるので太陽の光がある程度差し込む場所で栽培をすることが大切です。
葉の色が変色する場合には気温が低すぎることが原因となっている場合が多いので、赤茶色などに変色をしている場合には温度管理をしっかりとして、枯れた部分を切り離すなどの処置をしなければなりません。枯れた葉などをそのままにしておくと全体的に体力が衰えてしまうので注意が必要で、
通常は枯れた部分をハサミ等で切り離します。枯れた葉が多い場合でも丁寧に除去することが大切で、乱暴に引っ張ってしまうと他の部分に傷をつけてしまうので、余計に植物の体力を奪ってしまうことになります。
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