リクニス・ビスカリアの育て方

リクニス・ビスカリアの育て方

リクニス・ビスカリアの歴史はそれほど解明されていません。実際語源はどこから来ているのかははっきりしていませんが、属名のリクニス(Lychnis)は、ギリシャ語のランプ(lychnos)から来ているとされていて、アリストテレスの弟子によってその名が用いられるようになりました。

リクニス・ビスカリアの育て方

リクニス・ビスカリアの育て方として、まず植え付けを行う必要があります。苗の販売時期は主に春か秋となっています。植えてすぐはなかなか咲かないものの、数年後にはしっかりと咲くようになるため、時間のかかる花と言えます。苗を購入後はできるだけ早く大きめの鉢に植え付ける必要があります。

その際は水はけの良い草花培養土を使ってもよいでしょう。なお秋の暮れまでには充実した大きい株を育てる必要があります。これは冬に備えるためです。また、一重咲きのリクニス・ビスカリアであれば種から育てる事も可能ですが、その場合3月下旬から4月もしくは9月中旬から10月にかけて播く必要があります。

播き方としては箱まき方式で、播いた後の土は2mm程度覆うようにすると良いでしょう。植える場所にも注意が必要で、日当たりが良く、水はけの良い土地が必要となります。酸性の土壌は嫌ってしまうので、植える前に苦土石灰を播いて中和するとよくなります。

ちなみに、日当たりの良くない場所では葉っぱの色が悪くなり、花が小さくなりますので、日当たりは注意しておく必要があります。肥料ですが、植え付けの際に元肥として粒状肥料を1平方メートルにつき150g程度混ぜて植えるとよいでしょう。鉢の場合は、用土1リットルにつき5g程度でよいでしょう。

追肥は2ヶ月に1度程度でもよいですが、希釈した液体肥料の場合は、二週間に1度水やりの代わりに入れることでもよいでしょう。ただ、花の後に化成肥料を与えるだけでも十分育ちますので、育っている様子に応じた与え方が育て方として重要なポイントです。

また、夏場は追加で肥料をやらない事も必要となります。水やりは土の表面が乾いた時にたっぷりとやる必要があります。育て方として注意すべきポイントと言えます。根張りが良い事もあり、夏場は乾きやすくなるので、鉢は勿論、庭植えであってもしっかりと水をやることが大切です。

リクニス・ビスカリアの栽培方法

栽培していく上で、株分けなどを行う事が必要になります。基本的には種付けから種を用いた場合にも、株分けや挿し木の場合にも翌春からの開花は厳しいといえるので、どの栽培方法も時間がかかることは覚悟していなければなりません。

リクニス・ビスカリアは前述している通り、一重咲きの種は、種付けによって増やす栽培方法も可能となりますが、八重咲きの種類では種付けによって増やす栽培方法は難しくなります。種付け後の種まきによる栽培は、上記にあるように3月下旬から4月、9月中旬から10月をめどに播くとよいでしょう。

また、株の間は25センチから30センチを保つようにする事が必要になりますので、播く位置にも気を配らなければなりません。また、日当たり、水はけが良い土地が必要となるので、用土などを適切に取り扱う必要があります。挿し木によって増やす場合は9月中旬から10月の時期、彼岸花が咲く頃が適切な時期となります。

切り取った茎を一芽ごとに分け、30分水に浸した後、植物性調剤を薄く切り口にまぶして培養土に深さ2センチから3センチ挿すだけで4週間から6週間もすれば根が出てきます。なお、発根後は直径9cm以上のポリポットに移して冬の寒さに当てると良いでしょう。ただし、翌春の開花は期待できませんので、再来年の開花を目指す事が必要です。

株分けの場合も、時期は挿し木と同じとなります。ただし、翌春の開花を目指す場合は3芽程度ずつの植え付けを行うと良いでしょう。目安としては、発芽後に本葉が2枚から3枚になった時期をみて、ポットか小鉢に植え替えた後、根が回れば定植すると良いでしょう。

また、普段の管理としては、花が終わったら伸びた花茎を切り取る事が大切です。前述したとおり株分け、植え替えは春か秋に行うことになりますが、地域の機構によって時期が決められていて、寒地では春、暖地では春秋に行うと良いでしょう。

他に注意しなければならないポイント

リクニス・ビスカリアは、暑さより寒さに強いため、夏の季節は丁寧にする事が求められます。水やりなどは記録しておくことが肝心といえるでしょう。しかし、それ以外に気をつけなければならないのは病害虫です。リクニス・ビスカリアは基本的には強いものの、アブラムシには弱いといえます。

食用やハーブ用であれば無理に殺虫剤などは使用すべきではないですが、観賞用の場合はアブラムシを殺す必要があります。アブラムシは付着すると植物の養分などを奪い、弱らせてしまうためです。花茎が伸び始めてから蕾が見える時期に多くアブラムシがつく事があるので、殺虫殺菌剤や食品成分を使用したスプレーなどを散布するとよいでしょう。

または、春先のうちに株元へ殺虫剤を播いておくなども効果的と言えます。リクニス・ビスカリアは種から育てると一年では済まないかもしれませんが、非常に美しい花を咲かせるので是非トライしてみてはいかがでしょうか。

リクニス・ビスカリアの歴史

リクニス・ビスカリアの歴史はそれほど解明されていません。実際語源はどこから来ているのかははっきりしていませんが、属名のリクニス(Lychnis)は、ギリシャ語のランプ(lychnos)から来ているとされていて、アリストテレスの弟子によってその名が用いられるようになりました。

そのため、紀元前からこの花はヨーロッパの人に認識されていたと言えます。なお、種小名のビスカリア(viscaria)は「ねばねばした茎の」という意味で、花びらのつけ根に粘着質の部分がある事からそのように呼ばれています。

同じように粘着質の部分がある花には虫取り撫子があります。なお、虫取りという名前がついているのは、虫が葉の下の赤黒い粘着質の部分によって花まで登れない事からつけられているので、食虫植物ではないという事も覚えて置かなければならないかもしれません。

リクニス・ビスカリアの特徴

リクニス・ビスカリア(Lychnis viscaria)とは別名ムシトリビランジと呼ばれているナデシコ科の植物です。ヨーロッパ、地中海沿岸からシベリア原産での植物で、ナデシコ科センノウ属(リクニス属)に類する多年草です。なお、リクニス属はユーラシア大陸や北アフリカ大陸に15種類から25種類程度あり、幅広く分布している事でも知られます。

なお、以前はビスカリア属によって分類されており、一部ではこの分類によって表示されていることもありますが、基本的にはどちらの属名でも書かれています。リクニス・ビスカリアの草丈は30㎝ほどとそれなりに大きく育つ植物で、多年草です。葉は細長く、常緑性をもっていることでも知られています。

高さが50cmほどの長い花茎が何本も伸び、2cmほどの小さな濃いピンク・紅紫色の花を一重咲きもしくは八重咲きする事で知られています。なお、花びらは5枚で、茎先には柄のある花が均等に付くという特徴もあります。生息地は鉢植えが基本となっていますが、ヨーロッパの地中海沿岸からシベリアでは自生しているケースもあります。

種から育てると手間がかかる分、花は美しく、丈夫であるため、一度育てると長持ちする特徴があります。丈夫な理由としては、高い耐寒性、耐暑性があることがあります。花が咲く時期は主に4月から6月に、この時期が見頃となります。実の特徴としては熱すると下部から避けて種子が散布されるという特徴もあります。

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