アルメリアの育て方

アルメリアの育て方

歴史的にみてもヨーロッパでは古くから親しまれ、愛されてきた花といえます。まず、属名がアルメリアという名前には理由があり、古い言語であるケルト語に由来しています。ケルト語ではアルメリアはarmarからきています。この言葉の意味は「海に」であり、この植物が海や浜辺が生息地である事から来た語源ではないかと言われています。

アルメリアの育て方

育て方として、まず植えるためには、水はけのよい用土を用意します。植え付けの際には少なめの肥料を均等に混ぜ込んで元肥とするとよいでしょう。土に植える場合は、バーミキュライトなどの水はけを良くする物が必要になります。

また、植える際の場所ですが日当たりの良い場所を好む植物ではあるものの、暑さは苦手なため、庭に植える場合は西日を避けた風通しの良い場所を選ぶ必要があります。また、鉢植えによって育てる場合は、半日陰の風通しの良い場所へと移動させる事が重要です。

育て方としてまず、水やりの頻度ですが、土の表面が乾いた時に与える事が重要です。元々海岸が生息地域であるため、乾燥気候や塩分には強いものの高温多湿の時期には蒸れてしまい、死んでしまう事があるため、過剰な水やりは避けるべきと言えます。また、肥料も通常の植物よりは控えめにすべきです。

ゆっくりと効く粒状の肥料を土に混ぜ込むだけでなく、花がひと通り咲き終わった段階と秋に数回液体肥料を与えるとよいでしょう。ちなみに、真夏や真冬には肥料は与えないようにしなければなりません。

勿論栄養分が足りないと葉が黄色く枯れていきますが、多すぎると根腐れを起こすためです。育て方一つでアルメリアは長く生きる植物となりますので気をつける最重要ポイントと言えます。

アルメリアの栽培、増やし方について

9月の中頃から、9月末頃(彼岸の時期)に種をまく事により増やす事が出来ます。ただし、種付け自体が、高温多湿の日本の気候では少なく種ができにくい傾向にあります。アルメリアが直根性の植物である事から、直撒き方式にするとよいでしょう。

種付けによって増やす栽培方法が難しい場合は、根鉢を崩さずに植え替える株分けによる栽培方法もあります。その場合は、株をある程度大きくする事だけでなく、時期が本格的に寒くなる12月などの前である事が重要です。なお、株が大きくなりすぎると、蒸れやすくなり、高温多湿の時期に中心部から枯れてしまうことなどがあります。

そのため、株分けを兼ねた植え替えが必要になるのです。なお、生育が良い場合は毎年しても良いのですが、通常は2年から3年に一度程度で良いとされています。株分けの方法としては、根を縦に割るようにして分け、植え付けていきます。イメージとしては茎を分けてから土に挿していくという感じでしょうか。

根には芽が多く出ているので、5芽から10芽程度で1株となるようにして分けるとよいでしょう。なお、細かくなりすぎて根っこがつかない茎でも土にさすことで出てくるので慌てずに分けてやるとよいでしょう。時期の目安は種蒔きから少し後の9月から10月と、3月から4月となります。

なお、種付けによって株が弱るケースがあるので、終わった花は早めに花茎から切り取って老化させないようにする事が必要となります。そのため、出来るだけ花殻摘みを忘れない事も大切です。栽培方法にも注意する事で多くの花を咲かせる事が可能となります。

その他の気をつけるポイント

アルメリアは種付けの後に弱るだけでなく、季節に応じた手入れが必要です。前述している通り、高温多湿の季節を嫌うため、その時期に株が大きすぎると株の中での風通しが悪くなって梅雨や夏の時期にかれやすくなります。そのため、出来るだけ早めの株分けが必要と言えますので、3月から4月となっているのです。

ちなみに夏に行うと、夏の暑さに耐えられずに枯れてしまう事が多くなります。夏でも生育旺盛のために地表に根が出てきてしまった場合は、株元に土を盛ることで根が乾燥しないようにしてから秋の季節まで待つことが必要となります。

また、太い根が地中を縦方向に伸ばす植物ですが、相対的に横には根を張りません。そのため、冬に霜柱が発生した時には、根が持ち上げられてしまって株が浮き上がり、結果枯れてしまうケースもあります。耐寒性は非常に高い植物であるものの、鉢でない場合はこのような事態を防ぐために腐葉土を敷くなどの防寒対策が必要になります。

なお病害虫ですが、あまり無いものの春先のアブラムシがあります。アブラムシは茎や葉っぱに付いてしまって植物を弱らせるので、薬剤散布による駆除が必要になります。なお、薬剤散布によって、夏の蒸れをある程度発生させないようにする事も可能ですので、夏の蒸れによる枯れる事を予防するという意味でもお勧めです。

勿論、高温多湿な環境を避ける事を最重要視する事が前提となります。以上より、アルメリアの育て方、栽培方法としては、夏越しが一番のポイントとなるといえますが、それ以外は丈夫な植物となっていますので、比較的育てやすい植物といえるでしょう。大株が出来てしまう前の株分け、水分の適量が他の植物よりも少ないという事、肥料を与え過ぎない事に注意して育てていくと良いのではないでしょうか。

アルメリアの歴史

歴史的にみてもヨーロッパでは古くから親しまれ、愛されてきた花といえます。まず、属名がアルメリアという名前には理由があり、古い言語であるケルト語に由来しています。ケルト語ではアルメリアはarmarからきています。この言葉の意味は「海に」であり、この植物が海や浜辺が生息地である事から来た語源ではないかと言われています。

なおアルメニアの原産はヨーロッパですが、その中でもイギリスの海岸等で多く見られる花です。ちなみに、ケルト語だけでなく英語でもシーピンク(sea pink)と名付けられています。これは「海のナデシコ」という意味です。また、和名も含めてその全てが海や浜辺などにまつわる名前となっています。

また、その美しさから別名に「レディス・クッション」という名前もつけられています。また、日本ではマツバカンザシとも呼ばれる事があります。これは、葉っぱが細くて固いため、松のかんざしの様であるという事からつけられた別名です。

アルメリアの特徴

アルメリア(Armeria maritima)とは、和名をハマカンザシと呼ぶ、イソマツ科の多年草です。他のイソマツ科と同じく、美しい桃色、白色、赤色の花弁をつけるので、観賞用としても育てられています。

特徴としては、まっすぐに伸びる細い茎と、先端に付く丸い花です。花は前述したとおり桃色、白色、赤色がありますが、主によく見かける物は桃色の花です。多くは観賞用のため、花壇で栽培されています。また、元々海辺や浜辺を生息地としている、ヨーロッパ原産の花ですので、乾燥気候や塩分に強い事も特徴の一つです。

花は一見すると一つの花が咲いているように見えますが、実は小さな花が中心から外に向かって非常に多くの数が開いていることで、くす玉のような花型に見せている特徴があります。見た目は非常に柔らかそうな印象を持ちますが、小花が集まっている事もあり、触るとカサカサした感触を感じるかもしれません。

草丈はおよそ15センチから20センチと非常に低くなっています。緑色をしています。葉は濃い緑で、非常に細くなっています。多く出回っているものには多くの種類がありますが、どれも美しい花を咲かせます。多年草のため、一度花壇に植えると、毎年花を咲かせることでも知られています。なお、花言葉は思いやり・同情となっており、いかに愛されてきた花であるかという事が伺えるものとなっています。

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