ユーチャリスの育て方
育てる環境について
もともと、ユーチャリスは南アメリカのアンデス山脈を生息地にしているような植物ですから、結構気難しい植物ではあります。ユーチャリスを育てる環境には結構気を遣わなくてはなりません。特に、寒さに弱いことには気を払う必要があります。だいたい10度ほどを目安にして、室温の管理には気を使いましょう。
それ以下だと、狩れてしまうことがあります。基本的にはユーチャリスが好むのは、明るい日陰です。加えて、少し湿度のあるような環境を好みます。生育期には日光が直接当たらないようにして、丁度よい場所を用意してあげてください。暖房・冷房にも影響されてしまうので、そういったものの近くに置くのも避けた方が無難です。
ユーチャリスは決して栽培の難しい花ではないのですが、環境にはなかなかデリケートな花ではあります。とはいえ、すぐに枯れてしまったりはしないので、元気がなくなったらいろいろと場所を変えてみてあげるのがコツです。冬には室内に置いておくのが基本ですので、鉢植えにして室内にユーチャリスを置く場所を探しましょう。
それなりに日当たりが良くて、けれどストーブやクーラーの近くではない場所を空けてあげてください。ユーチャリスの楽しみと言ったら、なんといっても花ですよね。開花時期は不定期で、基本的には暖かい時期で室温が安定してくると花をつけます。上手に育てれば、一年の内に何度か花を見ることも可能です。花が咲き終わったら、花を摘み取ります。
種付けや水やり、肥料について
ユーチャリスは球根植物ですから、球根から買って来るのがいちばん楽しいのではないでしょうか。種から育てることもできますが、とても時間がかかります。気の長い園芸をやってみたい方は、種からというのも楽しみですね。咲く前の鉢植えを買ってくるという手もありますが、やっぱり、花は自分で咲かせてこそ楽しいということもあると思うので、
そこは栽培者のお好みで好きな状態で買ってきてください。植えるのは、5月か6月ごろがベストの時期です。この時期は涼しくて、ユーチャリスにとっても非常に過ごしやすい日ですね。別の球根から分けてもらって咲かせるのも楽しいです。土は水はけの良いもので、市販の土で十分問題ありません。また、数年に一度、土をそっと変えてあげてください。
水やりについては、毎日ちょっとずつではなくて、土の表面が乾いたらどっさりとあげるというやり方を好みます。このへんは、ちょっとお出かけをしたりするときに放っておいても平気なので、ズボラな人にはありがたいですね。冬には水やりの回数をかなり抑えて、量も少なめにするのがポイントです。
ちょっと寒くなり過ぎるようでしたら、休眠させるために水をやらない期間を作ります。肥料は液体肥料を月に一度程度、芽吹いて花が咲き終わるまでにやれば十分です。花の様子を見て肥料の量を加減しましょう。やっているうちに、このへんのさじかげんがだんだんわかってくるのも、ガーデニングの醍醐味です。
増やし方や害虫について
基本的には、種か球根で増える花です。これがこの上ない楽しみなのですが、ガーデニング仲間の内で、種や球根をやりとりすることがあります。種については、先ほども述べた通りですが、咲くまでにかなり時間がかかります。花が咲いた後に種が出来ます。増やすのであれば、球根がお勧めですね。
5月の植え替えの際に、根っこを痛めないように球根をそっと探ってみて下さい。もしもぽろっと球根が二つに分かれたら、それが球根になります。もしなさそうでしたら、また来年、植え替えるときに試してみてください。ムリに外そうとしてもいけません。また、あまり花を咲かせすぎると、球根が痛んでしまいますので、
この辺も観賞用なのか、増やすこともしてみたいのか、考えて栽培してみてください。害虫よりも直射日光や、寒すぎたりすることなどの生育環境によって枯れることが多いようなのですが、カイガラムシなどにかかりやすいです。カイガラムシは厄介な害虫で、園芸家も頭をなやませるところです。カイガラムシが発生したらカイガラムシを取り除いて、
殺虫スプレーなどで対策すると良いですね。室内であれば、あまり刺激のないスプレーを使うのがおすすめですね。観葉植物でしたら、対策のために使える薬剤もさまざまあります。ちなみに、カイガラムシを発生することを食い止めるためのいちばんの予防策は、なんといっても室内を清潔に保っておくことです。こまめに掃除などをしておきましょう。
ユーチャリスの歴史
ユーチャリス、またはエウチャリス(Eucharis)は、白い花を咲かせる球根植物です。原産地は南米、アンデス山脈の、とても高いところに咲く花です。ユーチャリスという名前はギリシア語でかなり目を惹く、という意味があります。日本では、ギボウシズイセンという別名もでも呼ばれます。漢字で書くと、擬宝珠水仙と書きます。
やはり、漢字からもとても美しい花を咲かせることが分かりますね。たしかに、その白い花はスイセンにもどことなく似通った部分があります。他にはアマゾンユリ、アマゾン・リリーなどと呼ばれます。日本で一般的に流通している種類はグランディフローラ種。とても美しい純白の花姿をしていますし、良い匂いがするので、
日本では結婚式のときにも、コサージュやウエディングブーケなんかによく使われる花でもあります。松田聖子さんがウエディングブーケに使ったことで、一時期かなり注目された花でもありました。開花期は通年で、お店にみられないというような時期はありませんが、ただし、それほど多く出回ってはいない花でもありますので、
切り花はなかなかに高価です。まさに高嶺の花といえるでしょう。日本に入ってきたのは、明治時代ごろではないかと言われています。花言葉は「気品」や「清らかな心」です。ユーチャリスの姿から、そんな花言葉が連想されたのでしょうね。そういった特徴のある花ですが、工夫のある育て方をすれば家庭でも栽培することができます。
ユーチャリスの特徴
ユーチャリスの特徴は、なんといってもうつむきがちに咲く花のかたちでしょう。長い葉を持ち、60センチメートルほど伸びた花茎から、白くラッパのような花を咲かせます。花の大きさは、だいたい10センチメートル程度ですね。和名のギボウシスイセンの「スイセン」は、まさにこの花を形容したものだと思われます。花の色は白から、すこし緑がかった白だと言われます。
また、ユーチャリスの花の真ん中にある雄しべの形も、花にアクセントを添えるような、とても特徴的な形です。機会があればじっと眺めてみるのをおすすめします。植物園などに行くと、たまに見かけることができますが、あたたかいところだと時期を問わず咲いているので、きっと、この白い花が見れることでしょう。
ずっと見ていて押し付けがましくなく、全く飽きない、ほんとうに綺麗なお花です。ほんのりと香る芳香は、とても押し付けがましくなくスッとするような爽やかさです。この純白の花はやはり、清楚だとか、清純だとか、女性に例えても喜ばしいような形容詞を連想させます。ユーチャリスの特徴のどこをとっても、嫌味な部分がありません。
派手派手しすぎず品があるので、贈り物にもぴったりです。友人の結婚式などには、ユーチャリスを贈るというのはどうでしょうか。きっと喜ばれることでしょう。植えるなら涼しい5月ごろです。幸いにもそう難しい花でもありませんので、自分で育ててみるのも、また風情があります。
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ユーチャリスという名前はギリシア語でかなり目を惹く、という意味があります。日本では、ギボウシズイセンという別名もでも呼ばれます。漢字で書くと、擬宝珠水仙と書きます。やはり、漢字からもとても美しい花を咲かせることが分かりますね。