オシロイバナの育て方

オシロイバナの育て方

日本に入ってきたのは江戸時代に鑑賞用として輸入されたと言われており、当時この花の黒く堅い実を潰すと、白い粉が出てきます。このデンプンを白粉の代わりに利用したことからオシロイバナ(御白粉花)と言われるようになったと言われています。

オシロイバナの育てる環境について

温かい環境が向いています。冬も凍結さえしなければ越冬しますので、比較的日当たりの良い場所で栽培すれば特に細かな手入れや環境整備を必要とはしません。花の色をより鮮やかに咲かせることを意識するのであれば、日当たりと風通しの良好な場所が最適だと言えます。

しかし、非常に強い生育力を持っているため、日陰の環境でも枯れる心配はあまりありません。ただし、長い根を生やすため、この根が傷つかないように深くまで根が伸びる環境が適しています。この根が傷ついてしまうと花を咲かせない可能性もあるため、注意が必要です。

比較的大きく成長する植物ですので、密集した環境ではあまり成長しません。複数株を育てる場合は、出来るだけ広い場所で一定間隔をあけて育ててあげる必要があります。また、他の背丈の低い花などと一緒に栽培する場合は、

オシロイバナの成長に伴い日陰が生まれてしまうため、小さな花のすぐ近くだとその植物の成長を妨げてしまう可能性があります。育て方は比較的容易ですので、広さと、日当たり、風通しがクリアできれば十分に成長し、綺麗な花を咲かせます。

鉢植えで育てる場合は比較的サイズが大きいため6~8号鉢に1株程度で育てます。根はまっすぐ長く肥大化しますので、植え替えが面倒な場合は最初から広い環境で育てるか、大きめの鉢を購入して育てることをお薦めします。まだ小さな内はポットで育てることも可能ですが、その場合、土が乾きやすいので新聞紙などをかぶせて感想を防いでください。

オシロイバナの種付けや水やり、肥料について

春頃に種をまいて発芽させますが、あまり寒い状況では発芽しませんので、少し暖かくなった時期(4月~5月頃)に種まきをします。ただし、根が深くなるため、鉢植えで数年間育成した場合は根を傷つけないように2、3年に一度掘り返し、新しい用土で植え替えをしてあげる必要があります。

根が大きいことが特徴ですので種付けの際にはあまり密集させず35~50センチ程度の感覚を空けて植えてあげる方が、大きく成長します。土は比較的乾燥した状況でも生育しますので、細かな水やりは必要ありませんので、土の表面が乾いていることが確認できれば、水をたっぷりと与えてください。

ただし、常にジメジメしていたり、水が多すぎる環境では根が腐ってしまったり、花つきや花色が悪くなってしまうことがあるので、水のやり過ぎには注意が必要です。土はやせ地でなければ問題ありません。

ある程度の肥料があれば十分に育ちますので、赤玉土7腐葉土3で育成するか肥料が入った市販の土で十分利用できます。水はけの良い土を好む植物ですので、水を通しやすい環境を整備してあげる方が良いでしょう。

また、肥料をあげる場合水はけのことを考えて水やりの際にゆっくりと溶け出すような粒状の堆肥を土に混ぜておくか、生育期に液体肥料を月に二回程度与えれば十分です。あまり神経質に肥料を与える必要はありませんが、葉や花の色が薄くなったと感じた場合などは化成肥料などを随時与えれば十分育ちます。

オシロイバナの増やし方や害虫について

害虫が付きやすい種類ではありませんが、春頃にアブラムシが発生することがあります。アブラムシは新芽や茎などの汁を吸って成長しますので、オシロイバナの成長を阻害する恐れがあります。それらを発見した場合、ホームセンターなどで売っている植物用の殺虫スプレーなどで駆除してあげる必要があります。

オレート液材やハイベニカ乳剤などが効果的です。アブラムシ用の殺虫剤は比較的市販でも種類が豊富にあり、効果も出やすいので、一度散布すれば一定期間はよりつきません。また、大きく成長したオシロイバナは日陰を生みますので、梅雨のジメジメした時期になるとナメクジが発生する場合もあります。

ナメクジは蕾を食べてしまうので、発見したら駆除が必要です。秋以降には比較的害虫は発生しづらくなりますし、病気にもかかり辛い植物なので、あまり神経質な害虫駆除は必要としません。特に冬場には凍結さえ注意しておけば、水やりの必要もなく、害虫も発生しませんので、メンテナンスは一切しなくても問題ありません。

殖やし方は比較的簡単です。一つの花に果実が一つつきます。大きさは5mm前後で黒いです。これを少し暖かくなってくる4月~5月頃に花壇に種まきすれば発芽もしやすく成長も早いです。

ポットに植えて、成長とともに植え替えすることも可能ですので、成長に合わせて大型の鉢に変更していけば比較的容易に増やすことが出来ます。但し、成長過程で根が腐ったり、傷をつけないように、植え替えの時期などはある程度注意しなければなりません。

オシロイバナの歴史

日本に入ってきたのは江戸時代に鑑賞用として輸入されたと言われており、当時この花の黒く堅い実を潰すと、白い粉が出てきます。このデンプンを白粉の代わりに利用したことからオシロイバナ(御白粉花)と言われるようになったと言われています。

このことから別名夕化粧(ユウゲショウ)と言われます。ちなみに感名では紫茉莉(シマリ)と呼ばれます。原産地は熱帯アメリカ(メキシコ地帯)で、原産国周辺では様々な色の野生のオシロイバナが野生で見受けられます。

日本では沖縄や伊豆七島などの比較的温暖な気候においては自然界でも生息しており花や根には毒性があるが、根には利尿作用があり、胚乳にはニキビや吹き出物などに効果がみられるとして、薬用に用いられることもあります。

自然界においてはスズメガによって送粉されます。また、花が咲く時間帯が夕方4時頃なので、イギリスではfour-o'clockと言われます。が、少し涼しくなってくる季節では昼から咲くこともあります。

現在イギリスではあまり家庭で栽培はされておりません。現在に至るまで様々な色の花が確認されていますが、これは遺伝子上の突然変異が起こりやすいためで、原産国では何十種類という色の野生のオシロイバナが確認されています。

生息地は広範囲に渡り、日本でも日当たりの良いや森や山などで野生種を確認することが出来ます。非常に健康被害などに強い植物で、空襲のあった戦後日本の土地でも野生で生息していたと言われています。

オシロイバナの特徴

オシロイバナは多年草ですので、非常に強い植物なので、比較的容易に栽培することが可能です。一度根づいてしまえば管理をあまり必要としない上、最大で1mくらいのサイズにまで成長しますので、花壇に植えても比較的目立ちます。

気温が低いと発芽しづらいため、基本的には春に種をまいて育てる種で、一年草として扱われることが多いのですが、暖地では簡単に越冬させることも比較的容易です。ただし、真冬の凍結が起こるような場所では越冬しない場合があるので、

冬は3度以上に保つことが出来る場所で育成させることをおすすめします。逆に夏場の暑さには非常に強い特徴をもっているので、夏場はある程度放置することも可能です。花は約3センチ程度で赤や黄色、白、ピンクなど様々な色が咲きます。

種類によってひと株で様々な色の花を咲かせます。夕方頃に花を咲かせ、翌朝くらいにはしぼんでしまいますので、見ごろは暗くなる直前くらいが一番きれいに咲きます。花は良い香りを発し、昆虫などを寄せ付けますが毒性があるので、犬などを飼っている方は誤って口に入れさせないように注意が必要です。

繁殖力が強いことも特徴のひとつで山などに登ると野生化したオシロイバナを見かけることもできます。根っこはゴボウのように太い根を一本伸ばすタイプですが、この根にも花と同様、有毒な成分が含まれています。また害虫の心配はあまり無い種類ですが、アブラムシが発生する場合があるので、発見次第除去が必要です。

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