小松菜の栽培に挑戦してみよう。
小松菜の種まき
それでは、最初に小松菜の種まきについて説明していきます。小松菜は春と秋の2回栽培する事が出来ます。春は発芽後、晩霜の被害が出なくなる3月中旬頃から種を降ろす事が出来ますが、寒い地方では少し時期を遅らせてから種を降ろします。
また、発芽後は間引き菜も随時食べる事が出来るので、種は条蒔きにして半月ほどおいてから、2~3回に分けて種を降ろしていくと、長い期間収穫を楽しむ事が出来ます。そして秋の時期には、条蒔きの他、畝全体を使用するばら蒔きの方法も出来るので、今回は2つの方法を説明していきます。
条蒔きの方法
まず条蒔きの方法ですが、例えば90センチ位の畝であれば、約15センチの蒔き幅で2条分にするなど、畝幅に応じて種を降ろします。種を降ろす時は、まず蒔き幅より少し広めに草を刈り、鍬で表土を2~3センチほどの厚みではがしていきます。
そして、表土に落ちている雑草の種や、宿根草の根が広がっていれば取り除いて、蒔き条を整えていきます。更に鍬で軽く押えて平らにし、いろいろ種を降ろしていきます。種は、手のひらに入れて親指と人差し指、中指の3本でひねるように少しずつ降ろしていきます。
そして、一度に全部降ろさず2~3回に分けて降ろしていきましょう。種を降ろしたら、草の根の混じっていない土で覆土します。土を手で少しずつもみほぐしながら、種が隠れるくらいの厚みで被せていくと良いでしょう。覆土が終わったら、再び鍬などで軽く押えて、湿り気を保つために初めに刈った草をを被せておきます。
ばら蒔きの方法
ばら蒔きの方法ですが、この方法は秋に限られます。手間がかからず、とても簡単な方法です。まず種を少し多めに用意して、畝全体にばら蒔いていきます。その後、鎌で畝全体の草を地表部1センチ位残して刈り、覆土はせずに刈った草を軽く振り撒いて鍬で軽く押えて完了です。
次に発芽時期と間引きですが、時期が良ければ3~4日で発芽します。種を降ろした時の草が、芽の上に被さっていたら指先で落としておきます。発芽して10日もすると、本葉が1~2枚になります。
多少は密生していても支え合って丈夫に育ちますが、密生し過ぎあっている場合は、ハサミや爪の先で根本の所から切り取ってあげましょう。更に20日も過ぎる頃には、本葉が4~5枚になり間引き葉も食べられるようになります。混み合っている所から間引いてあげましょう。
収穫は大きなものから鎌で刈って、株ごと収穫します。もし保存が必要な場合は、新聞紙等でくるんで涼しい暗所に立てておけば長持ちします。是非、利用頻度の多い小松菜の栽培に挑戦してみましょう。
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今回は、小松菜の育て方について説明していきます。プラナ科である小松菜は、土壌を選ばず寒さや暑さにも強いので、とても作りやすい野菜の1つです。そして発芽が良いので、厚蒔きにならないように注意して、間引きなどを適期におこなえば、しっかりとした小松菜が期待出来ます。