バジルの育て方

バジルの育て方

原産国や生息地はインド地方といわれ、ヒンドゥー教の神に捧げる高価な植物だったのです。人々の幸福を願う意味が込められ、寺院や家の周りに植えられていたのです。約4000年前にはエジプトにも伝わるようになり、さらに南部ヨーロッパやローマなどに伝わったとされています。バジルの語源はギリシャ語の「王」を意味し、「Basuleus」から派生したとされています。

バジルのベランダ栽培に必要なもの

葉ものであるバジルをベランダで栽培するためには、比較的浅いプランターを用意します。15センチ以上の深さがあるものを選び、持ち運びがしやすいものを選びます。春から夏は気温が高くなるので、直射日光から守るために移動しやすい軽い素材のプランターを選ぶようにします。

軽い素材であるプラスチック容器のプランターなら、楽に移動させることが出来ます。野菜用のプランターには底にネットが張ってあったり、支柱などが付けやすくなっているものもあるので用途に合わせて購入することが大切です。土を購入する場合は、野菜用の土を選びます。

バジルだけなど単品の野菜を育てる場合には、バジル用などのその品種専用の培養土を使います。バジル用の培養土なら育てるのに必要な成分がバランス良く配合されていて、初心者でも簡単に育てることが出来ます。家に土が残っている場合でも、再利用することも可能です。残っている土の根っこや枝、ごみをきれいに取り除いておきます。

透明のビニール袋などに入れて、ジョーロで水を含ませます。日光が良く当たる場所に置いて、1か月程度日光消毒を行います。液体の土壌改良材や古い土をリサイクルすることが出来る土を使えば、古い土をリサイクルすることが出来ます。種付けをする場合は信頼出来る種苗会社の製品を選んで、春か秋に蒔くものか必ず確認して購入します。

種の量を見て、袋に書かれている発芽率を参考にして育てる量よりも多めに種が入っているものを購入します。苗から栽培する場合は葉が青々としているものを選び、双葉がしっかり付いているものを選びます。害虫にやられていないか、節間が伸びていないか確認します。

バジルの育て方

熱帯地域に生息しているハーブなので、育て方のコツは日当たりが良い場所に置くことです。気温が高くなればなるほど育ちが良くなるので、日光が十分に当たる場所にプランターを置くようにします。水はけが良い土で育つので、水はけが良い場所を選ぶことも大切です。湿気を好む野菜なので、水切れが起きないようにこまめに水を与えるようにします。

春は晴れていたら毎日水を与えるようにして、夏は乾燥を防ぐためにも朝と夕方の2回行います。秋も晴れていたら毎日行い、プランターの底から水がしみ出すくらい与えます。春と秋は水をやりすぎると根腐れを起こしてしまうことがあるので、完全に土が乾いてから水やりを行うことがポイントです。

種付けをする場合には5月以降で、バジルの発芽に最適な20度以上の気温の時期に行います。プランター全体に種をパラパラと蒔いて、土は被せずにそのままにします。種付けは水が切れないように、霧吹きで湿らせるようにします。種が白っぽくなって、ゼリー状になったら完了です。

栽培をする前にコップなどに種を入れて、1日水に浸しておくと発芽率を高めることが出来ます。種付けから数日で、発芽します。苗から育てる場合はプランターに移したから半日陰に置いておいて、定着するまでそのままにしておきます。苗を植え付けるときには、苗が2本になるように間引きをします。苗同士が混み合わないようにして、成長を促します。

茎がしっかり伸びて20センチ程度になったら、茎の先端を切り落としていきます。摘心をしることで切ったところからわき芽が伸びてくるので、新しい葉をつけることが出来るのです。わき芽がたくさん伸びていくと花の芽が出てくるので、うまみや栄養分が花に取られないようにすぐに摘み取るようにします。

肥料は植え付けのときに土に栄養が入っていない場合は、肥料を混ぜ込むようにします。植えたあとは数週間に1回の頻度で、化学肥料を追肥として与えるようにします。液体の肥料は10日に1回、水やりの変わりに与えます。

育て方のコツやポイント

育て方のコツは、間引きをきちんとすることです。一度に1つの苗に絞り込むのではなく、混み合ってきたなと感じたらその都度間引きをします。葉と葉がぶつかるようになって、株同士の日当たりが悪くなったら気になる部分を間引きします。どちらの株を抜き取るか迷ったら、育成状態が良い方を選ぶようにします。

間引きを行ったバジルは捨てるのではなく、料理などに活用します。使いきれないようなら、ジェノベーゼにしたりドライバジルなどに加工しておくと保存が出来るようになります。バジルがある程度大きくなったら、どんどん収穫をしていきます。大きくなったものを収穫していくことでわき芽が育つようになり、新しいバジルが育ちやすくなります。

小さいものより大きくなったものから摘み取っていくことで、葉を増やすことが出来ます。摘み取ったところから二手に分かれて育っていくので、単純に2倍の量になっていきます。間引きや収穫をしていくうちに葉の色が薄くなってきたら、追肥をして栄養を与えるようにします。収穫後や間引き後は栄養を吸収しやすくなっているので、葉の色が変わってきたら栄養を与えるようにします。

バジルの歴史

原産国や生息地はインド地方といわれ、ヒンドゥー教の神に捧げる高価な植物だったのです。人々の幸福を願う意味が込められ、寺院や家の周りに植えられていたのです。約4000年前にはエジプトにも伝わるようになり、さらに南部ヨーロッパやローマなどに伝わったとされています。バジルの語源はギリシャ語の「王」を意味し、「Basuleus」から派生したとされています。

紀元1世紀ごろには医師で薬草学者であるディオスコリデスは、バジルとワインを一緒に食べると視力回復にいいと人々に勧めていたのです。16世紀ごろにはヨーロッパやインドを経由して、日本にも伝わったのです。日本は江戸時代で、バジルをメボウキと呼んでいたのです。この呼び名は江戸時代に水に浸しておくとゼリー状に変化する種を用いて、目に入ったホコリなどの異物を取り除いていたことからこう呼ばれるようになったのです。

古代エジプトでは意識を覚醒させる香りとして利用し、編み込んで冠にも利用していたのです。古代インドのアーユルヴェーダでも使われていて、精油として使われていたという古い歴史もあります。この精油は眠気冷ましの効果や、集中力を高められるとして古くから重宝されていたのです。

バジルの特徴

バジルは暖かい地域を好んでいて、日本の夏の時期でも育てやすいハーブです。熱帯アジアやアフリカなどの広い範囲で育てられていて、寒さに弱く湿り気と有機物を好むことが特徴的です。150種類の品種があり、一般的に家庭料理などで使われているのはスイートバジルです。スイートバジルは代表種の一つで、柔らかで艶やかなことが特徴です。

多くは食用として利用されていて、イタリア料理やトマト料理に使われています。香りの立ちがとても早く、すぐに湿ってしまうので料理の仕上げに使われるのが一般的です。包丁などの金属を使ってしまうと香りが弱くなってしまうので、手でちぎって使うのが良いとされています。

胃腸の機能を高める効果もあり、食欲を促進して吐き気を鎮める効果があります。胃腸の調子を整えるので、胃の健康を維持することが可能です。消化不良や食欲不振、膨満感にも働きかける効果があります。

香りには心のバランスを整え、リラックス効果をもたらします。イライラや不安感、憂鬱感にも効果的です。神経のバランスを整えてくれるので、精神の疲労感を回復してくれます。集中力を高めたいときや、脳のリフレッシュにも使うことが出来るのです。

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