タツタソウの育て方
育てる環境について
タツタソウの生息地は落葉樹の下などであり、山地の明るい林床だと言われています。
栽培を行う時のポイントとしてこのような環境を作り上げることが育て方のコツとも言えます。落葉樹林下と言うのは、落葉が多数ある湿り気を持ちながらも太陽の光が当たる場所であり、
木々に葉が有る時などは日陰になる場所でもあるのです。春時期は太陽の光が当たり、夏になると木々は葉が生い茂り、タツタソウが生息している林床は日陰になります。しかし、風通しが良い環境になっていると言った環境の中に生息している植物であり、
春時期は太陽の光をたっぷりと浴びさせることが出来、それ以降の時期は50%の遮光下で管理を行える環境が栽培のポイントとなります。また、真夏の太陽の光はタツタソウにとってはダメージが大きく、葉焼けなどをしてしまう事もあるので、75%程度の遮光が可能になり、
且つ、風通しが良い環境の下で管理を行う事がコツです。冬場は冬芽が露出している場合には増し土で覆土をしてあげたり、ビニールハウスなどを作って育ててあげるのが良いです。尚、タツタソウは種まきで栽培が可能な植物であり、既存の種をとってまくと言う形にで行えます。
種まきに適しているのは5月の下旬頃から6月にかけてであり、植え付けや植え替えに適している時期は5月の下旬から6月の上旬にかけての約1か月ほどになります。開花時期は環境にもよりますが、3月頃から4月頃、もしくは4月の下旬から5月頃であり、肥料は4月の下旬から6月にかけて施してあげると良いです。
種付けや水やり、肥料について
鉢植えで育てる場合は、株よりも少し大きめのものを選びますが、タツタソウの株は大きく広がる事からも、駄温鉢などの深さを持つものが良いとされます。用土は栽培における重要な要素であり、みじんを抜いてある、粒径が2mmから5mmほどの硬質鹿沼土を5、赤玉土を4、軽石土を1の割合で混ぜ合わせて用土を作ります。
また、市販されている山野草用培養土を利用しても元気に成長してくれます。尚、タツタソウは本来根を触られることを好まない植物であり、植え付ける時や植え替えを行う時などは、株を抜いた時などは、根の周りを軽く整理するような形で行い、
中央についている根土などを崩さないように優しく扱う事がポイントとなります。肥料については、気温が上昇する4月の下旬頃から6月下旬頃、9月下旬から10月下旬に施してあげると良く、適している肥料は窒素やリン酸、カリウムなどが同量になっている液体肥料を使い、
これを2週間に1度の割合でこれらの時期に施してあげます。また、4月下旬頃と9月下旬頃にはそれぞれ1度ずつ置き肥を施してあげるのが良いです。尚、水やりについても管理が大切で、タツタソウの根は乾燥しているのを嫌いますので、一定の湿気が必要になります。
水やりは1日1度の割合でたっぷりと与えて行きますが、真夏の時期は朝に水を与えてしまうと、その水が高温になってしまい、根腐れを起こさせる要因に繋がりますので、夏場の暑い時期などは夕方以降に水やりを行うのが大切です。
増やし方や害虫について
タツタソウは元気が良いものなどは、根が多く広がる傾向にあるため、2年に1度の割合で植え替えを行うと良いでしょう。植え替えを行う時は、根のまわりを軽く整理し、中央の根土を崩さないように行い、軽く根を解してあげて行うようにします。
また、植え替えを行う最適な時期は葉が固まる時であり、5月下旬から6月上旬頃、9月下旬から10月上旬の何れかであり、葉を持つ時期が適期になります。タツタソウはうどんこ病や白絹病などが発生する事が有りますが、うどんこ病は湿気が多い梅雨時期に多く見られるため、多湿を避けることが大切です。
また、植え替えを長期間行わないと白絹病が起きてしまうので2年に1度を目安にして植え替えを行い、白絹病を防止させます。主な害虫としてはナメクジやヨトウムシなどが発生しますが、これらの害虫は芽だしの時期に多く見られ、新芽を食害するので注意が必要です。
増やし方の方法としては株分けによる方法と種まきの何れかが可能です。株分けは植え替えを行う際に同時に行うのが良いです。根や芽などが多数ついた状態に株を分けてあげれば花が咲いた時などは綺麗な状態になりますが、株を小さくしてしまうと、
株が萎縮して枯れてしまうので注意が必要です。種まきによる増やし方は、花が終わった後に、指の爪ぐらいの大きさの果実が出来、熟すことで中に種が出来るので、それを採取してまくことになりますが、種をまいて発芽してから3~4年ほどで開花が可能になります。
タツタソウの歴史
タツタソウ(竜田草)は別名イトマキグサや、イトマキソウ(糸巻草)と呼ばれているメギ科タツタソウ属の植物です。花色は藤紫色や藤色などであり、花によりその色の濃さが異なるため、複数を植え付けることで色合いのアクセントを楽しめるなどの魅力が有る事からも栽培を使用とする人が多いと言います。
尚、この植物の学名は英語表記では「Jeffersonia dubia」となりますが、「Jeffersonia」は人名であり、「dubia」の部分と言うのは、「疑わしい」、「あいまいな」と言った意味を持っています。また、この植物の原産地は朝鮮半島北部や中国東北部、アムール地方などであり、
落葉性を持ち、耐寒性や耐暑性においては平均的な耐久性を持つのが特徴で、主な生息地はす。自生しているものは、中国東北部、朝鮮半島の北部などであり、主な生息地と言うのは山地の明るい林床と言われており、東アジアにおける野草の一つでもあるのです。
尚、タツタソウは苦味健胃薬として利用されると言いますが、日本国内においては古くから春の山野草として人気が高いと言われています。タツタソウに含まれる成分と言うのは、アルカロイドのベルベリンと呼ばれる成分であり、利用するのはこの植物の根茎で、生薬として利用されることが多いものであり、
鮮黄連(せんおうれん)と言う生薬名になります。因みに、ベルベリンと言うのは、黄色と苦味の成分であり、大腸菌などの腸内細菌、コレラ菌、チフス菌、黄色ブドウ球菌などに対する強い殺菌力や抗菌力、そして下痢止め効果があると言います。
タツタソウの特徴
下痢止め効果を持つ成分を含むと言うタツタソウは、別名をイトマキグサ(糸巻草)と言いますが、この名前の由来と言うのは、葉の形から付けられていると言います。タツタソウの花と言うのは、葉の展開に先立ち咲く種類と、同時に咲く種類が有り、茎先には花径1㎝から2㎝ほどの花を一輪ずつつけます。
また、この花の色と言うのは淡い紫色などであり、花びらの枚数は6枚から8枚と言われています。尚、下痢止め効果を持つ成分と言うのは、アルカロイドのベルベリンと呼ばれるものであり、根茎を干す事で生薬の鮮黄連(せんおうれん)となり、苦味健胃薬として利用されているのです。
タツタソウの葉の特徴は、根際から生える葉であり、この葉は先が窪んだ心臓のような形をしており、蓮の葉に似ていると言います。草丈は10センチから25センチ程で、多年草の植物で、開花時期は3月頃から4月頃であり、日本においては古い時代から春を告げる山野草として知られている植物です。
春になると芽を出して花茎をのばしていき、葉を開くとともに淡い紫色の花を上向きに咲かせます。花びらの枚数は先ほども説明をしたように6枚のものや8枚のものが有りますが、花は1茎1花となっているのが特徴で、1芽からは数本の花茎が出て多数の花を咲かせるのも特徴です。
大株になってくると、一つの株で花が一面を覆っているようになるので豪華さも有り魅力的な植物です。また、花が終わりになると、葉柄は伸びていき、花より上に葉が大きく広がっていくのもこの植物の特徴です。
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