イレシネの育て方

イレシネの育て方

イレシネは、熱帯アメリカやオーストラリア、ブラジル南部、エクアドルなどを中心に温帯地方に約40~70種類ほど自生しているヒユ科、マルバビユ属の植物です。自生地は暖かい地方ですので多年草ですが、日本のような地域では冬は室内で育てます。

育てる環境について

イレシネは暑さにとても強く、寒さに弱い、日向を好む植物です。育て方としては、春~秋にかけては戸外で育てて、できるだけたくさん日光をあててあげましょう。日光をあびると葉っぱの色が鮮やかになります、しかし、あまりに真夏の直射日光が強いと、

葉っぱの組織が壊れ変色してしまう葉焼けが起こってしまいますので、その場合には半日陰へと移動させるようにして下さい。冬は、霜にあたるとかれてしまいます。熱帯地方を生息地とする植物のなかでは、耐寒温度は0~5度と寒さに強いほうですが、

暖地以外の日本のような場所で冬を越すのは難しいので、冬場は室内に入れてあげるようにしましょう。その際、ガラス越しの日光にできるだけ当ててあげるようにしましょう。4月中旬から10月は、戸外の日当たりの良いところ(ただし真夏の強い日差しは避けます、

7月中旬~9月上旬は30~50%程度遮光したほうが良いです)、11月から4月上旬は室内の日当たりの良いところ、最低温度は5度以上で管理してあげましょう。冬を越えて、木の形が乱れたら、適度に切り戻して整枝していきます。時期は、新芽を吹く3月下旬~4月上旬ごろに行うのが適しています。

またこの際に切り戻した枝は、挿し穂に利用することができます。株の寿命は長くないので春に挿し芽や株分けをして新しい株をつくっておくと良いでしょう。茎を間延びさせずに、葉をよく茂らせるには春~夏にかけてこまやかに摘芯してあげることです。

種付けや水やり、肥料について

イレシネの植え付けや植え替えは、霜の心配のなくなってくる春に行います。土は市販の花と野菜の土か、観葉植物の土などの、腐植質で水はけの良い用土(赤玉土小粒7割、腐葉土3割、もしくは赤玉土中粒7ワイ、腐葉土3割の配合でも良いです)が良いでしょう。

植え付けのときは、鉢植えでしたら3号ポットくらいではじめ、5月~6月ごろに5~6号鉢に植え替えてあげるのがよいです。イレシネの水やりについては、乾燥にも多湿にも強くありませんので、過剰な乾かしすぎや、過剰な水の与えすぎにも、ともに気をつけるようにしましょう。

春から秋にかけては鉢の土が乾いたら、夏は鉢の土が乾かないように水を与えましょう、基本的に鉢の土の表面が少し白くなってきたら水を与えれば大丈夫です。冬は少し乾かし気味に管理するようにしましょう。冬場は、水を吸い上げる勢いが鈍っていますので、

水やりを控えるようにして、表面が白くなってから、さらに2,3日してから水を与えるようにしましょう。イレシネは、肥料をそこまで必要とする植物ではありませんが、春~秋の生育期に、緩効性の化成肥料を2ヶ月に1回程度置き肥したり、液体肥料を10日~2週間に1度施す程度でよいでしょう。

生育期に肥料を与えることで株の充実をはかります。肥料をたくさん与えすぎると、葉っぱの色が悪くなってしまうこともありますので注意して下さい。生育が旺盛ですので、大きくなりすぎたら早め早めに刈り込んでいって、葉の姿を楽しむようにしましょう。

増やし方や害虫について

イレシネは、比較的害虫や病気に強い植物で栽培しやすいと言われていますが、春~秋にかけては炭そ病に注意してあげるようにしましょう。害虫は、室内では一年中、戸外では春から秋にかけて新芽や葉の裏側にアブラムシやハダニ、ナメクジ、ヨトウムシが発生しやすくなります。

特に高温期には気をつけるようにしましょう。種から増やす場合は、5月~6月にかけて市販の種をまきます。3号くらいのポットに種が隠れる程度に土をいれ、土を乾かさないように管理します。2~3週間ほどで子葉が開いてきますので、本葉が2枚くらい開いてきたら、

親株と同じ土で植え替えてあげましょう。挿し芽でふやしてきく場合、5月~9月にかけて行いましょう。秋の9月下旬~10月上旬ごろでも行えます。茎を5~10センチ程度に切り、先端の葉っぱを2枚程度つけておき、残りの下葉をおとして、15~20分ほど水揚げしてあげます。

葉っぱが多いと、呼吸、蒸散作用が盛んで葉がしおれやすいので、葉っぱは2~3枚程度が良いでしょう。また、切り口は斜め切りと水平きりがあり、水平切りは発根のスピードが遅いですが根が多く出ます。斜め切りは発根スピードは速いですが、

根の量は水平切りよりも少ないです。通常は斜め切りで行うことが多いです。あれば、発根促進剤をつけて、茎の下半分から3分の1程度を土のなかに挿して、明るい日陰に置き、土を乾かさないように管理すれば、2~4週間で鉢上げすることができます。

イレシネの歴史

イレシネは、熱帯アメリカやオーストラリア、ブラジル南部、エクアドルなどを中心に温帯地方に約40~70種類ほど自生しているヒユ科、マルバビユ属の植物です。自生地は暖かい地方ですので多年草ですが、日本のような地域では冬は室内で育てます。

葉っぱの形がタマゴのようで丸いことから、マルバビユとよばれることもあります。学名は、Iresine Herbstiiです。主な園芸品種はイレシネヘルブスティと呼ばれる葉が赤紫色で葉の脈がピンクのもの、イレシネヘルブスティアウレオレティクラタとよばれる葉は緑色で葉の脈が黄色のもの、

イレシネリンデニーピンクファイアとよばれる葉は緑色で桃色の斑が不規則にはいるもの、イレシネパープルレディと呼ばれる葉が暗紫色で茎は20センチ程度のびるとたれるものなどがあります。葉が美しいことから寄せ植えのカラーリーフとしてもよく利用されています、

花も咲きますがあまり目立たないので観賞価値はほとんどありません、選ぶときには、葉がしっかりしていて特徴がよく出ているものを選ぶようにしましょう。熱帯の植物ですが、そのわりには比較的寒さには強い植物で、0度くらいの低温に耐えられますが冬は室内や温室内に入れてあげるのが良いでしょう。

日本に入ってきた時期は、確定されてはいませんが、明治中期に渡来したのがブラジル原産の葉っぱが広卵形のもので、大正初期に渡来したのがエクアドル原産の葉っぱが披針形のものといわれています。イレシネの花言葉は、目立たない愛です。

イレシネの特徴

イレシネの特徴としては、カラフルな葉で、葉の脈が目立ちます。葉っぱに光沢があり、少し縮れるようなのも特徴です。葉っぱの色が鮮やかなので寄せ植えのカラーリーフや、花壇のポイントにもよく使われ人気があります。草丈は30~60センチ程度になり、45センチくらい広がります。

また熱帯に分布しているため、寒い冬は室内に入れますので鉢植えで管理するのが便利です。冬は戸外では寒さでかれてしまいますので、一年草と割り切って、春~夏のカラーリーフとして楽しんでしまうのであれば、花壇でも楽しむことができます。

最近人気のあるイレシネは、ブラジル原産のヘルブスティイレシネで、株全体が濃い赤紫色で、派手な草で、葉先がつぶれたような形をしているのが特徴です。葉の色は日光が強いほど鮮やかになりますので、なるべく日当たりの良い場所においてあげるのが良いでしょう。

比較的丈夫な植物で、病虫害もつきにくいです。植え付け時期としては、5~6月、肥料をやる時期としては5~10月までを目安にすると良いでしょう。また、ヘルブスティイレシネ以外にもイレシネリンデニーという品種も人気があります。リンデニーの中でも葉色がピンクのピンクファイアーと葉色のレモンイエローの

シルバーファイアーというのが広く出回っています。どちらも葉の先端がとがっています。ピンクファイヤーは緑色の葉に赤い斑が不規則にはいる品種で、遠くからみるとポインセチアのようにも見えます。鮮やかな色でインパクトがあるので、寄せ植えのポイントとして使うのに人気がある品種です。

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