コルジリネの育て方

コルジリネの育て方

コルジリネはキジカクシ科のセンネンボク属に属します。原産地は東南アジア、オーストラリア、ニュージーランドなどでの熱帯から亜熱帯地帯に分布し、約20種類があるといわれています。常緑の低木または高木でミニ観葉から大鉢仕立てで楽しむことができます。

育てる環境について

コルジリネはその原産地からもわかるように、熱帯や亜熱帯に生息する植物です。そのため温度変化にはあまり対応力がありません。極力日差しが当たる窓際の暖かい場所に置くのが望ましいと思います。日差しの弱い場所に置いた場合、新葉の発色が悪くなって葉全体がくすんだ色になります。

葉の色の鮮やかさや色のコントラストが特徴のコルジリネですから日差しの管理には注意しましょう。春と秋にはコルジリネ全体に日光が当たるようにしましょう。夏の日差しが強い時期は直射日光は少し避け、明るい日陰などに場所を移動するようにしましょう。

また、日差しが少なくなる冬の時期は室内の暖かい場所に置き、ガラス越しにたっぷり日差しが当たるようにします。ただし冬の時期室内の窓際は夜間冷え込みますので窓際から少し離して置くようにします。暖かい地方に住んでいるのであれば屋外で冬越しさせることも可能ですが、

できるだけ冬の時期は室内に入れることをお勧めします。その他に気をつけなければいけないことに、冬の時期室内は暖房器具などの使用により暖かさは確保できますが、室内が乾燥気味になることがよくあります。乾燥気味になるとハダニなどが発生する原因になります。

室内が乾燥していると感じた場合、霧吹きなどでこまめに葉に水分を与えるようにして下さい。コルジリネは比較的手間がかからず育てやすい植物ですが、日差しの管理と乾燥にはある程度注意した方が元気に育てることができます。

種付けや水やり、肥料について

春から秋の生育期には鉢の表面が乾いて白くなってきたら水を与えるようにします。夏の暑い時期は毎日与えるようにします。また冬の寒い時期は土の表面を少し渇き気味にしながら水を与えるようにします。ただ年間を通して霧吹きなどでこまめに葉水することをおすすめします。

肥料はあまり必要としない植物ですが、春から秋にかけての生育期には暖効性化成肥料を2か月に1回を目安に置き肥します。暖効性化成肥料とは、ゆっくり効き目をあらわし、その肥料効果が長く続くように改良されたものです。ガーデンショップやホームセンターなどで購入することができます。

また月に2回程度液体肥料を与えるのも元気に育つためにはいい方法だと思います。月2回などが煩わしい人にはアンプルに入った液肥を土に挿して与えても効果的な方法です。生育がよいと茎が長く伸びますが、地下茎が大きくなりすぎたり下葉が落ちた場合は春から秋に挿し木をして再生させるようにします。

また葉にホコリやゴミなどがたまってきて葉が白くなってきたら、やわらかいガーゼなどを水に浸して優しく葉をふいてホコリやゴミをふき取って下さい。ホコリやゴミがたまったままにしておくと、せっかく日差しに当たるような

場所に置いていてもその効果は半減してしまいます。またコルジリネは観葉植物ですので、枯れてきたような下葉はそのまま放置せず、取り除いて下さい。その方が見栄えもよくなり、観葉植物としての意味があります。

増やし方や害虫について

コルジリネを増やす場合は、5月から8月に挿し木を行って増やします。挿し木の方法は、茎は5~10cm、根茎は2~3cmにハサミで切り、赤玉などの挿し木用の土を入れた鉢に挿します。この他にも茎挿し、茎伏せ、根伏せなどの方法で容易に増やすことができます。

天芽を挿す場合は葉を麻ひもなどで軽く縛って蒸散を防ぐようにします。挿し木した鉢は明るい日陰などに置き強い直射日光などが当たらないようにします。用土を乾かさないように管理していれば1か月くらいで発根し、新しい芽も出てきます。

約2か月後には鉢から出せるようになります。コルジリネにつく害虫はカイガラムシやアブラムシ、ハダニなどが有名で、年間を通して発生します。これは乾燥が進むと発生しやすくなります。害虫がついてしまったら、ガーデンショップやホームセンターなどで

ケルセンやモレスタンなどの殺ダニ剤を購入して散布し駆除するようにして下さい。ハダニに関しては葉水など小こまめにし散ればハダニ予防になります。カイガラムシは見つけ次第歯ブラシなどでこすり落とすか、カイガラムシ専用の殺虫剤などを散布して駆除して下さい。

また葉に黒く丸い斑点があらわれる炭そ病には、病気にかかった葉を摘み取って焼き払うなどの処置をするか、ダイセン水和剤、ベンレート水和剤を散布するなどします。また室外に置いておいてナメクジなどが葉についているのを見つけた場合はすみやかに取り除いて下さい。

コルジリネの歴史

コルジリネはキジカクシ科のセンネンボク属に属します。原産地は東南アジア、オーストラリア、ニュージーランドなどでの熱帯から亜熱帯地帯に分布し、約20種類があるといわれています。常緑の低木または高木でミニ観葉から大鉢仕立てで楽しむことができます。

草姿が似ていることからドラセナ間違われやすいですが、肉質の地下茎があることで区別することができます。ハワイなどではティ(Ti)と呼ばれ神聖な木として家の玄関先などによく植えられています。また伝統的なフラダンスの衣装やレイ、髪飾りなどの素材としても広く利用されています。

一般に流通している品種は、新緑が鮮やかな赤色になる「アイチアカ」で、葉が古くなってくると鮮明な赤から暗めの赤色へと葉の色が変化します。コルジリネ・ストリクタは濃い緑色の葉で光沢はほとんどなく「スバル」は葉の中央部に淡い黄緑色の縦縞が入ります。

比較的最近輸入された「グラウカ」は葉の幅が広く、濃い緑色の葉がとても美しい品種です。コルジリネ・オーストラリスはニュージーランドが原産で、ニオイシュロランの和名があります。樹高が10m近くまでの大きさになり、寒さにも比較的強いことから

関東地方以西の地方では庭植えされた家を見かけることがあります。またその大きさから店のインテリアの一部として飾られ、観賞価値もかなり高い品種の1つといっていいでしょう。育て方が比較的簡単で栽培しやすいこともインテリアとして広まった要因の1つです。

コルジリネの特徴

コルジリネの特徴は何と言っても赤色や黄色などの色に染まる、新葉の葉の色が魅力です。小さめの鉢で観賞するタイプのものから、数メートルを超す大きさになるタイプのものまで幅広く楽しむことができるのが、観葉植物として幅広く人気がある理由ではないでしょうか。

原産地や生息地からもわかるように暖かい場所を好む品種で、家の窓際に置いて観賞するのにも適し、商業スペースの無機質な場所に大きな品種を置くことで回りの雰囲気を変えてくれます。花を咲かせるわけではないので、少しくらい手をかけなくても枯れたりしないのが

忙しい現代人には向いた品種とも言えます。「レッド・エッジ」と呼ばれる品種は他の品種と比べて葉が少し細いのが特徴で、濃い緑色の葉に淡い赤色の覆輪斑が大きく入り、色のコントラストがとてもはっきりしていて鮮やかです。地中に球根のような太い地下茎を

持っているのが特徴ですが、この地下茎が成長して鉢一杯になると根詰まりを起こして成長に影響がでます。1~2年を目安にして植えかえるのが、長く観賞するためにはいいと思います。5~7月が植え替えの時期に適しています。鉢から地下茎を抜いて余分の土は払い落し、

その時に傷ついた根があれば消毒したハサミなどで切り落とすなどの処理をしてください。処理した後今までより少し大きめの鉢に植え替え新しい土を入れます。根を処理した場合、根が水を吸い上げる力も少しなくなっていますので少し時間をおいてから水を与えるようにして下さい。

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